【院長が教える】「ボトックスorヒアルロン酸」の違い、正しく理解できてる?シワ改善の基本を徹底解説!
シワ治療を検討し始めると、必ず目にする「ボトックス」と「ヒアルロン酸」。 どちらも注射でシワを改善できる施術ですが、「結局どっちを選べばいいの?」と迷っている方は多いのではないでしょうか。 本記事ではそんな「ボトックス or ヒアルロン酸」の違いについて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください! この記事を読めば、こんな悩みが解決します! ボトックスとヒアルロン酸、効果が出るシワの種類の違い 顔の部位ごとの使い分け(額・眉間・ほうれい線など) 効果の持続期間と費用相場の比較 痛みやリスクの違いと、失敗を防ぐポイント 01ボトックスとヒアルロン酸の「推奨部位」をチェック! ボトックスとヒアルロン酸のもっとも大きな違いは、「どのシワに効果があるか」という点にあります。 基本原則は、表情じわにはボトックス、静止じわにはヒアルロン酸が効果的です。このセクションでは、具体的な部位と症状を挙げながら解説していきます! 【まずは図解で確認!】それぞれ“どんなシワ”に効くの? 詳しい内容は後述しますが、まずはイラストでそれぞれの推奨部位を見てみましょう! 左側の『ボトックス』は主に「表情じわ」とよばれる、笑った時や、筋肉の縮みによってできるシワに効果的。 一方右の『ヒアルロン酸』は、ほうれい線やマリオネットラインといった、年齢によって出やすいシワに効果的です。 効果が違うため「一概にどちら」とはいえない! ここで押さえておきたいポイントが、ボトックスとヒアルロン酸は、そもそも根本的な“効き目”が違うこと。 「似たような成分」というわけではなく、そもそも作用する理由・ポイントが違いますから、「こっちを打つべき!」と断定できるものではなく、あくまで“推奨”と覚えておきましょう! ここから詳しく解説します! 【ボトックス】「表情じわ」に効果的! 表情じわとは、笑ったり怒ったりといった表情の動きによって一時的に現れるシワのことです。 顔の表情筋が繰り返し収縮することで皮膚に折り目が付き、最初は表情をやめれば消えますが、加齢とともにシワが刻まれたまま残るようになってしまいます。 ボトックスは、こうした表情じわの改善に向いています。 神経と筋肉の接合部に作用して、表情筋の動きを一時的に抑えることでシワを予防・改善してくれます。 ボトックスが向いているシワ 額(おでこ)のシワ:眉を上げたときに出る横じわ。ボトックスの定番部位です 眉間のシワ:怒ったときに出る縦じわ。険しい印象を和らげたい方に 目尻のシワ(カラスの足跡):笑ったときに出る放射状のシワ エラ張り:咬筋の発達による輪郭の張り。小顔効果が期待できます あごのシワ(梅干しジワ):あごに力を入れたときにできる凸凹 【ヒアルロン酸】無表情でも見える「静止じわ」に! 静止じわとは、表情に関係なく顔を静かにしていても常に見える深いシワのことです。 主な原因は肌の老化や乾燥による弾力低下で、コラーゲンやエラスチンの減少、皮膚のたるみによって生じます。ヒアルロン酸は、こうした静止じわに対する代表的な施術法です。 ヒアルロン酸が向いている主な部位 ほうれい線:鼻から口角にかけての深いシワ。ヒアルロン酸でもっとも人気の部位です ゴルゴ線(ミッドチークライン):目頭から頬にかけてのシワ。顔の疲れた印象を改善 マリオネットライン:口角から顎にかけてのシワ。老けた印象の改善に 涙袋・目の下のくぼみ:ボリュームを出して若々しい印象に 唇・顎・おでこ:ボリュームアップや形を整える目的で 02それぞれの「効果・作用」を深掘り! なぜボトックスとヒアルロン酸は効果があるシワの種類が違うのでしょうか?それは作用のしくみがまったく異なるからです。 ここでは、両施術のメカニズムをわかりやすく解説していきます! ボトックス…「筋肉のブレーキ」として表情筋を抑える! ボトックスは、ボツリヌス菌が産生するA型ボツリヌストキシンという天然タンパク質を精製した医療用製剤です。 神経と筋肉の接合部に作用して、運動神経から放出されるアセチルコリンを一時的に阻害します。 簡単にいえば、神経から筋肉への「収縮せよ」という信号が伝わらなくなるため、注入した筋肉の力が抜けてリラックスした状態になります。 「筋肉のブレーキ」のようなイメージで、表情筋の過剰な動きを抑え、表情じわができにくくなるというしくみです! ヒアルロン酸…皮膚に“膨らみ”を与える! ヒアルロン酸は、もともと人間の体内に存在する保湿成分です。 