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美容コラム

乾燥とハリ不足にはスキンバイブ一択‼最大9か月間、効果が持続する肌質改善ヒアルロン酸~赤みや首の横ジワにも~

最近『肌育』という言葉を耳にする機会が増えているのではないでしょうか? スキンバイブ、プロファイロ、ジャルプロ、ジュベルックなどさまざまな治療が出ていますが「結局、何が違うの?」「自分には何が合うの?」と感じている方がほとんどです。特に『スキンバイブ』は肌が綺麗になるヒアルロン酸ととして注目されていますが、誤解されやすい施術でもあります。実際にはたるみを引き上げて治療するわけでも顔にボリューム出す治療でもありません。では、スキンバイブは何に効果があり、どんな方におすすめなのでしょうか?美容医療では「流行っているからやる」ではなく、自分の悩みに合っているかどうかがとても重要となります。今回のコラムでは『スキンバイブ』についてわかりやすく解説していきます。 スキンバイブって何? スキンバイブとはアラガン社の肌育ヒアルロン酸です!!従来の『形を作るヒアルロン酸』ではなく、肌質改善に特化した製剤で日本では『ボライトXC』と呼ばれており、海外では『スキンバイブ』という名称で展開されていました。最近では日本でも正式に『スキンバイブ』という名称に変わりましたが中身は同じです。 スキンバイブの成分 01.架橋ヒアルロン酸 ・スキンバイブの主成分 ・真皮浅層に細かく注入し、肌の保水力・ハリツヤを改善します ・『ボリュームを出す』のではなく、肌の水分環境を整える目的 02.BDDE(架橋剤) ・ヒアルロン酸を安定化させる成分 ・分解を遅らせて『持続性(約6~9か月)を出す役割』アラガンのバイクロス技術に用いられています。 03.リドカイン ・麻酔成分 ・注入時の痛み軽減効果 スキンバイブの特徴 ①保水力アップが強い 真皮に直接ヒアルロン酸置くことで、内側から潤う肌になります。乾燥肌や化粧ノリ、小じわの改善に強い印象です!! ②ハリ・ツヤ・キメ向き 特に ・頬のちりめんじわ ・毛穴感 ・ハリの低下 ・肌のくすみ ・首の小じわ などに相性が良いです。『肌が元気になった感が出やすい』です‼ ③ボリュームが出にくい ジュベルックやプロファイロなどよりも『盛るボリューム感』は少ないです。顔が膨らむ感じが少ないので、男性やナチュラル志向にも使いやすいです。 ④持続性が長い 1回で約6~9か月持続すると言われているので肌育注射系では比較長めです。年に1~2回のメンテナンスで済むのが嬉しいですよね‼ スキンバイブの効果実感の時期 ①数日程度 注入により水分感やツヤ感、『なんか肌の調子が良い』『化粧ノリが良い』がわかります。ですが、ダウンタイムがまだある時期なので膨疹(ポコポコ)やむくみ、内出血などが気にある時期です。 ②2週間程度 保水力が上がり始めて、乾燥しにくいなめらかな肌へ。毛穴感やちりめんじわ感が少し緩和され始めます。 ③1か月程度 少しずつですが確実に皮膚の水分環境が整えられてくるので乾燥や炎症による赤みが緩和し始めます。当院では赤みに関してはスキンバイブとおすすめするぐらいにわかりやすい効果が出ます‼レーザーでの改善方法もありますが何度も通院が出来ない方や早く効果を実感したい方におすすめです。(※スキンバイブは両頬メインでの注入となるため、気になる赤みが鼻や額、あごなどの場合はレーザーとの併用がおすすめです) ④4か月後 スキンバイブ注入から約4か月後がピークで効果を感じやすいと言われています。この効果は約6~9か月持続しますので定期的なメンテナンスが必要となります。 他の肌育注射との比較   製剤 得意 スキンバイブ 保水・ツヤ・小じわ・キメ・赤み ジャルプロスーパーハイドロ ハリ+軽いボリューム感・土台改善強化・たるみ予防・リフトアップ プロファイロ 脂肪萎縮・ふっくら弾力 リジュラン 小じわちりめんじわ・肌修復・ハリツヤ オルチャン注射 小じわちりめんじわ・肌修復・ハリツヤ・毛穴縮小・皮脂抑制 ジュベルック 毛穴・ニキビ跡・コラーゲン増生   症例写真 施術名 スキンバイブ(ボライトXC)2本 施術の説明 ジュビダームシリーズの中でも最も柔らかい製剤で、赤み・乾燥・毛穴やハリ・小じわ・弾力低下・など気になる部分に細かく注入する施術です。 施術のリスク(副反応) 腫れ・むくみ・膨隆・内出血・違和感:数日~1週間程度 施術の価格 2本 116,000円(税込) 施術名 スキンバイブ(ボライトXC)2本 施術の説明 ジュビダームシリーズの中でも最も柔らかい製剤で、赤み・乾燥・毛穴やハリ・小じわ・弾力低下・など気になる部分に細かく注入する施術です。 施術のリスク(副反応) 腫れ・むくみ・膨隆・内出血・違和感:数日~1週間程度 施術の価格 2本 116,000円(税込) 施術名 スキンバイブ(ボライトXC)1本 施術の説明 ジュビダームシリーズの中でも最も柔らかい製剤で、赤み・乾燥・毛穴やハリ・小じわ・弾力低下・など気になる部分に細かく注入する施術です。 施術のリスク(副反応) 腫れ・むくみ・膨隆・内出血・違和感:数日~1週間程度 施術の価格 1本 59,800円(税込) 皮膚構造におけるヒアルロン酸の役割 01.皮膚の構造 皮膚は大きく分けると ①表皮 ②真皮 ③皮下組織 ④基底膜 にわかれます。その中でもヒアルロン酸は真皮の『細胞外マトリックス(ECM)』に存在します。 真皮には ・コラーゲン ・エラスチン ・ヒアルロン酸 ・線維芽細胞 があり、 コラーゲン=支える柱 エラスチン=バネ ヒアルロン酸=スポンジ 線維芽細胞=コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作り出す細胞 02.水分保持は最も重要 ヒアルロン酸の最大の役割は水を抱え込むことです‼諸説ありますが1gで数リットルの水を保持すると言われています。これにより 肌の潤い、ハリツヤキメ、小じわ予防に繋がります。つまり、『ヒアルロン酸が減る=肌がしぼむ』ということになります。30代以降の「なんか疲れて見える」「ファンデのノリが悪い」はヒアルロン酸の低下も一因です。 03.真皮構造を支える ヒアルロン酸は単に水を抱えるだけではなく、真皮のコラーゲン繊維の間を満たす『ゲル状の土台』の役割も担っています。真皮層はコラーゲンの柱が張り巡らされており、その中にエラスチンのバネが存在し、コラーゲンとエラスチンの間をヒアルロン酸が満たしている状態です。この状態が理想とされていますが加齢とともに減少、崩れていきます。スキンバイブをで直接ヒアルロン酸を補填してあげることによって真皮内の水分環境を整えます。 04.傷の修復・炎症コントロール ヒアルロン酸は創傷治癒にも重要です。傷が出来ると ・炎症調整 ・細胞移動 ・組織再生 に関わります。美容医療の施術後に「保湿」や「成長因子」のなどが相性の良い理由のひとつです。 加齢で何が起こるのか? 20代後半~30代前半にかけて徐々に減少を始めます。 ①表皮→乾燥・バリア機能の低下 ②真皮→ハリの低下・小じわ・毛穴が目立ち始める ③皮下組織→ボリュームロス その結果↓↓↓ 「たるみ」「しわ」「くすみ」「疲れ顔」に見られます。 たるみ=すべてがヒアルロン酸不足ではない ・骨萎縮 ・靭帯の緩み ・脂肪下垂 ・ボリュームロス ・皮膚余剰 などが混在します。 スキンバイブは真皮の肌質改善を目的とする肌育注射であり、『下垂した脂肪を持ち上げる治療ではない』ということになります。 井上院長に聞いてみた!! スキンバイブは実際、お客様の反応も良くリピーターになってくださる方が多いと思います。乾燥やハリ不足がメインでお話しはしますが個人的には赤みへの効果がわかりやすいです。酒さや毛細血管拡張症にはレーザーのほうが効果的ですが、炎症によるほんのりとした赤みには効果があります。乾燥やハリについては本人にしかわからないこともありますが赤みについては第3者から見ても変化がわかるのでより嬉しいですよね‼スキンバイブは顔だけではなく、首の横ジワが気になるという方にも効果的です。首の横ジワが2~3本刻まれているという方は定期的にスキンバイブを打ってあげると薄くなったなというのがよくわかります。通常のヒアルロン酸よりもやわらかいのでなじみやすく自然にシワを薄くしてくれます。スキンバイブは個人的にも打ってみたいと思う肌育注射のひとつですね。 スキンバイブは肌の水分量を高め、ハリ・ツヤ・キメを改善する『肌質改善』に特化したヒアルロン酸治療です。ダウンタイムが比較的少なく、支持艶な変化を求める方にも選ばれています。しかし、肌は闇の原因は1人ひとり異なります。乾燥やハリ不足にはスキンバイブが適していてもたるみや脂肪の下垂が原因であれば、別の治療がより効果的な場合もあります。PEGASUSCLINICでは単に施術をおすすめするのではなく、肌状態や骨格、加齢変化を総合的に診察し、本当に必要な治療をご提案しています。『自分にはスキンバイブがあっているのかな?』とお悩みの方は、ぜひ一度カウンセリングへお越しくださいませ。あなたのお肌の状態に合わせた最適なプランをご提案いたします!!  

