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ボトックス失敗!?原因について徹底解説!

美容医療が身近になってきた今、「ボトックスを受けたことがある」という方はだんだん増えてきているのではないでしょうか?手軽に受けることができ、効果実感も高いボトックスですが、その一方で「ボトックスを打って目が開かなくなった」「笑えなくなった」などの失敗談を耳にすることもあります。ボトックス治療に関して「失敗」と感じるケースは少なくありません。これは施術ミスだけでなく、期待とのギャップや副作用によって起こることもありますので詳しく解説していきたいと思います!

💡ボトックスとは?

ボツリヌストキシンはたんぱく質の一種で筋肉に注射することで筋肉の動きを抑制することを利用した美容施術です。表情じわや毛穴縮小・皮脂抑制・汗の抑制などの効果があります。施術後、早いもので3~7日程度で効果が見られ始めます。個人差はありますが持続力は3~4か月なので繰り返し、定期的なメンテナンスが必要です。

✅ボトックス失敗の代表例

1.表情が不自然になる
→額や眉間、目尻のしわ取りで筋肉が動かなくなりすぎると、表情が固まる印象になります。
2.左右差が出る
→片側だけ効きすぎたり、反応が悪い場合に顔のバランスが崩れることがあります。
3.まぶたが下がる(眼瞼下垂)
→誤って薬剤が上まぶたを支える筋肉に影響した場合、まぶたが重くなることがあります。
4.笑顔が不自然にある
→口元やエラのボトックスで、笑ったときに引きつった表情になることがあります。

✅失敗した場合の対処法

1.時間の経過を待つ→ボトックスは効果が3〜6か月で自然に薄れるため、多くの場合は時間とともに改善します。
2.修正注射→左右差などは、追加でバランスを取る注射で改善できる場合があります。
3.医師の相談→信頼できる医師に早めに相談することが最も重要です。

📌失敗しないようにするには?

1.経験豊富な医師を選ぶこと
2.自分の希望をしっかり伝える
3.安すぎるクリニックには要注意!

ボトックスの施術の中で最も「失敗した」と感じてしまう部位は「額」です。なぜ、額のボトックスは失敗したと感じるケースが多いのでしょうか?それにはしっかりとした理由があります。

💡額にしわが寄る人は目の筋肉が衰えている!?

額にシワが寄る原因は様々ですが、原因のひとつとして「瞼の筋肉の低下」があります。額のシワの原因が瞼の筋肉の低下ってどういうこと!?と思う方も多いかと思います。額にシワが寄るときってどんな表情をした時が多いですか?
・驚いで目を見開いたとき
・上を見たとき
・スマホやパソコンを長時間使用している時
・まぶしい時
額にシワが寄る原因はいつでも目元に関連している時が多いです。

💡例)「驚いで目を見開いたとき」と「瞼の筋肉の低下」の関係

瞼の筋肉が低下していない人が目を見開くと眼球がより大きく見えて目の筋肉のみで見開くので額にシワが出来たり、眉毛が上がることがありません。
ですが、瞼の筋肉が低下している方は眉毛が上がり、額にシワを寄せます。目は見開くというよりも上にあがるという表現が近いかと思います。つまり、力の入り方が大きく異なります。瞼の筋肉がしっかりしている方は目に力が入りますが、瞼の筋肉が低下している方は眉上や額に力が入ります。

これは単に「瞼の筋肉の低下」のみが原因なのではなく長年、無意識に行い続けたことによる癖も原因のひとつと言えるでしょう。長年の癖を直すのはなかなか難しいものです。そこでボトックスを額に打つことにより、額の筋肉の動きを抑制して物理的に額の筋肉の動きを抑えます。そうすることによって、額の表情を動かした際に出るシワは目立たなくなります。ですが、今まで無意識の癖で眉上や額を動かして目を見開いたり、上を見ていた方は急にそれが出来なくなり、「重たくなった」「目が開かなくなった」と感じるようになります。瞼の筋肉のみでしっかりと目を見開いたり、上を見たりすることができる方であれば「目が開かなくなった」と感じることは少ないでしょう。これが額ボトックスを打って目が開かなくなったと言われる原因です。

これは年配の方だけでなく、若年層にも表れる症状です。長年の癖によって瞼の筋肉が低下する方もいれば、先天性で生まれたときから瞼の筋肉、目を開く力が弱い方はいます。これは「眼瞼下垂」と呼ばれ、瞼が正常な位置よりも下がってしまう状態を指します。見た目だけでなく、視界にも影響を及ぼすことがあります。眼瞼下垂は眠たそうな目をしており、元気がない印象と言われることが多いです。「眼瞼下垂」の方が額にボトックスを打ってしまうと高い確率で「目が重たくなった」「目が開かない」と思われると言えます。「眼瞼下垂」軽度であれば埋没二重などで改善されることもありますが、中度・重度までいくと切開を行い、眼瞼下垂の施術を受ける必要があります。PEGASUSCLINICでも埋没、切開を伴う眼瞼下垂を行ってますので気になる方は是非、ご相談ください。また、日常生活に支障をきたす場合は保険診療も適応となります。