皮膚や関節、眼球などあらゆる組織に含まれており、1gで約6Lもの水分を抱え込めるほど高い保水力があります。ただ、体内のヒアルロン酸量は20代前半をピークに加齢とともに減少します。 肌のハリが失われ、シワやたるみが生じやすくなるのはこのためです。 美容医療で使うヒアルロン酸製剤は、このヒアルロン酸をジェル状に加工したものです。 気になるシワや凹みに注入すると、「皮膚のクッション」のように内側からふくらみを作り、シワや溝を押し上げて目立たなくしてくれます! 03【実は】それぞれ「効果の出始め」に違いがある! ボトックスとヒアルロン酸は、効果が現れるタイミング、持続期間、費用も大きく異なります。 長期的な計画を立てるために、これらの違いを理解しておきましょう! ヒアルロン酸…「施術直後(その日)」から効果あり! ヒアルロン酸注射は施術直後から効果を実感できるのが大きな魅力です! ほうれい線にヒアルロン酸を注入した場合、施術台の上で鏡を見た時点で「線が浅くなっている」「口元がふっくらして若返った」と感じられるケースがほとんどです。 注入部位によってはわずかな腫れが出ることもありますが、多くは数日以内に落ち着きます。 腫れや内出血といったダウンタイムが比較的少なく、メイクも当日からできるため、イベント直前でも間に合うのは嬉しいポイントですね! ボトックス…効果が出るのが遅い(数日〜1週間) 一方ボトックスというのは、実は施術してすぐに効果が出るわけではありません。具体的には注入した薬剤が神経終末に作用し始めるまで、おおよそ3日〜1週間ほどかかります。 たとえば眉間のシワ治療では、1週間後には表情を作ってもシワが寄りにくくなり、険しい印象が和らいでいます。 【院長コラム】時間がかかるのは「筋肉の緩ブレーキ」が徐々に進むため! ではなぜボトックスの効き始めまで時間がかかるのかというと、前述した通り、ボトックスはヒアルロン酸のように「ハリ成分」を注入するわけではなく、筋肉に作用させるタンパク質を注入するからです。 この成分が実際に効き始め、筋肉に効果が現れるまでに数日かかるという仕組みです。 ちなみに余談ですが『ボトックス』という名称は、アメリカ生産のボトックス注射を指す名称であり、韓国製などのボトックス(厳密にはボツラックスなど)はこの名称は使用できません。 この辺りの豆知識についてはこちらで解説していますので、興味がある方はぜひご覧ください! 持続期間は部位によっても大きく変わる 「ボトックスとヒアルロン酸、どちらが長持ちする?」という質問をよくいただきますが、実は持続期間は「施術の種類」だけでなく「部位」によっても大きく異なります。 【部位別】ボトックスの持続期間 部位 持続期間の目安 エラ(咬筋) 4〜6ヶ月(筋肉が大きいため長め。患者によっては8ヶ月近く持続する例も) 眉間のシワ 3〜4ヶ月 額のシワ 3〜4ヶ月 目尻のシワ 3〜4ヶ月 一般に、額や眉間など表情筋が小さい部位では約3〜4ヶ月で効果が薄れ始め、エラのように大きな筋肉では4〜6ヶ月以上持続する傾向があります。 【部位別】ヒアルロン酸の持続期間 部位 持続期間の目安 ほうれい線・マリオネットライン 約6ヶ月〜1年半ほど 額・こめかみ 約1年ほど 涙袋 約6ヶ月〜1年ほど 唇 約6ヶ月〜1年ほど 鼻・アゴ 約1年ほど 頬(チークリフト) 約1年年ほど 04それぞれ「注射」だけど…痛みはある? 美容医療を受ける際、痛みや副作用について知っておくことは大切です。 ボトックスとヒアルロン酸では、痛みの感じ方や注意点が異なりますので、しっかり確認しておきましょう! 【結論】どちらも「チクッ」とした痛みはある 注射である以上、どちらもチクッとしてしまう…、というのが結論ではあります。(笑) しかし、ヒアルロン酸の場合は少し痛みを緩和することができます。その理由を解説しますね! ヒアルロン酸薬の中に「麻酔」が入っている! ヒアルロン酸は製剤自体に「キシロカイン」という麻酔が含まれているものが多く、比較的痛みは少なめです。 注入していくうちに麻酔が効いてきて、後半はほとんど痛みを感じなくなる方も多いです。もちろん刺す際のチクッとした痛みはありますが、注入時のグーッ長引く痛みはあまりありません。 【当院の特徴】どちらの痛みも緩和できる麻酔もご用意します 「打ちたいけど、注射が嫌いだから…」というお客様も実際多くいらっしゃいます。(何より私自身も、注射の痛みは苦手ですから…) そこで当クリニックでは、できるだけ痛みを緩和いただける麻酔もご用意しています。