ストレスとしわの深い関係。精神的・物理的な「2つのストレス」からお肌を守るために知っておきたいこと

「最近、仕事やプライベートが忙しくてストレスが溜まっているせいか、急にしわが目立つようになってきた気がする……」 「ストレスのない生活なんて無理だし、このしわはもう諦めるしかないのかな」 診察室でお話ししていると、このように「ストレスとしわ」の関係について悩まれている方に本当にたくさんお会いします。鏡を見るたびに深くなるしわを見つけるのは、それ自体がまた大きなストレスになってしまいますよね。 まず、結論からお伝えさせていただくと、ストレスが原因でできてしまったしわは適切なケアと美容医療のアプローチで、十分に改善することができます。 ただ、多くの方が「ストレス=精神的なイライラや不安」だけだと思い込んでいます。実は、お肌を傷つけ、しわを深くしているストレスには「精神的ストレス」と「物理的ストレス」の2種類があるのです。 この記事では、シワとストレスの関係性について詳しく解説していきます! この記事でわかること 心理的ストレスがコルチゾール分泌を通じて身体ダメージに変わる仕組み コルチゾールがコラーゲンを「作れなく」し「壊す」二重のダメージ セルフケアで緩和できることとできないことの違い 肌育注射・ボトックス・ヒアルロン酸という3つの治療法 01そもそもお肌にとっての「ストレス」とは? 私たちが普段何気なく使っている「ストレス」という言葉ですが、美容や医学の視点から見ると、大きく分けて2つの種類が存在します。 精神的ストレス: 不安、イライラ、睡眠不足、過労など、心や脳が感じる負担 物理的ストレス: 紫外線、ゴシゴシ洗顔による摩擦、乾燥、マスクの擦れなど、肌表面が直接受ける外的な刺激 人間関係や仕事のプレッシャーといった精神的ストレスが体の中に悪影響を及ぼし、しわの原因になるのは事実です。しかし、実はそれと同じくらい、あるいはそれ以上に、日々の間違ったスキンケアや紫外線といった「物理的ストレス」がお肌に致命的なダメージを与え、しわを刻み込んでいるのです。 私たちの肌は、皆さんが思っている以上にとてもデリケートです。顔の皮膚の厚さは、一番外側の「角質層」と呼ばれる部分でわずか約0.02mm。これは、キッチンのラップ1枚分ほどの薄さしかありません。 そんな繊細なラップ一枚で、私たちは毎日、外の刺激や心の乱れと戦っています。だからこそ、お肌には「どんなストレスも、できるだけ与えないこと」が美肌への一番の近道になります。 まずは、この2つのストレスがどのようにしてお肌にアタックし、しわを作ってしまうのか、そのメカニズムを詳しく見ていきましょう! 02「精神的ストレス」がしわを作る理由は? ① ストレスホルモン「コルチゾール」がお肌の工場をサボらせる 私たちが精神的なストレスを慢性的に感じているとき、体の中では「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌され続けます。このホルモンは、本来は体がストレスに対抗するために必要なものですが、ずっと出っ放しになるとお肌にとっては大敵となります。 実際、慢性的なストレスを抱えているグループは、そうでないグループと比べて、目尻のしわの深さが約32.9%も大きかったという驚きの研究データもあるほどです。 なぜコルチゾールが増えるとしわができるのかというと、お肌のハリを保つ「コラーゲン」を2つの方向から同時に攻撃するからです。 攻撃1(合成の抑制): お肌のうるおいやハリのもとを生み出す「コラーゲンの工場(線維芽細胞)」の働きを弱めてしまい、新しいコラーゲンが作られなくなります。 攻撃2(分解の促進): すでにあるコラーゲンをバラバラに壊してしまう「分解酵素」を元気にしてしまいます。 「毎日サプリや食事でコラーゲンを補っているのに、全然しわが薄くならない」という声をよく聞きます。 これは、体の中でコラーゲンが作られるスピードよりも、ストレスによって壊されるスピードの方が圧倒的に早くなっているからです。穴の空いたバケツに、いくら一生懸命お水を注いでも溜まらないのと同じ状態なのです。 さらに、ストレスによって自律神経が乱れると、顔の血管がギュッと縮んで血流が悪くなります。お肌の工場に新鮮な酸素や栄養が届かなくなるため、どれだけ高いスキンケア製品を使っても「効果が出ないな」と感じやすくなってしまいます。 ② 睡眠不足でお肌の「夜間修復」がストップする 「ストレスのせいで夜なかなか寝付けない」「途中で目が覚めてしまう」ということはありませんか? 人間は、寝ている間に「成長ホルモン」を分泌し、日中に受けたお肌のダメージをキレイに修復しています。これがいわゆるお肌の生まれ変わり(ターンオーバー)です。 しかし、ストレスで頭が冴えて睡眠不足になると、この成長ホルモンが十分に分泌されなくなります。すると、傷ついた肌細胞が修復されないまま翌日を迎えることになり、お肌のハリや弾力が失われてしわになりやすくなります。 さらに「眠れないこと」自体が新たな精神的ストレスとなり、翌日のストレスホルモンをさらに増やしてしまうという、最悪の悪循環に陥ってしまうのです。一晩ぐっすり眠れなかっただけでも、翌朝のお肌の水分量や明るさが一気に落ちてしまうのは、この悪循環が原因です。 ③ 無意識の「表情のクセ」が消えない折り目になる 心が緊張したりイライラしたりしているとき、無意識に眉間にギュッと力を入れたり、歯を食いしばったりしていませんか? 同じ筋肉を繰り返し使い続けていると、その上の皮膚にはしっかりとした「折り目」がついてしまいます。若くてコラーゲンがたっぷりあるお肌なら、表情を緩めればすぐに元に戻ります。しかし、ストレスによってコラーゲンが減ってしまったお肌は弾力がないため、折り目がついたまま元に戻らなくなり、クッキリとした「表情ジワ」として刻まれてしまうのです。 「眉間のしわが深い人は、苦労やストレスが多い」と言われるのは、こうした日々の無意識な表情の積み重ねが形になって現れているからなのです。 03「物理的ストレス」としわの関係 さて、ここまでは「精神的なストレス」のお話でしたが、ここからが今回のとても大切なポイントです。 実は、良かれと思ってやっている毎日の行動や、防ぎきれていない環境のせいで、お肌にすさまじい「物理的ストレス」を与え、自らしわを作ってしまっているケースが非常に多いのです。特に注意すべき2大物理的ストレスを解説します。 ① 日々の「摩擦(こする刺激)」 先ほど、お肌の表面は「ラップ1枚分の薄さ(約0.02mm)」とお伝えしました。この薄いラップを、毎日ゴシゴシと強くこすったらどうなるでしょうか?簡単にクシャクシャになり、傷ついてしまいますよね。 診察をしていて一番もったいないと感じるのは、以下のような「無意識の摩擦ストレス」です。 クレンジングや洗顔のとき、メイクを落とそうと指先でゴシゴシこすっている 洗顔後、清潔なタオルだからと顔をギュッギュと拭いている 化粧水や乳液をつけるとき、お肌に叩き込んだり(パッティング)、強く塗り広げたりしている かゆみや眠気があるとき、無意識に目をゴシゴシこすっている お肌をこすると、バリア機能が破壊されて水分がどんどん蒸発し、砂漠のようにカラカラに乾燥してしまいます。これが「乾燥小じわ(ちりめんジワ)」の直接的な原因です。 さらに、慢性的に擦られた皮膚は、身を守ろうとして厚く硬くなります。硬くなった皮膚はしなやかさを失うため、笑ったりしゃべったりしたときの折り目がそのまま深いしわになりやすくなります。優しく触ることは、どんな高級美容液よりも優れたしわ対策なのです。 ② 「紫外線」による、肌を破壊する光エネルギー 太陽から降り注ぐ紫外線(特にUV-A波)は、お肌にとって最大級の物理的ストレスです。 