
【やらなきゃよかった…】二重整形の失敗が起こる理由と、失敗しないための事前チェックリストを大公開!
目次
「二重整形」は良くも悪くも“変化がわかりやすい”施術です。
だからこそ挑戦してみたいものの「失敗したらどうしよう…」「そもそもどんな失敗のリスクがあるんだろうか…」と気になっている方も多くいらっしゃると思います。
そこで本記事では、二重整形で多くの方が心配される「失敗」についてその原因から具体的な回避策まで、ペガサスクリニック院長の私、井上の見解も踏まえて詳しく解説します!
01そもそも二重整形とは?
二重整形には大きく分けて「埋没法」と「切開法」の2つがあります。まずはこれらを簡単に解説します。
1:埋没法
埋没法は、まぶたを切らずに医療用の極細糸を使って二重のラインを作る方法です。
施術時間は10~15分程度と短く、ダウンタイムも少ないため、手軽に受けられることが特徴です。糸を外せば元に戻せる可逆性もあり、費用も比較的安価です(10万円以内が多い)。
ただし、糸で留めているだけなので、まぶたの状態や生活習慣によっては二重が取れやすいデメリットもあります。埋没法には「瞼板法」と「挙筋法」の2種類があり、どちらも大きな仕上がりの差はありませんが、腫れやリスクの違いがあります。
2:切開法
切開法は、まぶたの皮膚をメスで切開し、内部の脂肪や筋肉を処理して半永久的な二重を作る方法です。
ダウンタイムは長くなりますが、取れにくく安定した二重ラインが維持できます。費用は20万円以上が一般的です。切開法には「全切開法」と「部分切開法(ミニ切開)」があり、全切開法はしっかりとしたラインが作れるのが特徴です。
まぶたが厚い方や、埋没法では取れやすい方に向いています。
02二重整形の失敗=“想像したデザインと違う”こと
一般的に「二重整形の失敗」と聞くと、“医療上の重大なトラブル”を想像されるかもしれません。
もちろんそういうケースがゼロというわではありませんが…、お客様がよく心配される「失敗」とは、「期待していたデザインと違う仕上がりになった」という“デザイン不良”を指すことが多いです。
実際のお客様からいただいた「失敗に対する、不安の声」
当クリニックに来院されるお客様からよくいただく「不安の声」は、以下の通りです。
- 整形後が残って「整形がバレバレ」になりませんか…?
- 左右で“非対称になりやすい”と聞きました…
- ハム目・眠そうに見える仕上がりになりませんか…?
- すぐに取れてしまいませんか…?
つまり「医療ミスの不安」というよりも、美的観点、つまり「美しく見えるかどうか」というデザイン面に対する失敗に不安がある方が多くいらっしゃいます。
デザイン失敗は「すり合わせ不足」で起こる
なぜ失敗が起こるか?ということも少しお話します。
医師の美的センスは省きますが、上で挙げたようなデザインの失敗は、医師とお客様との「すり合わせ不足」で起こります。つまり“カウンセリング・ヒアリングが足りていない”ということです。
できるだけ多くのお客様を施術させていただくとなると、どうしても「ひとりあたりに割ける施術時間」が減ってしまいます。美容業界において最も割かれやすいのが「カウンセリング(すり合わせ)の時間」になります。その結果、
- スタッフから医師へ、間違ったデザイン要望が伝わってしまう
- 医師としての提案を控え、「お客様の要望」を通してしまう
などが起こり、最終的なデザインの方向性がズレてしまいがちです。
だからこそ二重に限らず美容整形は「事前のカウンセリングが最も重要」と言われています。
当クリニックでは「1人あたり30分以上」のカウンセリングを実施!
