【肌育注射】マイクロボトックス(スキンボトックス)って何?効き目や変化が出やすい部位を院長が解説!
SNSで「マイクロボトックス」や「スキンボトックス」という言葉を見かけて、気になって検索してみた。そんな方は多いのではないでしょうか。 「普通のボトックスと何が違うの?」 「失敗した、という話も聞くけど大丈夫?」 「そもそも、なんでこんなに値段が違うの?」 調べるほどに呼び名も情報もバラバラで、かえって分からなくなってしまいますよね。 この記事では、マイクロボトックス(スキンボトックス)の基本を一つずつ整理していきます! この記事のポイント マイクロボトックスとスキンボトックスの関係と、呼び名が複数ある理由 毛穴・テカリ・小じわに効く仕組み(なぜ効くのか) 失敗が起きる原因と、クリニック選びで確認したいこと 同じお薬なのに料金差が生まれる理由(技術料の内訳) 効果の持続期間・ダウンタイム・痛みなどの実用情報 01マイクロボトックス(スキンボトックス)とは? 先に結論からお伝えすると、マイクロボトックスとスキンボトックスは同じ施術です。 そして通常のボトックスとの違いは、製剤ではなく「打つ深さ」にあります。 『マイクロボトックス』とは…ボトックスを“肌の薄層”に打つ施術! マイクロボトックス(スキンボトックス)とは、ボツリヌストキシンという製剤を、皮膚のごく浅い層(真皮層)に注射していく施術です。1箇所あたりの量をぐっと少なくして、お顔全体に細かく何箇所にも分けて打っていきます。 また使う製剤そのものは、通常のボトックスと“全く同じ”です。 浅い層に留まった製剤は筋肉まで届かないため、表情はほぼ変わりません。その代わり皮膚そのものに働きかけて、毛穴・皮脂・小じわ・汗といったお肌表面の悩みを整えてくれます。 通常のボトックスとの根本的な違い 「同じ製剤なのに、どうして効果が違うの?」と不思議に思いますよね。 違いを生んでいるのは、注入する「層(深さ)」です。 通常のボトックスは「筋肉層」に打ち、筋肉の動きを抑えることで表情ジワ(動きジワ)を改善します。 一方のスキンボトックスは「皮膚の浅い層」に打つため、筋肉には作用せず、皮脂腺や汗腺など皮膚側の組織に働きかけます。 項目 通常ボトックス スキンボトックス 注入層 筋肉層 皮膚の浅い層(真皮層) 主な目的 表情ジワの改善 毛穴・皮脂・小じわ・汗の改善 表情への影響 動きが抑えられる ほぼ影響なし 使用製剤 ボツリヌストキシン 同じボツリヌストキシン(当院はボツラックス) 皮膚の浅い層に留まればお肌が変わり、筋肉層まで届けば表情が変わる。 この「深さのコントロール」こそが施術の核心になります! 【院長コラム】マイクロボトックス・スキンボトックス・メソボトックス…と「呼び名」がたくさんある理由 「マイクロボトックス」「スキンボトックス」「メソボトックス」「ダーマトキシン」…。 調べていると次々に違う名前が出てきて、「全部別の施術なの?」と混乱してしまいますよね。 結論、これらはすべて同じ施術を指しています。 この施術には統一された学術名称がなく、それぞれのクリニックが“独自の名前”をつけて呼んでいるんです。 名前が分かれているのは、同じ施術の「どこに注目したか」の違いです。少量ずつ細かく打つ手法に注目すれば「マイクロボトックス」、筋肉ではなく肌に効かせるという目的に注目すれば「スキンボトックス」。見せ方(聞かせ方)が違うだけで、中身は同じなんですね! この記事では、分かりやすいように「マイクロボトックス(スキンボトックス)」と併記してお伝えしていきますね。 02マイクロボトックスの効果とは? マイクロボトックスで期待できるのは、テカリ・顔汗・化粧崩れ・毛穴の開き・小じわといった、お肌表面の悩みの改善です。効果が生まれる理由は大きく2つありまして、「皮脂腺・汗腺への直接作用」と、ボトックス自体が持つ「抗炎症作用」です。 働きかける相手が違うので、悩み別に分けてお伝えします! テカリ・顔汗・化粧崩れへの効果…皮脂腺・汗腺に直接作用する! 皮膚の浅い層に打たれたお薬は、皮脂を分泌する「皮脂腺」と、汗を出す「汗腺」に直接働きかけて縮小させ、分泌そのものを抑えます。 テカリの軽減:皮脂の分泌が抑えられ、Tゾーンの脂っぽさが出にくくなる 化粧崩れの改善:皮脂によるヨレ・崩れが起きにくくなる 顔汗の抑制:顔全体の汗の分泌が穏やかになる 「昼過ぎには鼻のあたりがテカってくる」「夕方にはメイクがヨレてしまう」という方に向いた効果です。 毛穴の引き締め・小じわ改善への効果…抗炎症作用が働く! もう1つの働きが、ボツリヌストキシン自体が持つ「抗炎症作用(炎症を抑える働き)」です。 お肌の中では、目に見えない小さな炎症が起きていることがあります。