紫外線は、お肌の表面だけでなく、その奥深くにある「真皮層」というコラーゲンがある部分まで突き進んできます。そして、コラーゲンやエラスチンといった、お肌のクッションの役割を果たしている組織をダイレクトに破壊してしまうのです。 これを「光老化」と呼びますが、実はお肌の老化(しわ・たるみ)の原因の約8割は、加齢ではなくこの紫外線ストレスによるものと言われています。 「曇っているから」「冬だから」「家の中にいるから」と油断して日焼け止めを塗らずにいると、お肌は毎日ジワジワと物理的ストレスを受け続け、数年後に深いしわとなって跳ね返ってきます。 04ストレスでできてしまったしわを解決する「美容医療アプローチ」 現代の美容医療には、精神的ストレスや物理的ストレスによって傷ついたお肌を、優しく、かつダイレクトに修復するアプローチがあります。原因やしわの状態に合わせた3つの治療法をご紹介します。 1. 肌育注射(はだいくちゅうしゃ) 精神的ストレス(コルチゾール)や紫外線によって、「サボってしまったお肌のコラーゲン工場を再起動させる」のが、いま人気を集めている肌育注射です。 これまでのしわ治療は、後述する「筋肉を動かさないようにする(ボトックス)」や「溝を物理的に埋める(ヒアルロン酸)」が主流でした。もちろんこれらも素晴らしい治療ですが、肌育注射のアプローチは根本的に異なります。 ストレスによって元気がなくなり、コラーゲンを作れなくなってしまったお肌の細胞そのものに、注射で栄養や刺激をダイレクトに届けます。食事で栄養を摂るのが「遠くから材料を届ける」ことだとすれば、肌育注射は「工場に直接新しい最新の機械を導入して、もう一度フル稼働させる」ようなイメージです。 当院でおすすめしている主な肌育注射は以下の4つです。 リジュランi(アイ): サーモンのDNAから抽出された成分(ポリヌクレオチド)が主成分です。お肌が本来持っている「自分で傷を治す力(自己修復力)」を強力にサポートし、特に目元の薄い皮膚のしわ・ハリ不足に効果を発揮します。 ジュベルック: とうもろこし等の成分から作られた、体内でゆっくり分解される成分(PDLLA)を使用します。お肌の工場(線維芽細胞)を数ヶ月にわたって優しく刺激し続けるため、周囲に気づかれないほど自然に、ふっくらとしたハリが戻ってきます。 コラーゲンスキンブースター(コラージュ): コラーゲンそのものを、お肌の乾燥やしわが気になる部分に直接注入する治療です。お肌の土台にフカフカのクッションを敷き詰めるような効果があり、工場が働きやすい環境を整えます。 2. ボトックス注射 無意識の表情のクセ(眉間のシワ、おでこの横ジワ、目尻の笑いジワ)というストレス反応には、「ボトックス」が第一選択となります。 ボトックスは、しわの原因となっている筋肉の余計なドタバタした動きを、一時的に優しくリラックスさせるお薬です。筋肉の収縮が抑えられることで、お肌が「毎回折り曲げられるストレス」から解放され、皮膚がゆっくりと休むことができるようになります。これにより、これ以上しわが深くなるのを防ぎ、浅いしわであれば徐々に目立たなくなっていきます。 3. ヒアルロン酸注入 すでにクッキリと深く刻まれてしまったしわや、年齢やストレスによってお肌のボリューム(脂肪や骨)が減ってしまった部分には、「ヒアルロン酸」が効果的です。 凹んでしまっている溝の内側に、元々お肌にある成分であるヒアルロン酸をやわらかいジェル状にしたものを注入し、内側からふっくらと持ち上げます。直後からしわが目立たなくなり、なめらかなお肌を実感できるのが特徴です。 【井上院長の知恵袋!】こめかみと目尻のしわの意外な関係 診察室に「目尻のしわが気になるのでボトックスを打ちたいです」とご相談に来られる患者さまがいます。そのとき、私がよく確認するのが「こめかみの状態」です。 実は、年齢や強いストレスによってこめかみのボリュームが痩せてくると、お肌が雪崩のように下へたるんでしまい、そのシワ寄せがすべて「目尻」に集まってしまうのです。 この原因を見落としたまま、目尻だけにボトックスを打つと、たるんだ皮膚の行き場がなくなって、表情が不自然に突っ張ってしまうことがあります。 だから私は、まず「こめかみにヒアルロン酸を少し入れて、お肌を斜め上にピンと引き上げてあげましょう」とご提案することがよくあります。土台を引き上げてあげると、それだけで目尻のしわが綺麗に伸びるケースがとても多いんです。 このように『気になる部分に打てばいい』というわけではなく、『医学的にどこに打つべきか?』を正しく判断するためにも、当クリニックではスタッフや私、井上(院長)によるカウンセリングを徹底しています。 05よくある質問 診察室で皆様からよくいただく「ストレスとしわ」に関する質問に、私なりの言葉でお答えします。 Q. ストレスを完全に無くさないと、美容医療を受けてもしわは治りませんか? A. いいえ、ストレスが残ったままでも、しわへのアプローチはあります。 「まずはストレスの原因である仕事を辞めてから…」「育児が落ち着いてから…」なんて考えていたら、いつまで経っても対策が始められませんし、その間にもしわは深くなってしまいます。 今の忙しい生活、頑張っている環境のままで大丈夫です。セルフケアでお肌への物理的ストレス(摩擦や紫外線)を減らしつつ、できてしまったしわは美容医療の力を借りて綺麗にする。これが私たちが提案できる選択肢だと考えています。 Q. 20代ですが、ストレスのせいでしわができることはありますか? A. 実は20代でも、ストレス性のしわができてしまうことはあるんです。 若いお肌はコラーゲンの量が多いため、加齢による深いしわはできにくいですが、強い精神的ストレスによる乾燥や、過度なダイエット、あるいは「メイクをしっかり落とそうとしてゴシゴシ擦る」といった物理的ストレスによって、目元や口元に細かいしわ(ちりめんジワ)ができることがあります。若いうちから「お肌にストレスを与えない習慣」を身につけておくと、10年後、20年後のお肌に劇的な差がつきますよ。 Q. ストレスによるしわには、まず何から始めるのが一番おすすめですか? A. まずは「日焼け止めを毎朝塗る」「洗顔のときに絶対にこすらない」という2つの物理的ストレス対策を始めてください。 これらは今日から始められる最強のしわ対策になります。あなたのお肌がどのストレスによってダメージを受けているのか、プロの目できちんと診断し、最適なアプローチをお伝えしますので、もし気になる方はご来院ください。 06あなたもお肌も“ストレスフリー”が一番。今あるシワには医療でアプローチを! 「ストレスが解消できないから、このしわは仕方ない」と諦める必要はありません。 本記事では、お肌を脅かすストレスには、体の中からコラーゲンを壊す「精神的ストレス」と、外側からラップ1枚分の繊細なお肌を傷つける「物理的ストレス(摩擦・紫外線)」の2つがあると解説してきました。 美肌のために一番大切なのは、日々の生活の中で「どんなストレスもお肌に与えないように優しく守ること」です。 そして、日々の守備だけでは追いつかず、お肌に残ってしまったしわの傷跡には、クリニックによる「美容医療アプローチ(攻め)」があります。 サボってしまったお肌の工場を呼び覚ますなら『肌育注射』 無意識のイライラによる表情のクセを止めるなら『ボトックス』 すでにクッキリ刻まれた深い溝をふっくらさせるなら『ヒアルロン酸』 あなたのしわがどのストレスから来ていて、どの治療が一番近道なのかは、診察室でお肌の状態を見れば分かります。 ペガサスクリニックでは、しわやたるみのお悩みを、院長である私が一人ひとり丁寧に診察していきます。もちろん「まだ治療をするか迷っているけれど、自分のしわの原因を知りたい」という段階でのご相談も大歓迎です。 毎日頑張っているあなたの大切なお肌。ぜひ一度、お気軽にご相談いただけたら嬉しいです。