当クリニックでは、すべての施術を院長の私、井上が担当するのはもちろん、お客様とのカウンセリング時間は「約30分※」じっくりと実施しています。
またヒアリングとあわせて鏡を持って一緒に仕上がりをイメージするデザインタイムも設けていますので、不安なことがあれば気軽に聞いていただければと思います。
※大手の場合:カウンセリング時間「1分〜2分」の事例あり
03知っておきたい「デザイン失敗」のパターン
ここからはカウンセリングが不十分なまま施術に進んでしまったことで起こりやすい失敗事例と、そうなってしまう理由を詳しく解説していきます。
1:二重幅が広すぎる(ハム目)
2:二重幅に差がある
3:整形跡が目立つ
4:その他(眠そうな目、まぶたのたるみなど)
1:二重幅が広すぎる(ハム目)
二重の幅を広く取りすぎた結果、まぶたがぷっくりと腫れぼったく見えたり、食い込みが不自然に強く見えたりする状態「ハム目」です。「ハム目」とは、二重ライン下の皮膚がソーセージのように見えることからそう呼ばれるようになりました。
特に皮膚の厚い方や、目の開きが弱い方が幅広デザインを希望された場合に起こりやすく、「ハム目」と呼ばれる仕上がりになってしまうことがあります。
ご本人の「とにかく幅広にしたい!」という強いご希望に沿うあまり、まぶたの構造とのバランスを欠いた結果、かえって不自然な印象になることも。
こうした失敗を防ぐためにも、医師の視点から「このくらいの幅が最も美しく見える」という提案に、ぜひ一度耳を傾けていただけたらと思います。ご希望を尊重しながら、ベストなデザインを一緒にすり合わせていくことが大切です。
2:二重幅に差がある
片方の二重幅がもう片方と明らかに違ったり、ラインの形が非対称だったりする状態です。
もともと人間の顔は完全な左右対称ではありませんが、施術によってその差が助長されてしまうと「失敗した」と感じやすくなります。
この場合、医師の技術力に加え、まぶたの厚み・蒙古襞(もうこひだ)の形状・目の開き方といった左右差を事前にしっかりと把握し、それをふまえたうえでのデザイン設計が不可欠です。
3:整形跡が目立つ
術後に「整形っぽさ」が残ってしまう原因には、以下のようなものがあります。
- 二重のラインが深く食い込んでしまう
- 傷跡がいつまでも目立つ(切開法の場合)
などが該当します。とくに切開法では、縫合の技術や術後ケアも結果に大きく影響します。
理想的なラインとは、食い込みすぎず、かといって浅すぎず。自然なカーブと柔らかさのあるデザインが求められます。そのためにも、カウンセリング時に“鏡を使ったデザイン確認”を丁寧に行うことが重要です。
【Point】“似合うデザイン”を一緒に見つけましょう
二重整形って、「このラインにしたい!」っていう明確なイメージを持って来られる方も多いんです。でも実は、ただ希望の形をそのまま作るだけでは、必ずしも綺麗に見えるとは限らないんですね。
目の開き方やまぶたの厚み、骨格とのバランス。その人その人で「似合うデザイン」は、微妙に違ってきます。
僕たち医師は、ご希望を伺ったうえで、「このラインなら、もっと自然に見えますよ」「もう少し控えめにした方が、印象が柔らかくなりますよ」といった提案もさせていただいています。
もちろん無理に変えることはありませんが、「理想」と「似合う」をすり合わせることで、満足度の高い仕上がりにつながると思っています。
一緒に、あなたが1番かわいく魅力的になるデザインを探していきましょう。
03二重整形で“後悔しない”ために|施術前に知っておくべきこと
私たち医師が、ひとりひとりに合わせたデザインをしっかり設計するのは当然のこと。
ですが、初めて二重整形を受ける方にもぜひ知っておいていただきたい、大切なポイントが2つあります。
①:過度に流行を追い求めすぎない
「この人の目元に憧れている」「パッチリ幅広二重にしたい」
そうした理想のイメージを持つこと自体は、まったく問題ありません。
ただ、ご自身の骨格や肌質、まぶたの状態と合わないデザインを無理に再現しようとすると、仕上がりが不自然になってしまうこともあります。
私たちも、もしご希望のデザインが難しいと判断した場合には、その理由をきちんとご説明し、代わりに“より似合うライン”をご提案させていただきます。
一緒に「理想」と「似合う」のバランスを探っていくことが、自然で美しい目元への近道です。
②:「理想のイメージ」をブレさせないこと
反対に、「全部お任せします」というスタンスや、カウンセリングのたびに希望が変わってしまう場合も、理想の形にたどり着きにくくなってしまいます。
もちろん、初めての二重整形で「どう伝えたらいいのかわからない」という方も多いと思います。そうしたご不安は、遠慮なくカウンセリングの場でお話しください。
大切なのは、「どんな印象になりたいか」「どこが気になっているか」を共有していただくこと。そこから、私たちがしっかりと形にしていきます。
無理に自分で正解を見つけようとしなくても大丈夫です!一緒に、納得のいく“自分らしい二重”を見つけていきましょう。
04来院前に確認!二重で失敗しないためのチェックリスト!
