【適齢期はいつ?】肌育注射(スキンブースター)の効き目や推奨年齢を院長が回答!
「ヒアルロン酸と何が違うの?」「種類が多すぎて選べない」「本当に意味があるのか確かめたい」。 肌育注射に興味を持ちながらも、こんな疑問が解消されないまま検索している方は多いのではないでしょうか。効果の出方に時間がかかるという側面も含めて、仕組みから費用・向いている人まで院長が詳しく解説します! この記事でわかること 肌育注射の仕組みとヒアルロン酸・ボトックスとの根本的な違い リジュラン・ジュベルックなど主要製剤4系統と悩み別の選び方 「意味ある?」への正直な回答と向いている人・向いていない人 通院スケジュール(月1回×3回)と年間費用の目安 20代・30代それぞれへの本音 01そもそも「肌育注射」って何? 肌育注射の説明として「コラーゲン生成を促す注射」という説明を聞いたことがある方は多いと思います。 でも実際に「どんなしくみでコラーゲン生成を促すのか」をはっきりと説明できる方は、あまりいないのではないでしょうか? 肌育注射:30歳から衰えはじめる「線維芽細胞」を呼び起こす! 私たちの肌には、真皮(しんぴ:皮膚の奥にある土台の層)というところに、線維芽細胞(コラーゲンを作る専門の細胞)が存在します。この細胞がコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作り続けることで、肌のハリと弾力が保たれています。 ところが25歳前後になると、線維芽細胞は加齢・紫外線・乾燥・ストレスなどの影響を受けて徐々に『休眠状態』になり始めます。 作り出せるコラーゲンの量が減り続け、30歳以降は年間約1%ずつ、40代では年間10%前後のペースで失われていくとも言われています。 肌育注射は、その眠っている線維芽細胞に有効成分を届けて「起こす」治療です。起きた細胞が再びコラーゲンやエラスチンを作り始めることで、肌質そのものが変わっていきます。いちど起こした細胞は、時間が経つとまた休眠に向かうため定期的な通院が必要になります。これが「月1回×3回」の基本スケジュールの理由でもあります。 ヒアルロン酸・ボトックスとの違い 「肌育注射」は「スキンブースター」とも呼ばれます。スキンブースターとは、皮膚の内側から肌機能そのものを底上げする(ブーストする)治療の総称です。 ヒアルロン酸やボトックスとは、目的が違うというわけです。。 治療 仕組み 目的 効果の出方 ヒアルロン酸注射 成分を補う 形の補正・ボリューム補充 即効性あり ボトックス 筋肉の動きを止める 表情じわの予防・改善 即効性あり ⭐️肌育注射(スキンブースター) 線維芽細胞を活性化 肌質を根本から育てる 2〜3回で実感 ヒアルロン酸は「凹みを埋める・ボリュームを作る」目的に強く、ボトックスは「表情じわを止める」目的に向いています。どちらも即効性がある反面、成分が吸収されたり筋肉の動きが戻ったりすることで、効果は時間とともに薄れていきます。 一方、肌育注射(スキンブースター)は「肌を作る細胞そのものを変える」治療。即効性はありませんが、細胞が育つことで肌質が底上げされ、「肌の土台」が変わっていきます。 3つを「どれが優れているか」ではなく、「目的で使い分けるもの」と捉えると選びやすくなりますね! たとえばたるみが気になる方には、ヒアルロン酸でボリュームを補いながら、肌育注射で肌質そのものを育てるという組み合わせ方もできます。 「即効性も欲しいけど、根本から変えたい」という方には、この組み合わせをご提案することが多いです。 02「意味あるの?」に正直にお答えします これが多くの方の本音だと思います。 結論から言えば、正しく継続すれば肌育注射には意味があります。 ただし「何に効くか」だけでなく、「いつ実感できるか」「どれくらい持続するか」も事前に知っておくと、期待とのずれが少なくなります。 向いている人と、向かない人の違いとは? 次のような悩みや状況に当てはまる方は、肌育注射が特に向いていると言えます。 向いている人: 細胞の生成・回復力が高い方(30〜60代) ニキビ跡・毛穴が気になる方 ハリ低下・乾燥・小じわが気になる方 「一時的な注入による改善」ではなくもっと根本的な改善を求めている方 一方で、次のような状況では向いていない場合があります。 1〜2回で劇的な変化を期待している(治療の性質上、即効性は期待しにくいです) 妊娠中・授乳中の方(製剤の種類によって異なりますが、多くの製剤で禁忌となっています) 施術部位に感染症・強い炎症がある方 引越しや育児などで、数か月にわたる通院が難しい時期 「自分はどちらだろう?」と迷っている場合は、まずカウンセリングでご相談ください。 