【院長が解説】しわの原因、ちゃんと知ってますか?基礎知識から意外な「それも!?」まで解説!

しわの原因は、加齢・紫外線・乾燥・表情のクセ・睡眠不足やストレス・喫煙の6つが主に知られていますが、それぞれ皮膚へのダメージの仕組みが違います。 「鏡を見るたびに、以前より深くなった気がする」。 そう感じたとき、多くの方がまず「老化のせいだから仕方ない」で片付けてしまいがちですよね。 たしかに加齢はしわの大きな要因のひとつなのですが、しわはひとつの原因だけでできるものではありません。 本記事ではしわができるメカニズムから肌へのダメージの仕組みまで詳しく解説していきます! この記事でわかること しわができる6つの原因と肌へのダメージの仕組み しわの3タイプと対処の方向性 美容医療でしわを整える考え方 UV対策・保湿ケアの役割と限界 01しわはなぜできる?6つの原因と「え、これも?」な話 しわができるのは1つの原因だけではなく、主な原因は次の6つです。 ①加齢 ②紫外線 ③乾燥 ④表情のクセ ⑤睡眠不足・ストレス ⑥喫煙 加齢と紫外線はよく聞くと思いますが、「え、それもしわに関係あるの?」という原因もありますので順番に解説します! ①加齢:コラーゲンは「1年1%ずつ減り続ける」とも…! 加齢でしわができるのは知っている。でも「どのくらいのペースで進むか」はご存じですか? コラーゲンは20代前半をピークに、年約1%ずつ減少するといわれています。 つまり30歳の時点で、すでに10%近くが失われており、40代では20%以上という計算に。 しかも減るだけでは終わらないのが厄介で、コラーゲンが減ってくると、それを作る「線維芽細胞」という細胞が足場を失って縮んだ状態になります。 縮んだ線維芽細胞は、コラーゲンをさらに作りにくくなるだけでなく、コラーゲンを壊す酵素まで増やしてしまいます。 「減る・壊れる」の悪循環が静かに進んでいく…、これが加齢によるしわの正体です。 女性の場合、閉経前後に女性ホルモンが急激に低下し、コラーゲンをつくる力も連動して落ちます。「保湿を頑張っているのに追いつかない」という方が増えるのは、こういう理由からです。 ②紫外線:UVAによる「光老化」は毎日積み重なる! 『日焼け止めは、海やプールのときだけ塗っている』という方、実はそれ、“しわ”という観点からはかなり不十分です。 紫外線には『UVA』と『UVB』というものがあり、その中でもUVAという種類は、表皮をすり抜けて真皮層まで届きます。曇りの日でも、室内の窓越しでも透過する、かなりしぶとい紫外線です。真皮に届いたUVAはコラーゲンをつくる細胞にダメージを与え、コラーゲンを壊す酵素を増やす。これが「光老化」です。 光老化がやっかいなのは、“蓄積型のダメージ”だという点です。 毎日少しずつ積み重なっていくため、若いうちは変化に気づきにくいですが、長年の蓄積が40〜50代で一気に深いしわとして現れることがあります。「今日は曇りだから大丈夫」という日の積み重ねで、じわじわと進んでいるんです。 ③乾燥|水分不足でもしわができてしまう 乾燥によるしわは、皮膚の表面にある角質層の水分不足が原因です。 水分が抜けて柔らかさが失われた角質は、ひび割れのように細かく縮んで浅いしわ(ちりめんじわ・小じわ)が現れます。加齢や紫外線による真皮のしわとは、できる場所(層)がまったく違います。 乾燥じわは表皮の問題なので、保湿ケアで水分を補えば改善しやすいしわです。一方、真皮のコラーゲンが減少して起きるしわには、ケアだけでは届きません。 目の下・口元・目尻は皮膚が薄く水分が逃げやすいため、乾燥じわが出やすい部位です。季節・エアコンの効いた室内・洗顔のしすぎなども乾燥の原因になることがあります。「保湿を頑張っているのに全然変わらない」という方は、乾燥じわではなく真皮のしわが混在しているケースも多いんです。自分のしわがどちらのタイプかを知っておくと、ケアの方針が立てやすくなります。 ④表情じわ:「クセをやめれば治る」は間違い 眉をひそめる、額を上げる、大笑いするときに目を細める。 同じ表情を繰り返すたびに、表情筋の動きに沿って皮膚に折り目がつきます。若いうちは弾力が十分にあるため、筋肉が緩むと皮膚は元の状態に戻ります。 ところが、コラーゲン・エラスチンが減って弾力が落ちてくると、折り目が元に戻りきらなくなります。その状態が続くと折り目が定着して「刻みじわ」になります。眉間のしわ・額のしわ・目尻のしわ(カラスの足跡)がその代表です。 「表情のクセをやめれば治る」と思いがちですが、実際は弾力そのものが落ちていることが問題なので、クセをやめるだけでは刻みじわは改善しません。 診察でも「眉間のしわを、表情に気をつけて直したい」とおっしゃる方が多いんですよ。気持ちはよくわかります。ただ、すでに定着した刻みじわは、表情管理だけでは元に戻りません。弾力そのものを補う手段が必要になります。こういうケースでは、ボトックスで表情筋の動きを抑えるほうが効果的です。 【院長コラム】ローラさん(女優)の“ほっぺプクッ”は、ほうれい線に効くの? 以前、モデルのローラさんが「ほうれい線ができないようにほっぺをプクッとふくらませている」と話していて、ちょっと話題になりましたよね。 結論から言うと、プクッとするだけでほうれい線がなくなる、という医学的な根拠はありません。 ほうれい線の原因は、加齢・紫外線・筋肉の動きなど複数が積み重なったもの。ほっぺを膨らませる動作だけでは、真皮のコラーゲン減少や脂肪・筋肉の位置変化には働きかけられないんです。 ただ、「表情のクセ」という観点ではひとつ言えることがありまして、しわをつくりやすい表情(眉をひそめる・額を上げるなど)を日頃から意識して減らすことは、刻みじわの進行をわずかに緩やかにする可能性があります。 「クセをやめれば治る」は間違いですが、「クセを減らす意識を持つ」ことには意味があるといえますね。 プクッポーズがすべて無駄というわけではないかもしれませんが、それだけに頼るのはちょっと期待しすぎかな、というのが正直なところです! ⑤睡眠不足・ストレス:コラーゲンをつくる力が落ちる 睡眠中、特に眠り始めの深い睡眠のときに、成長ホルモンが活発に分泌されます。 成長ホルモンは日中に紫外線などで傷ついた細胞の修復を助け、肌のターンオーバーを正常に保ちます。睡眠不足が続くと、このリズムが崩れ、コラーゲンの産生も落ちていきます。 ストレスが長く続く場合も、同じように肌に影響します。コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が増え、コラーゲンの合成を抑えてしまうためです。コルチゾールが高い状態が長く続くと、肌の弾力が失われる原因になります。 ⑥喫煙:血流低下とコラーゲン破壊が重なる 喫煙がしわを進める経路は複数あります。 まず、ニコチンが血管を縮ませることで、皮膚への血流・酸素・栄養素の供給が大きく低下します。その結果、コラーゲンをつくるための材料が届きにくくなり、コラーゲン産生自体が落ちていきます。 加えて、タバコの煙に含まれる活性酸素がコラーゲンを壊す酵素を増やし、コラーゲン・エラスチンを直接分解します。しかも、タバコを1本吸うたびにビタミンCが大量に消費されると言われており、コラーゲンをつくるために必要なビタミンCが失われていきます。 「血流が落ちる→材料が届かない→産生が落ちる」という経路と、「活性酸素でコラーゲンが壊れる」という経路が重なる。喫煙者のしわが深まりやすいのは、こうした理由からです。 02【院長の知恵袋】“しわのタイプ”で推奨治療が変わる! 原因がどうであれ、見た目のしわは美容医療である程度目立たなくすることが可能です。 ただし1つ知っていただきたいのが、しわに対する治療というのは「このしわには、この治療」と一律に決まるものではないんです。 眉間のしわに見えても、筋肉の動きが主体のことも、コラーゲンが減って溝になっているケースも、両方が混在していることもある。だから、何の治療が向いているかは、お顔を拝見してから判断することになります。 大まかな目安として、 表情じわ(眉間・額・目尻など、動いたときに出るしわ)→ ボトックスが向いていることが多い 深い溝・ボリューム不足(ほうれい線など、無表情でも出ているしわ)→ ヒアルロン酸が向いていることが多い という傾向にあります。 ただ、実際には両方を組み合わせることもありますし、どちらが主体かは加齢の程度・骨格・筋肉のバランスによっても変わります。 「自分のしわは表情じわ?それとも深くなってる?」と判断に迷っている方も多いと思います。 セルフチェックで確認する方法もありますが、自分では判断しにくいケースも多いので、気負わずに「このしわ、どういう種類なんでしょう?」という感じで聞いていただければ大丈夫です。 当クリニックのカウンセリングでは、どのタイプのしわが主体かを確かめながら、無理なく続けられる治療の方向性を一緒に考えていきます。医療と並行して、UV対策・保湿といった日常ケアも続けていくことで、しわの進行自体を緩やかにしていきます。 03日常からできることは?UV対策と保湿の基本! 医療での改善と並行して、誰でも今日から始められるのがUV対策と保湿ケアです。これらはしわを「改善する」というより、これ以上「進めない・増やさない」ための土台になるものです。 UV対策…「PA+++以上」の日焼け止めを推奨! 日焼け止めの成分として「SPF」や「PA」という指数が記載されていることがあります。 詳しい説明は省きますが、結論、何を基準に選んだらいいか?でいくならば『PA+++以上』の日焼け止めを選んでいただくことを推奨しています。 なぜかというと、光老化を引き起こすのは主にUVAで、PA指数がその“UVAへの防御力”を示す目安だからです。 日常使いにはPA+++以上を目安に、室内や曇りの日でも使い続けることが光老化を防ぐのに役立ちます(UVAは窓越しでも透過します)。帽子・UVカット服・日傘などの物理的な対策も、日焼け止めと組み合わせると防御力が高まりますね! 保湿…乾燥じわには特に効果的! 乾燥じわ・ちりめんじわは表皮の水分不足が原因なので、保湿ケアで改善しやすいしわです。 洗顔後すぐに(水分が蒸発する前に)保湿成分を塗るのが基本で、習慣として続けることが大切です。成分としては、セラミドやヒアルロン酸(塗るタイプ)が角質層の保湿に役立ちます。セラミドは肌のバリアを整え、水分が逃げにくくなります。ヒアルロン酸は保湿効果がありますが、乾燥じわへの効果は塗っている間だけに限られる側面があります。 一方、深い加齢じわ(真皮の問題)に対して保湿ケアの効果は限定的です。「ちりめんじわには効く、でも深いしわには届かない」というのが正直なところで、ケアの役割には限界があります。 自分のしわのタイプに合わせて、ケアと医療を状況に応じて使い分けていきましょう! 04しわの原因を整理して、ケアか医療かを判断しよう しわができるのは「老化のせい」だけではありません。6つの原因のどれが中心にあるかによって、ケアで整えやすいしわか、医療が向いているしわかが変わります。 この記事のポイント 加齢はコラーゲンが年約1%ずつ減少するのが主な原因 乾燥じわは保湿ケアで整えやすいが、真皮のしわには限界がある しわは原因にかかわらず、美容医療でアプローチできる! 自分のしわのタイプに見当がついたら、それがケアや受診を考える出発点になります。当クリニックでは、しわのタイプを確認しながら、ボトックス・ヒアルロン酸など状態に合った方法を一緒に考えます。 気になるしわがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