その他にも額のボトックスで重たくなったと感じてしまうケースは人それぞれです。ボトックスを打つ前から既に眉毛が下がり気味の方などはさらに重たい印象になる可能性があります。このように失敗例を聞くと怖くなってしまうかと思いますが、しっかりと診断をしてもらったうえで、ボトックス施術を行っていただければ、より安心していただけるかと思います。PEGASUSCLINICでは「眼瞼下垂」や「眉毛が下がり気味の方」「重たいと感じてしまいそうな方」にはカウンセリングにお伝えさせていただきます。そのうえで額のシワをなくすことを優先してボトックスを打つ方やマイクロボトックスという筋肉ではなく、皮膚の部分へボトックスを打つメニューへ切り替える方もいらっしゃいます。

✅マイクロボトックスとは?

筋肉ではなく、皮膚の表面の浅い部分へ細かく打つボトックスです。筋肉へ打つと重たくなってしまう方におすすめしています。マイクロボトックスは皮膚に打っているので表面のシワや皮膚を抑制、毛穴を縮小する効果があり、つるんとした感じになります。ですが、筋肉へ直接打っているわけではないので表情じわをなくすことは難しいです。筋肉に打つ額ボトックスが怖い方や重たく感じてしまった方などにおすすめです!

✅エラボトックスで顔がたるんだ!?

「エラボトックスを打ったら顔がたるんでしまった」というお悩みは、実は少なくありません。とくに小顔効果を期待して施術したのに、逆に老けた印象になってしまうというケースもあります。なぜ、エラボトックスで顔がたるんだと思ってしまうのか?

1.筋肉のボリュームが急に減る
→エラの筋肉(咬筋)が縮小すると、その部分の「土台」が小さくなり、皮膚や脂肪が余ってたるんでしまうことがあります。
2.もともと皮膚にハリがなく、脂肪が多い
→30代以降や、皮膚の弾力が落ちている人は特に、ボトックス後に重力に負けてフェイスラインが下がる傾向があります。
3.打つ量が多すぎた・打つ場所が不適切
→経験の少ない医師が施術した場合、筋肉のバランスが崩れて顔のハリが失われることがあります。

📌たるみが起きた場合の対処法

1.経過を見守る
→ボトックスの効果は時間とともに薄れるため、軽度なたるみは元に戻ることもあります。
2.RFなどのたるみレーザー治療
→肌のリフトアップ効果のある美容施術で、たるんだ部分を引き締めることが可能です。
3.糸リフト
→中等度以上のたるみが気になる場合、糸や外科的な引き上げ処置も検討されます。
4.ボトックスの量・頻度を調整する
→次回以降は少量から始めたり、信頼できる医師に変更することが大切です。

✅エラボトックスで頬がコケた!?

「エラボトックスを打ったら頬がコケた」というのは、よくある副作用のひとつです。とくに小顔になりたかったのに、やつれた印象になってしまったと感じる方が多いです。また、エラボトックスを打つ前から既に頬がこけている方はさらに頬こけが加速する場合がありますので要注意です。PEGASUSCLINICでは事前にお伝えしたり、場合によっては頬へのヒアルロン酸を併用することもございます。

🧠なぜ、エラボトックスで頬がコケるのか?

1.エラの筋肉(咬筋)せすぎる
→エラ部分の筋肉が縮小すると、その上にあった皮膚や脂肪が支えを失い、頬のボリュームが減ってコケたように見えることがあります。
2.もともt顔が細い・脂肪が少ない
→顔の骨格や筋肉が薄いタイプの人は、筋肉が落ちた分だけ骨ばった印象になりやすいです。
3.注射の打ちすぎ・頻度が高い
→ボトックスを頻繁に打ちすぎると、筋肉の萎縮が進み、頬のボリュームロスが顕著になります。

💡予防のためには?

1.たるみ・頬こけのリスクを前もって伝えてくれるクリニックを選ぶ
2.たるみたくない頬こけしたくないと明確に伝える
3.年齢や肌状態に応じてRFや糸リフト・ヒアルロン酸などを併用する

💉ボトックス修正注射【オビソート】

美容クリニックでは、ボトックスによって効きすぎた筋肉の動きを緩和するためにオビソートは使用されることがあります。ボトックスの作用を和らげて、筋肉の動きを回復させる効果があります。効果は数日以内には現れますが、1回のみでは限定的なケースが多いため、必要に応じて1~2週間以上空けて2~3回注射する場合もあります。

ボトックス注射は美容施術の中でも手軽に行うことができ、人気の施術です。ですが、しっかりと診断をしてもらわずにそのまま施術を行うことで思いがけない落とし穴がある場合も0ではありません。事前にリスク説明までしっかりと聞いていた場合と聞いていなかった場合とでも気持ち的に異なるかと思います。リスク説明+万が一、起こってしまった場合の対処法や事前に併用することでリスクを下げることができるなどしっかりと確認しておきましょう。ボトックスの効果については別の記事で解説をしていますので気になる方は是非、ご覧ください。

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ペガサスクリニック担当者

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