【院長コラム】今日のあなたが“一番若い”とお伝えしています 60代以降の方からよく『私に肌育がもう遅いんじゃ…』というというご相談を受けます。 結論、肌育に年齢はほとんど関係ありません。というのも肌育注射は「肌細胞をつくる機能を活性化させる」ことが目的であり、むしろ若い方よりも年齢によって「肌細胞を作る機能が低下してきた方」に向けて効果を発揮するからです。 当然年齢を重ねるごとに肌をつくる力は低下してきますが、今のあなたが細胞をつくる力を一番持っているのが“今日”です。 明日からサプリメントを飲むよりも、今日から始めた方が効き目がある、そんなイメージを持っていただくと良いのが肌育注射です。当クリニックでも60代以降の方で肌育注射を実施される方はかなり多くいらっしゃいます。 ただし肌年齢によっては肌育ではなく「ヒアルロン酸」や「ボトックス」の方が即効性を感じやすい方もいらっしゃいます。 売り文句に左右されるのではなく、あなたに本当に合う施術を選んでほしいからこそ、当クリニックではスタッフ・院長がお肌の状況をカウンセリングした上で最適な施術をご案内しています。肌にお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。 いつ実感できる?どれくらい持続するの? 何に効くか ハリ・弾力の回復 毛穴の引き締め ニキビ跡・色素沈着の改善 乾燥・くすみの改善 小じわの軽減 肌全体のキメの向上 いつ実感できるか コラーゲンが産生され始めるのは施術後1〜2か月後です。2〜3回で肌のハリや潤いの変化を感じ始め、3回完了後に「あの頃の肌とは違う」と実感される方が多いですね! 03製剤の種類と悩み別の選び方 製剤の種類と悩み別の選び方 一口に「肌育注射」と言っても、製剤の種類によって成分・作用・向いている悩みが違います。どの製剤が自分の悩みに合うか、ここで大まかに把握しておくとGoodです! 系統 主な製剤 特徴 向いている悩み PN(ポリヌクレオチド)系 リジュラン、リズネ サーモン由来。組織修復・再生を促す 毛穴・ニキビ跡・くすみ PDLLA(ポリ乳酸)系 ジュベルック、ジュベルックシャイン 植物由来。効果の持続が長い ニキビ跡・ハリ低下・小じわ HA(ヒアルロン酸)系 プロファイロ、ボライト 保湿と弾力を同時に高める 乾燥・ハリ低下 アミノ酸系 スネコス パフォルマ ヒアルロン酸+6種のアミノ酸配合 小じわ・乾燥 04「何歳から始めるべき?」20代・30代に、率直に伝えたいこと 20代の方へ…「20歳」と「20代」では基準が異なります 20代の方でまず気になるのが「まだ早いんじゃないか」という点ですよね。 まずお伝えしたいのが、肌をつくる細胞は25歳を目安に大きく変化します。 つまり成人直後の人はまだまだご自身で細胞をつくる機能が活発なままの傾向がありますが、25歳を過ぎると『つくる力』はあるものの、細胞自体が『休眠状態』になりやすいです。身体のつくりもありますが、会社や日々の生活など、さまざまな部分で食生活やストレスなどの影響を受けやすいからとされています。 ですので20代で肌育注射を検討されている方は、学生時代と私生活が変わってきたかどうか、をひとつの基準に肌育注射を試していただくのがいいと思います! 30代の方へ…肌育注射の“適齢期”とお伝えしています 「もっと早く来ればよかった」とおっしゃる方も多いのですが、30代から始めても十分意味があります。 今この瞬間から始めることで、着実に肌質は変わっていきます。どの年代でも共通して言えるのは、「始めるのは早いほど細胞の底力が違う。それでも思い立ったときが始めどき」ということ。若いうちからのケアが、長い目で見るともっとも効き目を感じていただけると思っています。 診察室でよく聞かれることを正直にお答えします。 Q. 痛みはどれくらいですか? A. 施術前に麻酔クリームを30〜60分塗布するので、チクチクする程度です。「思ったより全然平気だった」とおっしゃる方が多いです。 注射そのものへの抵抗感が強い方も、麻酔クリームの効果で驚くほど楽だったとおっしゃいます。痛みが特に心配な方は事前にお気軽にお申し出ください。 Q. 他のレーザーや注射と同時にできますか? A. 組み合わせが可能なものも多いですが、「何でも同時にやればいい」というわけでもありません。 肌に複数の刺激を一度にかけすぎると回復が追いつかないこともあるため、カウンセリングで肌の状態を診た上で、最適な組み合わせをご提案します。 Q. ずっと通い続けないといけませんか? A. 3回の基本クールを終えた後は、半年〜1年に1回のメンテナンスで維持できる方が多いです。 毎月通い続ける必要はありません。「3回以降も毎月来なければ効果が消えてしまうのか」と心配される方もいますが、そういうわけではありませんので、ご安心ください。