【シワの基礎知識】紫外線でしわができる理由は「日焼け止め」にある!?光老化のしくみを院長が解説!

「日焼け止め、ちゃんと塗っているつもりなのに、なんでしわが増えてくるんだろう…」 そんなことを感じたことはありませんか? あるいは「もうUVAダメージが積み重なってしまった。今さら対策してもどうにもならないのかな」と思っている方もいるかもしれません。 実は、日焼け止めとしわの関係には、多くの方が気づいていない"すれ違い"があります。日焼け止めは、これ以上のUVAダメージが積み重ならないようにするための道具です。一方で、すでに肌の深い層で起きたコラーゲンの変化を元に戻すことはできません。「防ぐ」ことと「改善する」ことは、別のアプローチが必要です。 今回は紫外線(特にUVA)による「光老化」のしくみから日焼け止めの正しい使い方、クリニックで選べる改善の選択肢まで解説します。 この記事でわかること 肌老化の約80%が紫外線(光老化)由来の仕組みと理由 しわ対策で見るべきSPFとPAの正しい選び方 光老化によるしわがスキンケアだけでは改善しない理由 紫外線ダメージによるしわへのクリニック施術の選択肢 01なぜ紫外線がしわの原因になる?光老化のしくみ 「しわって、年をとれば仕方ないもの」と思っていませんか? 実は、肌老化症状の約80%は紫外線が原因であることが、環境省の研究でわかっています。「加齢のせい」と思っていた肌の変化の多くは、紫外線ダメージの蓄積なんです。 この「光老化」と呼ばれるダメージは、毎日少しずつ静かに積み重なっていきます。20代・30代のころに「日焼け止めを塗らずに過ごした日」が、10年・20年後に目元や口元のしわとして現れてくる、それが光老化の特徴です。 UVAは真皮(皮膚の奥にある土台の層)に届き、コラーゲンやエラスチンを内側から変性させていきます。 この過程が「しわが増えた気がする」という実感の根っこにあります。 UVAとUVBの違い:しわを作るのはどちら? 紫外線には、大きく分けてUVAとUVBの2種類があります。「日焼け」を引き起こすのはUVBですが、しわの要因となるはUVA(波長320〜400nm)です。 「しわの原因はUVBによる日焼けだと思っていた」という方が多いのですが、実はUVAのほうです。   UVA UVB 肌への到達深度 真皮層まで届く 主に表皮にとどまる 主な影響 コラーゲン破壊・しわ形成 日焼け・赤み 季節変動 少ない(冬でも夏の約半分) 大きい(夏に集中) 窓ガラス透過 する しない(ほぼ) 地表への量 UVBの40〜60倍 ― 年中・室内でも届き続けるUVAの蓄積こそが光老化の原因。これを知っておくことが、対策を考えるうえでの大前提になります。 コラーゲンが「つくられず・壊される」2つの仕組み 真皮(皮膚の奥にある土台の層)には、コラーゲンとエラスチンというたんぱく質が張り巡らされていて、肌のハリと弾力を保っています。UVAはこの層に直接届き、2つの方向から同時にダメージを与えます。 1つ目は、コラーゲンが新しく作れなくなることです。UVAを浴びると細胞内に活性酸素(体内で発生する酸化物質)が大量に発生します。これが、コラーゲンを作る役割をもつ「線維芽細胞」を傷つけ、新しいコラーゲンを補充する力を弱めてしまいます。 2つ目は、今あるコラーゲンが壊されるスピードが上がることです。肌の中には、古いコラーゲンを新しいものに入れ替えるための酵素(MMP)があります。本来は傷んだものだけを分解する役割ですが、紫外線の刺激を受けると制御が乱れ、まだ健康なコラーゲンやエラスチンまで壊してしまいます。 「作れない」と「壊れる」が同時に進むため、10〜20年かけてコラーゲンが少しずつ失われ、しわとして表に出てきます。 「夏だけ」「屋外だけ」では足りない!UVAが年中・室内でも届く理由 「夏の外出時だけ対策すれば大丈夫」と思っている方も多いのではないでしょうか。でも、しわを作るUVAという観点では、これは少し違うんです。 まず大前提、UVAは窓ガラスを透過します。1枚の通常窓ガラスでも60〜70%が室内に入るため、窓際のデスクで仕事をしている方は、意識していなくてもUVAを浴び続けている状態。オフィスや車内でも同様で、薄いカーテンでも防ぎきれません。 また薄い雲がかかった状態でもUVAは80%以上届き、雨の日でもゼロにはなりません。冬でも夏の半分の量が届いているため、「今日は曇りだから」「冬だから」という日の積み重ねが、長年の光老化を進める原因になります。 また近年、UVAの中でも特に波長の長い「ロングUVA(UV-A1)」という種類への研究が進んでいます。UVA全体の約75%を占め、従来の日焼け止めでは防ぎきれない波長域を含むとされています。ブルーライトについても皮膚への影響の可能性が指摘されており、現在も研究が続いている分野です。 「室内にいるから大丈夫」は、残念ながら成り立たない。こうした性質があるからこそ、通年での対策に意味があるんです。 02【院長コラム】日焼け止めはどう選んでどう使えばいい? 「高スペックを選んだのに、どうにも肌に合わない」「毎日塗っているのに肌荒れが続く」という方、実は選び方か使い方のどちらかにズレがあることがほとんどなんです。 日焼け止めは、数値が高ければ安心というものではないんですね。肌状態・塗る量・落とし方まで全部そろって、はじめて本来の力を発揮します。  「高PA=安心」という思い込みに注意 日焼け止めのパッケージに表示されている「SPF」と「PA」は、それぞれ別のことを示しています。 SPF:UVBを遮断する強さの指標(日焼け・赤みを防ぐための指標) PA:UVAを遮断する強さの指標(+〜++++の4段階) しわ対策でまず確認したいのはPAです。 しわを作るのはUVAなので、UVA防御力を示すPAが軸になります。私自身は、日常使いにSPF50/PA++++を推奨しています。光老化を通年で積極的に防ぐには、高いUVA防御力を日常から選ぶことが重要という考え方です。 ただし、これには大切な前提があります。 PA++++など高PA製品の成分は分子が大きいため、乾燥した状態の素肌に直接塗ると、接触皮膚炎(塗った部位が赤くなったり、かゆみが出たりする炎症反応)を起こすリスクがあります。市販の安価な製品には保湿剤が入っていないものも多く、乾燥素肌に高分子成分を重ねることで、炎症が慢性化するケースもあります。 「毎日の水分・保湿ケアがあってこそ、SPF50/PA++++が正しく機能する」というのが、私が普段から実践している考え方です。高スペックを選ぶことは正しいのですが、それを活かせる肌状態が前提にある、ということですね。 なお、当院では自身も使用しているゼオスキン(クリニック物販の日焼け止め)を取り扱っています。製品選びで迷っている方はお気軽にご相談ください。 “少量塗り”がある限り、どんな高SPFも効果は半減する 「SPF50のものを選んだから大丈夫」と思っている方に知っておいてほしいことがあります。 日焼け止めの性能(SPF値・PA値)は、1cm²あたり2mgを塗った状態で測定されています(日本皮膚科学会)。ところが実際に多くの人が塗っている量は約1.3mg/cm²程度で、必要量の2/3しか塗れていないことになります。この量では、効果は半分くらいまで低下してしまうというデータがあります(日本皮膚科学会)。 さらに環境省の資料によると、規定量の1/4(0.5mg/cm²)しか使わない場合、SPF16の日焼け止めがSPF2相当まで落ちてしまうとも報告されています。「高いものを選んだのに効果がない」と感じる方の多くは、量が足りていない可能性が高いです。顔全体に使う目安は「真珠の玉2個分くらい」が一般的な基準です。 また、汗や皮脂・顔を触る動作で日焼け止めは思っている以上に落ちるため、2〜3時間おきの塗り直しも欠かせません。「塗ればOK」ではなく、「適量を使い、2〜3時間ごとに塗り直し、帰宅後にしっかり落とす」この3つがそろって、はじめて日焼け止めは本来の力を発揮します。 毎日使うなら、クレンジングと保湿までセットが必要な理由 毎日の日焼け止め使用は、私も積極的に推奨しています。通年で続けることが理にかなっているからです。 ただし、「毎日使い続ける」ためには順番が大切です。高分子の日焼け止めは、しっかりクレンジングしないと肌に残留します。落とし切れていない状態でまた塗ることを繰り返すと、炎症が慢性化し、肌の状態が悪化することがあります(日本皮膚科学会「最近の製品には落ちにくいものがあり、夜にはきちんと専用のクレンジングなどで洗い落とすことが大切」)。 私のルーティンはこうです。 朝:保湿 → 日焼け止め 帰宅後:クレンジング → 洗顔 → 保湿 「毎日塗っているから大丈夫」と思っていても、クレンジングと保湿のセットが伴っていないと、長期的には肌の調子を崩す原因になりえます。 03光老化によるしわが、スキンケアだけでは改善しない理由 日焼け止めは「これ以上UVAの影響が積み重ならないようにする」道具です。今から正しく使えば新たなダメージは大きく減らせます。 ただ、すでに真皮で起きたコラーゲン・エラスチンへの変化を元に戻す力はありません。「予防」と「改善」は、そもそも別の問題です。真皮のコラーゲンが長年かけて分解・変性すると、肌が自力でコラーゲンを作り直す力そのものが失われていきます。「指で軽く引き伸ばしても消えないしわ」がある状態は、すでにこのフェーズに入っているサインです。 この段階になると、スキンケアだけで戻すことは難しくなります。 環境省の資料にも「光老化は防ぐことができる皮膚の老化症状」と書かれているように、今からでも予防のケアを続けることには意味があります。 ただ同時に、すでに気になるしわがある場合には、「防ぐ」ではなく「直す」という別の選択肢があることも、知っておいてほしいのです。UVAの蓄積は、気づかないうちに少しずつ進みます。「しわが以前より気になってきた」と感じ始めたとき、それが改善を検討するひとつのサインかもしれません。次のセクションでは、そんな状態への選択肢をご紹介します。 04 紫外線によるしわはクリニックで改善できる? 「改善を考えたとき、クリニックというとハードルが高そう……」と感じる方も多いのではないでしょうか。 実は、まず試しやすい入口の施術から、より本格的な治療まで、状態に合わせた選択肢があります。 まず試せる施術:肌の土台を整える3つのアプローチ 「クリニック=ボトックスやヒアルロン酸のような大きな施術」というイメージをお持ちの方も多いですが、紫外線ダメージによる肌質低下(乾燥・くすみ・細かい小じわ)には、まず肌の土台を整える入口施術があります。 施術名 こんな悩みに 期待できる変化 ダウンタイム 肌育注射(スキンバイブ) 乾燥・ハリのなさ・細かい小じわ ヒアルロン酸を真皮に直接届けてふっくら感・水分量が改善 軽い腫れ・内出血:数日程度 エレクトロポレーション(デルマシオ) 注射への抵抗・くすみ・乾燥ケア 針を使わず保湿成分を細胞内へ届ける「細胞内保湿」 一時的な赤み:数時間 オルチャン点滴 日焼け後のリカバリー・くすみ 紫外線で消費された抗酸化成分(ビタミン類)を点滴で補充 点滴部位の一時的な違和感 「細かい小じわが増えた」「乾燥がひどくなった」という段階であれば、まず肌育注射(スキンバイブ)が選ばれることが多いです。注射に抵抗がある方には、針を使わないエレクトロポレーションがひとつの入口になります。 「日焼けのあと肌の回復が遅くなった」「なんとなくくすんで見える」という方には、オルチャン点滴でビタミン補充から始めるケースも多くあります。 しわをさらに改善したい場合:ヒアルロン酸・ボトックスという選択肢 長年の紫外線ダメージが積み重なり、深く刻まれたしわには、ヒアルロン酸やボトックスが選択肢になります。   ヒアルロン酸注射 ボトックス注射 向いているしわ ほうれい線・目元など深さのあるしわ 額の横じわ・眉間など表情で刻まれるしわ 仕組み しわの溝にヒアルロン酸を注入してボリューム補充 表情筋の緊張をゆるめてしわを目立ちにくくする 主なリスク 腫れ・内出血:数日〜1週間程度 腫れ・赤み:数日程度 判断の目安は「しわのタイプ」です。指で軽く引き伸ばすと薄くなるしわ(深さのあるもの)はヒアルロン酸、表情を作ったときだけ出るしわはボトックスが向いています。「どちらかわからない」という方がほとんどで、カウンセリングでしわの状態を確認してから選んでいただくことが多いです。 「まず話だけ聞いてみたい」という方のご来院も歓迎しています。しわの状態・種類・原因を確認した上で、一人ひとりに合った選択肢をご提案します。 00 紫外線のしわ、「防ぐ」と「直す」でクリニックに相談する UVAによる光老化は、気づかないうちに長年かけて真皮に変化を積み重ねます。日焼け止めで新たなダメージを大きく減らすことはできますが、すでに起きた変化を戻す力はありません。紫外線対策を続けていても、過去に蓄積したUVAダメージは残ります。これは個人の努力の問題ではなく、予防と改善がそもそも別の問題だからです。 この記事のポイント 肌老化の約80%は紫外線(光老化)が関係している UVAは冬でも室内でも届き、蓄積型のしわを作る 高PA製品は毎日の保湿ケアとセットで選ぶのが前提 日焼け止めは適量(顔:真珠の玉2個分)で効果が変わる スキンケアだけでは改善が難しい既存のしわには、クリニックの施術が選択肢 日焼け止めで光老化ダメージを減らすには、SPF50/PA++++を保湿ケアとセットで選び、適量を2〜3時間ごとに塗り直すことが大切です。 ただ、すでに気になるしわには、日焼け止めだけでは変化を戻すことができません。クリニックの施術(肌育注射・ヒアルロン酸・ボトックスなど)が、「直す」ための選択肢になります。当院では、状態に合わせて肌育注射(スキンバイブ)・エレクトロポレーションから、ヒアルロン酸・ボトックスまでご案内しています。 まずはお気軽にご相談ください。