この炎症が、毛穴の開きや小じわ、炎症による酸化ダメージ(肌老化)の原因のひとつ。 スキンボトックスで炎症が鎮まると、次のような変化が期待できます。 毛穴の引き締め:炎症による毛穴の開きが落ち着く 小じわの改善:目元・口元のちりめんじわが目立ちにくくなる 肌老化の予防:酸化ダメージを抑え、エイジングケアにつながる 「毛穴が引き締まる」という紹介はよく見かけますが、その理由が抗炎症作用にあることまでは、実はあまり知られていないんですね! 【院長コラム】男性でも受けられる——当院で実感している変化 皮脂や汗の悩みは性別を問わないので、実は男性にも効果的です。 マイクロボトックスは、男性のテカリ・皮脂・毛穴の悩みにも同じ仕組みで働きますので、皮脂腺の働きに性別は関係ないので、男性でもしっかり効果を感じていただけます。 最近では『皮脂がすごいんですが…、僕でも施術できますか?』といった男性からのご相談も多くなっています! 03マイクロボトックスはなぜ高い? 「普通のボトックスより、ずいぶん高くない?」 料金表を見比べて、そんな疑問を持った方もいるはずです。同じ製剤を使うのに料金が違うのには、はっきりした理由があります。 Q. 通常ボトックスと比べてどのくらい高い? 当院の料金を例にすると、通常のボトックス(額のみ)が8,800円なのに対し、マイクロボトックスは全顔で50,000円前後です。 単純計算で数倍ですが、範囲の差だけでは説明がつかない部分が残ります。そこにあるのが、技術面の理由です。 Q. 同じ製剤なのになぜ価格差が生まれるのか 実は価格差の正体は製剤代ではなく、「技術と時間」にあります。 先ほども解説した通り、マイクロボトックスは皮膚の『非常に薄い層』に、何度もミスがないよう注入する必要があります。 通常のボトックス注射のように『気になる部分に打って終わり』というわけにはいきません。 詳しくはこの次に紹介しますが、ボトックスは本来、筋肉に打つことで「筋肉の活動を和らげる(表情ジワの解決)」が期待できます。 この製剤がもし表層部ではなく、筋肉に入ってしまったら…例えば、綺麗なほっぺたを目指そうと思っていたのに、失敗されて「ほっぺたが引き攣った顔になってしまった」ということになりかねません。 つまり、丁寧な施術を行うのは大前提、そもそも『表層部に何度も打たなければならない、しかも失敗するとあなたの美しさが損なわれる』という観点から、施術をしっかり時間をいただいて細心の注意を払って行う必要がある。だからこそその分の技術料がどうしても発生してしまうというわけなんです。 他の施術が丁寧じゃないというわけではなく、「しっかり施術時間をいただく必要がある」と理解いただけると嬉しいです! 04マイクロボトックスで失敗が起きるのはなぜ? 失敗の原因は「注入する層の深さ」 先ほども解説したように、失敗の多くは、製剤そのものの問題ではなく「施術ミス」で起こります。 本来は皮膚の浅い層に留めるべきお薬を、技術不足によって誤って「筋肉層」まで深く注射してしまうんですね。 筋肉層に届いたお薬は、意図せず表情筋の動きを抑えてしまいます。その結果、「表情が引きつる」「笑えなくなる」「口角の高さが左右で違う」といったトラブルにつながってしまうんですね。 ボトックスは『溶かして戻す』ができない もう1つ、施術を受ける前に知っておきたいことがあります。ボトックスは、ヒアルロン酸のように「溶かしてやり直す」ことができません。 ヒアルロン酸なら、万が一仕上がりに問題があっても「ヒアルロニダーゼ」という溶解剤で修正できます。しかしボトックスにはその手段がなく、失敗した場合は効果が自然に切れるまで数カ月間待つしかないんです。 だからこそ、「最初から正しい深さに打てるクリニック」を選ぶことが何より大切になります。 05まとめ:マイクロボトックスは「どの深さに打つか」で結果が決まる! この記事のポイント マイクロボトックス(スキンボトックス)とは、皮膚の浅い層に細かく打つ施術。通常ボトックスとの違いは注入する層にある 毛穴・テカリ・小じわ・汗に効く理由は「皮脂腺・汗腺の縮小」と「抗炎症作用」の2つ 失敗の原因は、誤って筋肉層に打ってしまう手技のミス。ボトックスは溶かして戻せない マイクロボトックス(スキンボトックス)を一言でまとめるなら、「どの深さに打つか」がすべての施術です。 浅い層に留まればお肌が整い、筋肉まで届けば表情が変わってしまう。効果も、料金も、失敗のリスクも、この「層のコントロール」が決めています。 クリニックを選ぶときは、「どんな針を使っているか」「どの深さに打つのか」を確認してみてください。この2つに具体的に答えてくれるかどうかが、ひとつの物差しになるかと思います! 気になった方はお気軽にご相談ください!