製剤によって効果の持続期間が違うため、自分のペースで無理なく続けられる計画をご一緒に考えます。 Q. 授乳中でも受けられますか? A. 多くの製剤で授乳中の方はお断りしています。 赤ちゃんへの影響が未確認のものが多いためです。卒乳後に改めてご相談ください。産後の肌ダメージを回復したいというご要望は多く、卒乳後にスタートされる方も多いです。 Q. 副作用やリスクはありますか? A. 主なリスクは赤み・内出血・腫れなどの局所反応で、多くは数日以内に自然に治まります。 重篤な副作用の報告は国内外でも少なく、多くの製剤で安全性は高いとされています。ただし本製剤の多くは薬機法上の未承認製剤(クリニックが正規代理店から個人輸入して使用)のため、万一重篤な副作用が生じた場合は国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。気になる症状が出たときは、すぐにご連絡ください。 05受ける前に知っておきたいこと カウンセリング前に知っておきたい実務情報をまとめます。 手打ちと水光注射の違いと、月1回×3回が基本スケジュールの理由 肌育注射には、医師が手で1点ずつ注入する「手打ち」と、複数の針を搭載した機械で広い範囲を均一にケアする「水光注射(機械注入)」の2種類があります。手打ちは特定部位への集中ケアに、水光注射は広い面積を短時間でまんべんなくケアしたいときに向いています。 「水光注射と肌育注射は別物ですか?」という疑問をよく受けますが、水光注射は「機械で注入する方法の名称」です。使う製剤(肌育注射の成分)は手打ちでも機械打ちでも同じです。施術時間はいずれも15〜30分程度が目安。通院スケジュールの基本は「月1回×3回で1クール→その後半年〜1年に1回のメンテナンス」です。細胞が再び休眠に向かう前に刺激を与え続けることが、持続的な効果につながります。 赤み・内出血は数日で改善 主なダウンタイム症状は以下のとおりです。 赤み・かゆみ:数時間〜1日程度でおさまることが多い 腫れ:1〜5日程度 内出血:出た場合は1〜2週間程度で自然消失 翌日から洗顔・保湿・メイクはほぼ可能です(施術方法による)。 「仕事翌日に行けるか」という点では、赤みや内出血が出なければほぼ通常通りの生活が可能です。内出血が出た場合もコンシーラーで対応できるケースがほとんどで、「3〜7日間外出できない」というほどの影響が出ることはまずありません。大事なイベントの前は2週間以上余裕を持って受けることをおすすめします。施術当日のサウナ・激しい運動・過度な飲酒は控えてください。 1回3〜10万円、年間15〜20万円が目安 費用は製剤の種類・クリニック・施術部位によって大きく違います。以下は目安です。詳細な費用については、カウンセリングで肌状態や通院計画をもとに具体的にご提示します。 1回あたり:33,000円〜100,000円前後(製剤・部位により異なる) 3回クール合計:100,000円〜300,000円程度 年間継続コスト:初回クール+メンテナンス含め、年間15万円〜20万円程度が一つの目安 「長く続けるとトータルでいくらかかるの?」という点は、1回の費用だけを見ていると見えにくくなります。初回クール3回分と、その後のメンテナンス費用を分けて考えると判断しやすいです。年間コストで見ると、スキンケアやエステ通いにかける費用と比べると「意外と現実的だった」と感じる方も多いです。費用の組み立て方や優先順位の考え方も含めて、カウンセリングでいっしょに整理できます。 06自分に肌育注射が合うかどうか、判断してみよう! 肌育注射は「細胞を起こして肌質を根本から変える」治療です。 仕組みと向き不向きが大まかにわかっていれば、カウンセリングでより具体的な話ができます。 この記事のポイント ヒアルロン酸は補う治療、肌育注射は細胞を起こして育てる治療 月1回×3回が基本クール、その後は半年〜1年に1回のメンテ ハリ・毛穴・ニキビ跡に有効、ただし実感まで2〜3回かかる 肌育注射単体での即効性は期待しにくい。即効性はヒアルロン酸・ボトックスで補いながら組み合わせる方法もある 妊娠・授乳中は多くの製剤で禁忌、事前に確認が必要 「自分に向いているかもしれない」と感じたなら、次は製剤の選び方や費用感を確認する段階です。「即効性も欲しい」という方は、ヒアルロン酸など即効性のある施術と組み合わせるという方法もあります。通院が難しい時期なら、タイミングだけ改めて考えてみてください。「迷っている」という状態のままご来院いただいても問題ありません。 ペガサスクリニックでは直接肌状態を診た上で製剤と通院計画をご提案します。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。