【美容院長が解説】顔のたるみ原因は4つ!部位別メカニズムを徹底解説!

「急にフェイスラインが変わった気がする」「顔ヨガを続けているのに改善しない」そんなご相談、当院でも本当によくお聞きします。 悩んでいる方の多くが、「何かをサボったからこうなった」と思っていることが多いです。でも実際は、加齢・ホルモン・紫外線・生活習慣など、複数の原因が重なって起きていることがほとんどです。 この記事では、たるみの原因を4つに整理して、部位ごとの違いも含めてわかりやすく解説します。「これが自分のたるみの原因かも」という気づきのきっかけにしてもらえたら嬉しいです。 この記事でわかること たるみの主な4つの原因とそれぞれのメカニズム 頬・目の下・ほうれい線で原因の組み合わせが違う理由 スキンケアや顔ヨガで改善できる範囲と限界 喫煙・夜更かしがあってもクリニックで治療を受けられること 01 たるみの原因は大きく2種類!体の変化と生活習慣について 顔のたるみの主な原因は、『年齢による顔の変化』と『生活習慣・外的要因』の2種類に分けられます。 年齢による顔の変化 コラーゲン・エラスチンの減少 表情筋の衰え 皮下脂肪の変化 女性ホルモン(エストロゲン)の減少 生活習慣・外的要因によるもの 紫外線(光老化:紫外線が皮膚にダメージを蓄積させる老化現象) 乾燥・保湿不足 睡眠不足・ストレス 喫煙・姿勢 体の変化がたるみの根本にあって、生活習慣はそれを早める要因になります。「どちらが悪い」という話ではなくて、どちらが関係しているかを知ると対処の方向が見えてきます。 それぞれのメカニズムを、順番に見ていきましょう。 年齢による身体の変化|30代から始まる たるみの根本には、皮膚の内側にある「真皮」という層の変化があります。この真皮に、ハリを支える3つの素材が詰まっています。 コラーゲン:弾力の土台。肌の形を内側から支えるスプリングのような存在 エラスチン:コラーゲンをつなぎとめるゴムのような繊維。引っ張られても元に戻る伸縮性を担っている ヒアルロン酸:水分を抱え込むクッション。肌のふっくら感のもとになる この3つがバランスよく保たれているから、肌はたるみにくい状態を維持できます。どれか1つでも減り始めると、ハリが落ちてたるみが出やすくなります。 コラーゲンの産生量は20代前半をピークに減り始め、30代でハリの低下が目に見えてきます。40代以降は減少のスピードがさらに上がり、コラーゲンを合成する線維芽細胞(せんいがさいぼう:コラーゲンを作る専門の細胞)の働きも落ちてきます。結果として「減るほど補充する力も落ちる」という悪循環に入りやすくなります。 見落とされやすいのが、ホルモン変化との関係です 女性ホルモン(エストロゲン)はコラーゲンを作る働きと密接につながっていて、閉経前後(45〜55歳ごろ)に急減します。「最近急にたるんだ気がする」という感覚の背景には、こうしたホルモン変化が関わっていることが多いです。 スキンケアのコラーゲンは「真皮まで届きにくい」 市販のスキンケアに含まれるコラーゲン成分は、分子が大きすぎて皮膚の奥(真皮)まで届きにくいという性質があります。保湿効果はもちろんありますが、スキンケアだけで真皮レベルのたるみを根本から改善するのは難しいのが実情です。「塗り続けているのに改善しない」という場合、これが理由の一つかもしれません。 表情筋の衰え・脂肪の移動|フェイスラインが崩れる構造的な理由 顔には30種類以上の表情筋があり、皮膚や脂肪を下から支えるフレームのような役割を持っています。加齢で筋力が落ちると、このフレームがゆるんで、皮膚と脂肪が重力に引っ張られて下がってしまいます。「顔ヨガを続けているのに改善しない」という方には、ここに構造的な理由があります。腹筋トレーニングをしても腸の位置が変わらないのと同じように、筋肉を動かしても脂肪の位置ずれは元には戻せないんです。表情筋エクササイズは予防・維持には効果的ですが、すでに下がってしまった脂肪に対しては、残念ながら限定的です。 脂肪自体も変化します 顔の脂肪は複数の小さな区画に分かれていて、加齢でそれぞれが別々に動きます。表面に近い脂肪は重力で下に垂れて膨らみとして現れ、深い層の脂肪は萎縮してこけやくぼみになります。「頬骨のあたりはこけているのに、口周りだけたるんでいる」という状態は、この2方向の変化が同時に起きているためです。 脂肪をつなぎとめている靭帯(じんたい:筋肉や骨と皮膚をつなぐ繊維状の組織)もゆるんでくるため、「痩せればフェイスラインが整う」とは単純には言えません。急激なダイエットで脂肪が一気に減ると、今度は皮膚が余ってたるむ逆方向の変化が起きることもあります。 生活習慣・外的要因|紫外線や睡眠不足、喫煙がたるみを加速させる 紫外線(生活紫外線) 紫外線の中でたるみに特に関係するのがUVA(長波長紫外線)です。UVAは雲も窓ガラスも透過して年間を通じて届くため「生活紫外線」とも呼ばれます。表皮を通り抜けて真皮まで届き、コラーゲン・エラスチンへのダメージを少しずつ積み重ねます。シミだけでなく、たるみにも深くかかわっているんです。日焼け止めをさぼっている日の積み重ねが、数年後のたるみになって表れることがあります。 乾燥・保湿不足 皮膚表面のバリア機能が崩れると、その影響が奥の真皮にも波及して、コラーゲン・エラスチンへのダメージが進みやすくなります。30代後半〜40代から皮脂量が減ってバリアが薄くなりやすいため、毎日の保湿はたるみを防ぐ基本ケアとして大切です。 睡眠不足・ストレス 肌の修復はおもに睡眠中に行われます。眠っている間に分泌される成長ホルモンはコラーゲンの再生を助けますが、睡眠が足りないとその分泌量が減り、肌の回復が追いつかなくなります。 また、慢性的なストレスが続くと「コルチゾール(ストレスホルモン)」と呼ばれるホルモンが増え続け、コラーゲンを作る働きを邪魔します。ストレス過多の状態が長引くと、肌のハリが落ちやすくなります。 喫煙 タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるため、皮膚への血流が悪化してコラーゲン生成に必要な酸素や栄養が届きにくくなります。さらに、喫煙で発生する活性酸素がコラーゲンを直接傷つけるため、加齢によるたるみが早く進みやすいとされています。詳しいメカニズムは、来月公開予定の記事で解説します。 スマホ・姿勢 スマホを見るときの前傾姿勢や猫背が続くと、首と顔の境界が曖昧になり、フェイスラインのたるみにつながりやすくなります。頭部の重さ(約4〜6kgといわれています)を首や顔の筋肉が支え続けることで慢性的な負担がかかり、皮膚や脂肪が下垂しやすくなるためです。 これらの影響は、どれか1つではなく複数が重なって出ることが多いです。 「習慣を変えてからじゃないと、治療は受けられない?」 よく聞かれる質問です。答えはNOです。喫煙・夜更かし・紫外線対策が不十分な状態でも、たるみへの治療はできます。 「まず禁煙してから来た方がいいですか?」という方もいらっしゃいますが、その必要はありません。「原因を全部なくしてから治療する」ではなく、「今のたるみに、今できる方法でケアする」という考え方です。習慣の改善と治療は並行できますし、習慣がすぐには変わらなくても、今あるたるみへの対応は今日から始められます。 02【部位別に見る】頬・目の下・ほうれい線でたるみの原因が違うわけ 頬・フェイスライン|脂肪がずれてコラーゲン低下が重なる部位 頬のたるみには、次の3つが重なって影響しています。 コラーゲン・エラスチンの低下(真皮の弾力が落ちる) 頬の浅い層にある脂肪(メーラーファット)が靭帯のゆるみで下にずれる 表情筋の衰え(脂肪や皮膚を下から支えるフレームが弱くなる) 特に頬骨の下あたりにある脂肪(メーラーファット)が靭帯のゆるみで下にずれると、頬の重心が下がり、ほうれい線も深まります。口角付近の脂肪(ジョールファット)が垂れてくると、マリオネットライン(口角から下あごにかけて縦に入る線)やフェイスラインの四角化にもつながります。「フェイスラインがもたつく」「頬がたれた」という感覚は、こうした複数の変化が重なった結果です。 目の下|眼窩脂肪の前方突出で膨らみとくぼみが生じる 目の下のたるみは、眼球を包むようにある脂肪(眼窩脂肪・がんかしぼう)が前にはみ出してくることで生じます。「目袋」とも呼ばれる、あのぷっくりとした膨らみのことです。目の周りの皮膚はとても薄いため、老化の変化が現れやすい部位のひとつです。 ほうれい線・マリオネットライン|しわに見えて実はたるみが作る輪郭の影 ほうれい線とマリオネットラインは、「しわ」と思われがちですが、実はたるみが主な原因で深まるケースが多いという点で共通しています。 部位 原因となる脂肪 動き ほうれい線 メーラーファット(頬の浅い層の脂肪) 下に垂れて鼻から口角にかけての境界線を押し広げる マリオネットライン ジョールファット(口角付近の脂肪) 垂れることで口角から下あごに影をつくる どちらも「しわへの治療」とは異なる方法が合うケースがあります。具体的な治療の選択肢については、後半のQ&Aで解説します。 03たるみへのよくある疑問 Q. 急にたるんだ気がするのは? 「先月まで気にならなかったのに」と感じることは、珍しくない変化のひとつです。 加齢・紫外線・ホルモン変化によるダメージは毎日少しずつ積み重なっていますが、その変化を自覚するのは連続的ではありません。ある日突然「老けた」と感じる形で表に出てきます。特にホルモン変化(閉経前後)・体重変化・生活環境の変化が重なったタイミングでは、複数の要因が同時に一定のラインを越えて、急激な変化として感じられやすくなります。「急にたるんだ」という感覚は自分を責めるサインではなく、長年積み重なってきた変化がまとめて表面化した状態です。 Q. セルフケアで改善できる? 保湿・日焼け止めは、たるみを進みにくくするケアとして取り入れやすい方法です。セラミドやヒアルロン酸はバリア機能の維持に、レチノールやビタミンC誘導体はコラーゲンを作る働きのサポートに役立ちます。顔ヨガや表情筋エクササイズも、維持・予防の観点では取り組む価値があります。 ただし、すでにできたたるみを根本から改善するとなると、セルフケアでは届きにくい部分があります。塗るケアは皮膚の奥まで届きにくく、脂肪の位置ずれや靭帯のゆるみはスキンケアやマッサージでは対応できません。「毎日顔ヨガをしているのに改善しない」という場合、こうした構造的な限界が関係していることがあります。 Q. 習慣が変えられなくても治療は受けられる? はい、受けられます。 喫煙・夜更かし・紫外線対策が不十分な状態でも、クリニックではたるみへの治療ができます。たとえば「まず禁煙してから来た方がいいですか?」という方も、そんなことはありません。「原因を全部なくしてから治療する」ではなく、「今のたるみに今できる方法でケアする」という考え方です。習慣の改善と治療は並行できますし、習慣がすぐには変わらなくても、今あるたるみへの対応は今日から始められます。 Q. どんな治療の選択肢がある? 加齢が原因でも、生活習慣が原因でも、クリニックにはたるみに対応できる治療が複数あります。 主な選択肢は次のとおりです。 HIFU(ハイフ):皮膚の深い部分まで超音波で熱を届け、コラーゲンの再生を促す切開不要の治療 糸リフト:溶ける糸でたるみを物理的に引き上げながら、コラーゲンの再生も促します ポテンツァ(マイクロニードルRF):真皮にある線維芽細胞(コラーゲンを作る細胞)を直接刺激する治療で、HIFUでは届きにくい部位にも対応できます ヒアルロン酸・ジャルプロスーパーハイドロ:ボリューム補充に使います どの治療が合うかは、状態によって変わります。ペガサスクリニックでは状態を確認したうえで、原因・部位・程度に合わせた治療を一緒に考えます。 04原因を知ることが、たるみケアの第一歩! 顔のたるみは、コラーゲン減少や表情筋の衰えといった体の変化と、紫外線・生活習慣による外部ダメージが重なって進みます。どの原因が関係しているかによって、対処の方向は変わります。 この記事のポイント コラーゲン減少は20代前半から始まり閉経前後に加速する 部位によって原因の組み合わせが異なる(頬・目の下・ほうれい線) スキンケアでは届かない構造的な変化にはクリニックの治療が選択肢になる 喫煙・夜更かしがあってもたるみへの治療は受けられる ペガサスクリニックでは、HIFU・糸リフト・ポテンツァなど複数のたるみ治療を扱い、原因や部位に合わせてご相談いただけます。まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。

【適齢期はいつ?】肌育注射(スキンブースター)の効き目や推奨年齢を院長が回答!