具体的には以下の通り。 笑気麻酔:もっとも手軽に使える麻酔。リラックス効果で痛みを感じにくくなります。 麻酔クリーム:針を刺すときの痛みを緩和できます。歯医者さんなどで「麻酔前に塗る“歯茎の塗り麻酔”」というとイメージしやすいかと思います。 神経ブロック麻酔、静脈麻酔:より強い麻酔が必要な場合に使用します。 PEGASUS CLINICでは痛みに配慮した施術を行っていますので、痛みが不安な方もお気軽にご相談ください。 共通する副作用と万が一のときの対処法 ボトックスとヒアルロン酸に共通する副作用として、以下のようなものがあります。 内出血 腫れ 赤み いずれもほとんどの場合、数日〜1週間で自然に治まりますので、過度な心配は不要です。メイクで隠せるくらいであることがほとんどです。 ボトックス特有の対処法 万が一ボトックスの効きすぎで表情が不自然になってしまった場合も、1〜2ヶ月で自然に元に戻りますので心配ありません。効果が切れるまで待てば、元通りになります。 人によって効き目の出方も違いますから、効きすぎてしまって「顔が動かしづらい」などがあれば、もちろん遠慮なくご相談ください。 ヒアルロン酸特有の対処法 ヒアルロン酸は、万が一仕上がりに不満がある場合でも、ヒアルロニダーゼという酵素を注射すれば数日で溶かして元に戻せます。 「やってみて気に入らなかったらどうしよう」という不安がある方にも、修正できる可逆性があるのは安心材料になります。 どちらの施術においても、信頼できる医師を選ぶことが副作用リスクを減らすもっとも大切なポイントです。 カウンセリングでしっかり相談し、納得した上で施術を受けることをおすすめします。 05ちなみに「両方併用」ってできるの? ボトックスとヒアルロン酸は、併用することでさらに高い効果が期待できます。 作用のしくみが異なるため、組み合わせることで「シワの予防」と「シワの改善」を同時に叶えられるのです。 同日施術もできる!併用のメリットと具体例 ボトックスとヒアルロン酸の同日施術は、多くのクリニックで行われています。 1回の通院で両方の施術を受けられるため、忙しい方にも嬉しいですね。 併用のメリット 「シワの予防」と「シワの改善」を同時に叶えられる より自然で若々しい仕上がりになる 具体例 たとえば額のシワ改善の場合、横じわにはボトックスで表情筋の動きを抑え、すでに深く刻まれたシワにはヒアルロン酸でボリュームを補うという組み合わせが向いています。 ボトックスでこれ以上シワが刻まれるのを予防しながら、ヒアルロン酸で今あるシワを目立たなくするというダブルの効果が期待できます。 あなたの悩みに合わせた組み合わせパターン パターン1「ほうれい線 + 眉間のシワ」 ほうれい線にはヒアルロン酸、眉間のシワにはボトックスという組み合わせです。 ほうれい線を浅くしながら、険しい印象を与える眉間のシワも同時に改善できます。 なお、小鼻の上から出るタイプのほうれい線の場合は、ボトックスが効くケースもありますので、カウンセリングでご相談ください。 パターン2「エイジングケア全体」 ほうれい線・ゴルゴ線にはヒアルロン酸、額・眉間・目尻にはボトックスという、顔全体をカバーする組み合わせです。 総合的なエイジングケアを目指す方におすすめです。 どの組み合わせが最適かは、お顔の状態やお悩みによって異なりますので、カウンセリングで相談するのがベストです。 「まずはどちらか一方から始めて、様子を見て追加する」というステップを踏むのもおすすめですよ。 06まとめ ボトックスとヒアルロン酸の違いを比較してきましたが、大切なのは「自分のシワのタイプに合った施術を選んでもらうこと」です。 この記事のポイント 表情じわにはボトックス、静止じわにはヒアルロン酸 ほうれい線のタイプによってはボトックスが合う場合もある 併用することでシワの予防と改善を同時に叶えられる! シワの原因は人それぞれです。 同じほうれい線でも、頬のたるみが原因なのか、筋肉の動きが原因なのかで最適な施術は変わります。 だからこそ、「なぜそのシワができているのか」を見極められる医師のもとでカウンセリングを受けることが大切です。 PEGASUS CLINICでは、累計10万件超の施術経験をもとに、お一人おひとりのお悩みに合わせた最適なプランをご提案しています。 「疲れて見える」「顔が長くなってきた」といった漠然としたお悩みでも大丈夫です。 カウンセリングで「それならここに打つと改善しますよ」と具体的にアドバイスいたします。