「ヒアルロン酸と何が違うの?」「種類が多すぎて選べない」「本当に意味があるのか確かめたい」。 肌育注射に興味を持ちながらも、こんな疑問が解消されないまま検索している方は多いのではないでしょうか。効果の出方に時間がかかるという側面も含めて、仕組みから費用・向いている人まで院長が詳しく解説します! この記事でわかること 肌育注射の仕組みとヒアルロン酸・ボトックスとの根本的な違い リジュラン・ジュベルックなど主要製剤4系統と悩み別の選び方 「意味ある?」への正直な回答と向いている人・向いていない人 通院スケジュール(月1回×3回)と年間費用の目安 20代・30代それぞれへの本音 01そもそも「肌育注射」って何? 肌育注射の説明として「コラーゲン生成を促す注射」という説明を聞いたことがある方は多いと思います。 でも実際に「どんなしくみでコラーゲン生成を促すのか」をはっきりと説明できる方は、あまりいないのではないでしょうか? 肌育注射:30歳から衰えはじめる「線維芽細胞」を呼び起こす! 私たちの肌には、真皮(しんぴ:皮膚の奥にある土台の層)というところに、線維芽細胞(コラーゲンを作る専門の細胞)が存在します。この細胞がコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作り続けることで、肌のハリと弾力が保たれています。 ところが25歳前後になると、線維芽細胞は加齢・紫外線・乾燥・ストレスなどの影響を受けて徐々に『休眠状態』になり始めます。 作り出せるコラーゲンの量が減り続け、30歳以降は年間約1%ずつ、40代では年間10%前後のペースで失われていくとも言われています。 肌育注射は、その眠っている線維芽細胞に有効成分を届けて「起こす」治療です。起きた細胞が再びコラーゲンやエラスチンを作り始めることで、肌質そのものが変わっていきます。いちど起こした細胞は、時間が経つとまた休眠に向かうため定期的な通院が必要になります。これが「月1回×3回」の基本スケジュールの理由でもあります。 ヒアルロン酸・ボトックスとの違い 「肌育注射」は「スキンブースター」とも呼ばれます。スキンブースターとは、皮膚の内側から肌機能そのものを底上げする(ブーストする)治療の総称です。 ヒアルロン酸やボトックスとは、目的が違うというわけです。。 治療 仕組み 目的 効果の出方 ヒアルロン酸注射 成分を補う 形の補正・ボリューム補充 即効性あり ボトックス 筋肉の動きを止める 表情じわの予防・改善 即効性あり ⭐️肌育注射(スキンブースター) 線維芽細胞を活性化 肌質を根本から育てる 2〜3回で実感 ヒアルロン酸は「凹みを埋める・ボリュームを作る」目的に強く、ボトックスは「表情じわを止める」目的に向いています。どちらも即効性がある反面、成分が吸収されたり筋肉の動きが戻ったりすることで、効果は時間とともに薄れていきます。 一方、肌育注射(スキンブースター)は「肌を作る細胞そのものを変える」治療。即効性はありませんが、細胞が育つことで肌質が底上げされ、「肌の土台」が変わっていきます。 3つを「どれが優れているか」ではなく、「目的で使い分けるもの」と捉えると選びやすくなりますね! たとえばたるみが気になる方には、ヒアルロン酸でボリュームを補いながら、肌育注射で肌質そのものを育てるという組み合わせ方もできます。 「即効性も欲しいけど、根本から変えたい」という方には、この組み合わせをご提案することが多いです。 02「意味あるの?」に正直にお答えします これが多くの方の本音だと思います。 結論から言えば、正しく継続すれば肌育注射には意味があります。 ただし「何に効くか」だけでなく、「いつ実感できるか」「どれくらい持続するか」も事前に知っておくと、期待とのずれが少なくなります。 向いている人と、向かない人の違いとは? 次のような悩みや状況に当てはまる方は、肌育注射が特に向いていると言えます。 向いている人: 細胞の生成・回復力が高い方(30〜60代) ニキビ跡・毛穴が気になる方 ハリ低下・乾燥・小じわが気になる方 「一時的な注入による改善」ではなくもっと根本的な改善を求めている方 一方で、次のような状況では向いていない場合があります。 1〜2回で劇的な変化を期待している(治療の性質上、即効性は期待しにくいです) 妊娠中・授乳中の方(製剤の種類によって異なりますが、多くの製剤で禁忌となっています) 施術部位に感染症・強い炎症がある方 引越しや育児などで、数か月にわたる通院が難しい時期 「自分はどちらだろう?」と迷っている場合は、まずカウンセリングでご相談ください。 【院長コラム】今日のあなたが“一番若い”とお伝えしています 60代以降の方からよく『私に肌育がもう遅いんじゃ…』というというご相談を受けます。 結論、肌育に年齢はほとんど関係ありません。というのも肌育注射は「肌細胞をつくる機能を活性化させる」ことが目的であり、むしろ若い方よりも年齢によって「肌細胞を作る機能が低下してきた方」に向けて効果を発揮するからです。 当然年齢を重ねるごとに肌をつくる力は低下してきますが、今のあなたが細胞をつくる力を一番持っているのが“今日”です。 明日からサプリメントを飲むよりも、今日から始めた方が効き目がある、そんなイメージを持っていただくと良いのが肌育注射です。当クリニックでも60代以降の方で肌育注射を実施される方はかなり多くいらっしゃいます。 ただし肌年齢によっては肌育ではなく「ヒアルロン酸」や「ボトックス」の方が即効性を感じやすい方もいらっしゃいます。 売り文句に左右されるのではなく、あなたに本当に合う施術を選んでほしいからこそ、当クリニックではスタッフ・院長がお肌の状況をカウンセリングした上で最適な施術をご案内しています。肌にお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。   いつ実感できる?どれくらい持続するの? 何に効くか ハリ・弾力の回復 毛穴の引き締め ニキビ跡・色素沈着の改善 乾燥・くすみの改善 小じわの軽減 肌全体のキメの向上 いつ実感できるか コラーゲンが産生され始めるのは施術後1〜2か月後です。2〜3回で肌のハリや潤いの変化を感じ始め、3回完了後に「あの頃の肌とは違う」と実感される方が多いですね! 03製剤の種類と悩み別の選び方 製剤の種類と悩み別の選び方 一口に「肌育注射」と言っても、製剤の種類によって成分・作用・向いている悩みが違います。どの製剤が自分の悩みに合うか、ここで大まかに把握しておくとGoodです! 系統 主な製剤 特徴 向いている悩み PN(ポリヌクレオチド)系 リジュラン、リズネ サーモン由来。組織修復・再生を促す 毛穴・ニキビ跡・くすみ PDLLA(ポリ乳酸)系 ジュベルック、ジュベルックシャイン 植物由来。効果の持続が長い ニキビ跡・ハリ低下・小じわ HA(ヒアルロン酸)系 プロファイロ、ボライト 保湿と弾力を同時に高める 乾燥・ハリ低下 アミノ酸系 スネコス パフォルマ ヒアルロン酸+6種のアミノ酸配合 小じわ・乾燥 04「何歳から始めるべき?」20代・30代に、率直に伝えたいこと 20代の方へ…「20歳」と「20代」では基準が異なります 20代の方でまず気になるのが「まだ早いんじゃないか」という点ですよね。 まずお伝えしたいのが、肌をつくる細胞は25歳を目安に大きく変化します。 つまり成人直後の人はまだまだご自身で細胞をつくる機能が活発なままの傾向がありますが、25歳を過ぎると『つくる力』はあるものの、細胞自体が『休眠状態』になりやすいです。身体のつくりもありますが、会社や日々の生活など、さまざまな部分で食生活やストレスなどの影響を受けやすいからとされています。 ですので20代で肌育注射を検討されている方は、学生時代と私生活が変わってきたかどうか、をひとつの基準に肌育注射を試していただくのがいいと思います! 30代の方へ…肌育注射の“適齢期”とお伝えしています 「もっと早く来ればよかった」とおっしゃる方も多いのですが、30代から始めても十分意味があります。 今この瞬間から始めることで、着実に肌質は変わっていきます。どの年代でも共通して言えるのは、「始めるのは早いほど細胞の底力が違う。それでも思い立ったときが始めどき」ということ。若いうちからのケアが、長い目で見るともっとも効き目を感じていただけると思っています。 診察室でよく聞かれることを正直にお答えします。 Q. 痛みはどれくらいですか? A. 施術前に麻酔クリームを30〜60分塗布するので、チクチクする程度です。「思ったより全然平気だった」とおっしゃる方が多いです。 注射そのものへの抵抗感が強い方も、麻酔クリームの効果で驚くほど楽だったとおっしゃいます。痛みが特に心配な方は事前にお気軽にお申し出ください。 Q. 他のレーザーや注射と同時にできますか? A. 組み合わせが可能なものも多いですが、「何でも同時にやればいい」というわけでもありません。 肌に複数の刺激を一度にかけすぎると回復が追いつかないこともあるため、カウンセリングで肌の状態を診た上で、最適な組み合わせをご提案します。 Q. ずっと通い続けないといけませんか? A. 3回の基本クールを終えた後は、半年〜1年に1回のメンテナンスで維持できる方が多いです。 毎月通い続ける必要はありません。「3回以降も毎月来なければ効果が消えてしまうのか」と心配される方もいますが、そういうわけではありませんので、ご安心ください。製剤によって効果の持続期間が違うため、自分のペースで無理なく続けられる計画をご一緒に考えます。 Q. 授乳中でも受けられますか? A. 多くの製剤で授乳中の方はお断りしています。 赤ちゃんへの影響が未確認のものが多いためです。卒乳後に改めてご相談ください。産後の肌ダメージを回復したいというご要望は多く、卒乳後にスタートされる方も多いです。 Q. 副作用やリスクはありますか? A. 主なリスクは赤み・内出血・腫れなどの局所反応で、多くは数日以内に自然に治まります。 重篤な副作用の報告は国内外でも少なく、多くの製剤で安全性は高いとされています。ただし本製剤の多くは薬機法上の未承認製剤(クリニックが正規代理店から個人輸入して使用)のため、万一重篤な副作用が生じた場合は国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。気になる症状が出たときは、すぐにご連絡ください。 05受ける前に知っておきたいこと カウンセリング前に知っておきたい実務情報をまとめます。 手打ちと水光注射の違いと、月1回×3回が基本スケジュールの理由 肌育注射には、医師が手で1点ずつ注入する「手打ち」と、複数の針を搭載した機械で広い範囲を均一にケアする「水光注射(機械注入)」の2種類があります。手打ちは特定部位への集中ケアに、水光注射は広い面積を短時間でまんべんなくケアしたいときに向いています。 「水光注射と肌育注射は別物ですか?」という疑問をよく受けますが、水光注射は「機械で注入する方法の名称」です。使う製剤(肌育注射の成分)は手打ちでも機械打ちでも同じです。施術時間はいずれも15〜30分程度が目安。通院スケジュールの基本は「月1回×3回で1クール→その後半年〜1年に1回のメンテナンス」です。細胞が再び休眠に向かう前に刺激を与え続けることが、持続的な効果につながります。 赤み・内出血は数日で改善 主なダウンタイム症状は以下のとおりです。 赤み・かゆみ:数時間〜1日程度でおさまることが多い 腫れ:1〜5日程度 内出血:出た場合は1〜2週間程度で自然消失 翌日から洗顔・保湿・メイクはほぼ可能です(施術方法による)。 「仕事翌日に行けるか」という点では、赤みや内出血が出なければほぼ通常通りの生活が可能です。内出血が出た場合もコンシーラーで対応できるケースがほとんどで、「3〜7日間外出できない」というほどの影響が出ることはまずありません。大事なイベントの前は2週間以上余裕を持って受けることをおすすめします。施術当日のサウナ・激しい運動・過度な飲酒は控えてください。 1回3〜10万円、年間15〜20万円が目安 費用は製剤の種類・クリニック・施術部位によって大きく違います。以下は目安です。詳細な費用については、カウンセリングで肌状態や通院計画をもとに具体的にご提示します。 1回あたり:33,000円〜100,000円前後(製剤・部位により異なる) 3回クール合計:100,000円〜300,000円程度 年間継続コスト:初回クール+メンテナンス含め、年間15万円〜20万円程度が一つの目安 「長く続けるとトータルでいくらかかるの?」という点は、1回の費用だけを見ていると見えにくくなります。初回クール3回分と、その後のメンテナンス費用を分けて考えると判断しやすいです。年間コストで見ると、スキンケアやエステ通いにかける費用と比べると「意外と現実的だった」と感じる方も多いです。費用の組み立て方や優先順位の考え方も含めて、カウンセリングでいっしょに整理できます。 06自分に肌育注射が合うかどうか、判断してみよう! 肌育注射は「細胞を起こして肌質を根本から変える」治療です。 仕組みと向き不向きが大まかにわかっていれば、カウンセリングでより具体的な話ができます。 この記事のポイント ヒアルロン酸は補う治療、肌育注射は細胞を起こして育てる治療 月1回×3回が基本クール、その後は半年〜1年に1回のメンテ ハリ・毛穴・ニキビ跡に有効、ただし実感まで2〜3回かかる 肌育注射単体での即効性は期待しにくい。即効性はヒアルロン酸・ボトックスで補いながら組み合わせる方法もある 妊娠・授乳中は多くの製剤で禁忌、事前に確認が必要 「自分に向いているかもしれない」と感じたなら、次は製剤の選び方や費用感を確認する段階です。「即効性も欲しい」という方は、ヒアルロン酸など即効性のある施術と組み合わせるという方法もあります。通院が難しい時期なら、タイミングだけ改めて考えてみてください。「迷っている」という状態のままご来院いただいても問題ありません。 ペガサスクリニックでは直接肌状態を診た上で製剤と通院計画をご提案します。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

ララドクターの魅力と進化し続けたピーリングの歴史について

『ピーリング』と聞くと肌を剥がす施術というイメージを持つ方も多いかもしれません。ですが、最新のララピールは『剥く(剥離)』ではなく、『育てる』ピーリングとして人気が高まっています。ピーリングの歴史は長く、古代エジプト時代から存在するといわれるほどです。そんな『ピーリング』も時代とともに大きく進化してきて、今では美容医療だけではなく家庭用ピーリングなどにも応用されています。では、ピーリングはどのように進化し、現代の美容医療ではどのような役割を担っているのでしょうか。今回は歴代のピーリングから最新の肌管理治療までわかりやすく解説していきます。 ピーリングの歴史 01.天然酸による肌磨き ピーリングの原型は数千年前からあり、クレオパトラが甘酸っぱいミルク『乳酸』で入浴していたという話は有名ではないでしょうか。乳酸には肌を柔らかくする作用があり、今でいうAHA『フルーツ酸』の原型に近い考え方です。その他、『レモン(クエン酸)』『ワイン(酒石酸)』『発酵果実』などの『天然酸』を肌に使う文化が各地にありました。つまり、『ピーリングの始まり』は【肌を明るく、なめらかにする民間美容】ということです。 02.19~20世紀初頭/医療としてのケミカルピーリングが始まる 1800~1900年代にはいると、皮膚科領域で化学的に皮膚を剥離する治療が研究され始めます。ニキビやシミ、小じわの改善目的で ・サリチル酸 ・TCA(トリクロロ酢酸) ・フェノール ・レゾルシン などが使われ始めました。当時はかなり『攻めのピーリング』で『1回で皮膚を入れ替える』という発想が強かったです。なので、炎症後の色素沈着(PIH)や瘢痕リスクが非常に高かったです。 03.1990年代~2000年代/AHA・BHA時代(日本で普及) この時期から美容皮膚科が一般化し始めました。ここで普及したのが ・サリチル酸マクロゴールピーリング ・グリコール酸ピーリング などです。考え方は『1回で皮膚を入れ替える』ではなくなり、『古い角質を取り除き、ターンオーバーを正常化すること』特に ・にきび ・毛穴 ・ざらつき ・皮脂 に強く、日本の美容皮膚科の定番となりました。 04.2010年代/剥かないピーリング時代 ここで転換点!!『剥離=正義』から【炎症を起こしすぎない】方向へ進みました。代表的なのが『PRX-T33マッサージピール』です。TCAを使いながら強い表皮剥離を抑えて真皮刺激を狙う形になりました。『剥く』から『育てる』へ少し変化し、コラーゲン刺激やハリ感が重視され始めます。 05.2020年代~現在/韓国肌管理時代 最近の流れではLHALAPEEL・ブラックピール・水光ピーリング系が人気でコンセプトは『皮膚を傷めずにツヤを作る』つまり、『昔=リセット美容で削る』が『今=コンディション美容で育てる』に変化しています!お客様の価値観としても「皮むけを我慢してでも改善」ではなく、『ダウンタイムを少なく、綺麗を維持したい』にニーズが移ってきています。 簡単にまとめるとピーリングの歴史は 剥く → 調整する →育てる の進化となります!! 第1世代:天然酸 第2世代:強剥離ピーリング 第3世代:AHA/BHA/サリチル酸マクロゴールなど 第4世代:マッサージピール/ララピールなど 第5世代:韓国肌管理系ララドクターなど ピーリングは古い治療ではなく、時代とともに進化してきた治療です。剥く時代から育てる時代へ。大切なのは流行ではなく、自分に合った選択をすることです。 それではここで最新のピーリング『ララピール』と『ララドクター』の2つを比較していきたいと思います!   ララピールについて ララピール(LHALAPEEL)は韓国で開発された肌を剥がさないタイプのピーリング施術です。従来のケミカルピーリングのような角質を強く剥離するのではなく、肌の再生を促しながら美容成分を浸透させることを目的としています。LHA成分+アルカリ成分+脂質の3つが主な主成分です! 【LHA成分】 → 毛穴・角栓ケア・皮脂抑制・ニキビ予防・低刺激でターンオーバー正常化 【アルカリ成分】 → コラーゲン刺激・ハリ感・肌質改善・炎症を抑えながら再生促進 【脂質成分】 → バリア機能サポート・保湿・ダウンタイム軽減・赤み軽減 ララピールの特徴 01.ダウンタイムがほぼない 赤みや皮むけが起こりにくく、敏感肌やアトピー肌の方でも安心して行いやすい 02.肌のハリ・ツヤ向上 肌のキメを整え、透明感をアップする 03.毛穴やニキビ跡のケア 肌のターンオーバーをサポート どんな方におすすめ ・肌のくすみが気になる方 ・毛穴の開きが気になる方 ・肌にツヤが欲しい方 ・ダウンタイムの長い施術は避けたい方 ・レーザー治療よりもマイルドなケアを希望する方 効果の感じ方には個人差がありますが1回でもツヤ感やトーンアップを感じる方も多く大切な予定の前日などに施術する方も多くいらっしゃいます。肌のトラブルが起きにくくなるように肌質改善をしたい方は1~2週間ごとに繰り返し10回程度をおすすめしています。   ララドクターについて LHALADoctorとはララピールを医師が監修し、医療機関用にグレードアップした第5世代ピーリングのことです。ララピールの主成分であるLHA成分+アルカリ成分+脂質成分に加えて、PLLAを追加配合しLHAの濃度もワンランクアップしました。『剥く』ではなく『育てる』ピーリングというのはララピールと同様です!! 追加成分のPLLA(ポリ乳酸)の役割は? PLLA(ポリ乳酸)は【コラーゲンを作らせる役割】を担っています。PLLA(ポリ乳酸)は皮膚内で線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチン産生を促すことで ・ハリ感アップ ・キメ改善 ・小じわ改善 ・肌の厚み感 ・毛穴の引き締まり感 に繋がると考えられています。つまり、 【LHA】 → 表面を整える(角質・皮脂) 【PLLA】 → 内側を育てる(真皮・コラーゲン) という役割分担です。わかりやすく言うと『肌の土台を少しずつ元気にする成分』と言えますね!   LHALAは頭皮にも使用できるの? LHALAの応用としてスカルプケアとして使用することが可能です!ペガサスクリニックでは頭皮スッキリセットとしてララピールやララドクターを受けてくださる方にオプションとしてご案内しています。LHALAの薬液をコットンや綿棒などのやわらかいものへ染み込ませ頭皮を優しくカッサします。イメージとしては『頭皮のピーリング&スカルプケア』のようなものです。 皮脂・角質除去 → 毛穴詰まりやべたつきが解消されます! 頭皮環境改善 → フケや軽い炎症の緩和 毛穴洗浄+育毛施術前のケア → メソセラピーやミノキシジル導入など施術を検討している方の事前ケア 頭皮のくすみやにおいケア → 油汚れによる色素の改善やにおいの緩和 ですが、ここで注意が必要なのは「ララで毛が生える」というわけではないのでご注意ください。 KOライトやデルマシオとの併用でさらに満足度アップ 【KOライト】高出力LEDを応用した機器で簡単に言うと【肌の回復力を上げる、ダウンタイム軽減LED】として有名です!光エネルギーが細胞に作用し、ATP産生=細胞エネルギーを高めることで炎症や治癒をサポートするという理論です! 01.赤色LED(約625nm)  ・ダウンタイム軽減(特に黄色の内出血に効果的) ・赤み・炎症軽減 ・ハリ感 ・創傷治癒サポート   02.青色LED(約465nm) ・にきび ・皮脂コントロール ・アクネ菌対策 03.ピンク混合 ・肌のコンディション調整 という使い分けが一般的です。ピンク混合LEDでも赤青それぞれの効果もしっかりと出ます!主に赤色LEDは施術後のダウンタイム軽減のために使用します。青単品で使用することはほとんどなく、肌治療の満足度アップとしてピンク混合LEDを使用します! ララドクターは薬剤塗布後に10分間時間を置きますのでその際にKOライトのピンク混合LEDを照射することによってお肌のハリツヤや皮脂コントロール、ニキビへのアプローチも可能となります。 【デルマシオ】針を使用せずに悩みに合わせた美容成分を肌の奥まで導入するし、強力な保湿をする施術です。薬剤は豊富に取り揃えており、 ・トラネキサム酸 ・ビタミンC ・コラーゲン ・グリシルグリシン ・シアノコバラミン ・プロテオグリカン ・セラミド ・アゼライン酸 ・ナイアシンアミド ・グルタチオン の現在は10種類の薬剤を取り揃えております。皮膚に微弱な電気パルスを与えて、一時的に細胞膜に小さな通り道を作り、通常では入りにくい有効成分を深部まで浸透される仕組みです。デルマシオは医療用機器でエレクトロポレーションという施術になります。デルマシオはエステサロンで使用されているイオン導入と呼ばれている機器の医療機器バージョンとなります。イオン導入とエレクトロポレーションの違いは薬剤の導入の仕方と導入量の違いです。 💎エレクトロポレーション →皮膚に微弱な電気パルスを与えて、一時的に細胞膜に小さな通り道を作り、通常では入りにくい有効成分を深部まで浸透される仕組み ※ある程度、分子が大きい薬剤であっても通り道を作っているので浸透しやすい ※イオン導入の約70倍の浸透率と言われている 💎イオン導入 →美容成分に電気をかけて同じ電荷は反発するという性質を利用して肌の中へ押し込む仕組み。 ※分子が大きい美容成分は向かないので導入できる薬剤に制限がある ※エレクトロポレーションに比べると浸透率が劣る ピーリング治療や熱を与えるレーザー治療との併用がとても人気で、鎮静・保湿をしてくれるのでダウンタイム軽減としても有効です。 他のピーリングとの比較 ペガサスクリニックでに取り扱いのあるピーリング比較表を参考にして興味のあるものや通いやすそうなものを事前にチェックしてみましょう! 項目 ララドクター ハイドラジェントル ブラックピール ミラノリピール コンセプト 肌育・ツヤ肌管理 毛穴洗浄 ニキビ・皮脂改善 真皮再生・肌質改善 主な作用 LHA・PLLAによる肌環境改善 水流+吸引による角栓除去 植物性活性炭+乳酸による角質調整 TCAによるコラーゲン刺激 得意な悩み ツヤ、くすみ、乾燥、小じわ 毛穴汚れ、黒ずみ、皮脂 ニキビ、毛穴、テカリ 毛穴開き、ハリ不足、小じわ、ニキビ跡、くすみ 即効性 ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★☆ 肌質改善効果 ★★★☆☆ ★☆☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★★ 毛穴汚れ ★★☆☆☆ ★★★★★ ★★★☆☆ ★★☆☆☆ 毛穴開き ★★☆☆☆ ★☆☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★★ ニキビ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★☆☆ ツヤ・水光感 ★★★★★ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ハリ・弾力 ★★★☆☆ ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★★★ ダウンタイム ほぼなし ほぼなし 軽度の赤み 軽度〜中等度の赤み・皮むけ 痛み ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ 施術時間 20〜30分 20〜30分 20〜30分 20分程度 推奨間隔 1~2週間 2週間 2週間 2週間   💎院長からひと言 ララピールやララドクターのようにピーリングは時代とともに進化し続けています。しかし、大切なのは『今、話題の施術を受けること』ではなく、ご自身の肌悩みや肌質にあった施術選ぶことができるかどうかです。毛穴汚れの改善が目的なのか、ニキビを治すことが目的なのか、ハリツヤを高めたいのかによって最適な治療が異なります。ペガサスクリニックでは異なる種類のピーリングやその他のレーザー治療、肌育注射なども豊富に取り揃えています。お客様の肌質やライフスタイルに合わせて最適な治療を提案致しますので『自分にはどの施術があっているのか』を是非ご相談ください。

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診療科目 美容外科 / 美容皮膚科
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