信頼できる「クリニック・医師」の見分け方
チェック項目 | 詳細 |
□ 医師の経歴・実績は十分か? |
美容外科医としての経験年数、症例数、受賞歴などを確認しましょう。 クリニックの公式サイトや医師のプロフィールに記載されていることが多いです。特に「二重整形の実績が豊富か」は見ておくと良いでしょう。 |
□ 症例写真は豊富で、自分の好みに合うか? |
そのクリニックがどのような二重デザインを得意としているか、症例写真で確認しましょう。 写真の加工が過度でないか、様々なタイプの目元の症例があるかなどもチェックポイントです。 |
□ カウンセリングは丁寧で、親身になってくれるか? |
実際にカウンセリングを受けてみて、医師やスタッフがあなたの話をじっくりと聞き、質問にも丁寧に答えてくれるか、メリットだけでなくリスクもきちんと説明してくれるかを確認しましょう。 |
□ 無理な勧誘や、即決を迫るようなことはないか? |
高額な施術を強引に勧めたり、その場で契約を迫ったりするクリニックは要注意です。 「一度持ち帰ってに考える時間を与えてくれるか」もポイントです。
|
□ アフターケアや保証制度は整っているか? |
術後の検診やトラブル時の対応、保証内容などを事前に確認しておきましょう。 安心して施術を受けるためには、術後のサポート体制も重要です。 |
□ 口コミ・評判はどうか(ただし鵜呑みにしすぎない) |
インターネット上の口コミは参考になりますが、中には偏った意見や不確かな情報も含まれます。 良い口コミも悪い口コミも両方見た上で、最終的にはご自身の目で確かめることが大切です。 |
「理想の二重イメージ」の伝え方
チェック項目 | 詳細 |
□ 理想の二重の写真を複数枚用意する (芸能人、モデル、一般の方など) |
「この人のこの部分が好き」「こういう雰囲気になりたい」など、具体的なポイントを伝えられるようにしましょう。ただし、骨格が違うため完全に同じにはならないことを理解しておくことも大切です。 |
□ 逆に“なりたくない二重”の写真を用意する | 「こういう幅広すぎるのは嫌」「こんな不自然な食い込みは避けたい」など、ネガティブなイメージを伝えることで、医師もあなたの好みをより深く理解できます。 |
□ アイプチやアイテープで作っていた二重を見せる | 普段から二重メイクをしている方は、その状態を医師に見せることで、希望のラインが伝わりやすくなります。 |
□ 言葉で具体的に表現する練習をする | 「平行型で、目頭からしっかりラインが見えるようにしたい」「末広型で、自然な感じがいい」「今の目の印象を活かしつつ、少しだけ幅を広げたい」など、できるだけ具体的に言葉で伝えられるようにしておきましょう。 |
カウンセリングで「確認すべき質問」
重要なことを聞きそびれた…とならないよう、カウンセリングで確認すべき質問もまとめました。もちろんすべて確認する必要はありませんので、参考にしていただければと思います。
【医師の経験・考え方について】□ 先生の二重整形の得意なデザインや、こだわりは何ですか? □ これまで何例くらいの二重整形を手がけられましたか? |
【施術方法・デザインについて】□ 私の希望する二重は、そもそも実現可能ですか?(希望がある場合) □ 私の目に最も適した二重の幅や形は、どんな感じですか?(希望がない場合) □ 施術方法のメリット・デメリット(リスク、ダウンタイム、持続性)を教えてください。 |
【費用・アフターケアについて】□ 見積もり以外に、追加で費用が発生する可能性はありますか?(麻酔代、薬代など) □ 術後の腫れや内出血は、どのくらいの期間続きますか?日常生活への支障は? □ 術後の検診はいつ頃ありますか?何かあった場合の連絡先や対応方法を教えてください。 |
【その他】□ 施術当日の流れや、術前の注意点(食事、メイク、コンタクトレンズなど)を教えてください。 □ 痛みに弱いのですが、麻酔はどのように行いますか?痛み対策はありますか? |
05【よくある質問】一度失敗しても修正できる…?
この記事を読んでいる方の中には、すでに他院で二重整形を受け、その仕上がりに満足できずに悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。一度失敗した整形を別のクリニックで直すことを「他院修正(たいんしゅうせい)」と言い、二重整形の再修正は「可能」です。
【注意】何度もできるわけではない
ただし他院修正は、初回の施術よりも難易度が高くなるケースが多く、まぶたの状態(癒着の程度、皮膚の余裕、残っている糸の影響など)を正確に診断し、どのような修正が可能か、あるいは難しいのかを判断する必要があります。
当クリニックでは、他院で行われた二重整形の修正のご依頼がとても多いです。(※状態によっては修正が難しい場合もございます)。
もし他院での仕上がりに悩んでいるのであれば、一人で抱え込まず、まずは一度ご相談ください。あなたの現在の状態を拝見しアドバイスをさせていただきます。
ただし、修正手術には限界があること、そして初回手術以上に慎重な判断が必要であることをご理解いただければ幸いです。
06あなたの内面・外面の魅力を引き出す「パーソナルデザイン」へのこだわり
ペガサスクリニックのサイトコンセプトは「一人ひとりの「魅力」を咲かせる、パーソナル・ビューティ・パートナー」です。
単に流行の二重を作るのではなく、患者様それぞれの顔立ち、雰囲気、そして内面から輝く個性を最大限に引き出す「パーソナルデザイン」を何よりも大切にしています。
「自然な整形」の追求
整形したことが分からないほど自然で、まるで元からそうであったかのような仕上がりを目指します。そのためには、画一的なデザインではなく、その方の骨格や表情の動きに調和するラインを見つけ出すことが不可欠です。
丁寧なヒアリング
お客様がどのような目元を理想とし、どのような自分になりたいのか、言葉の奥にある想いまで丁寧に汲み取ります。そのために当クリニックでは「1人あたり約30分」のカウンセリングを実施しています。
時には、お客様ご自身も気づいていない魅力を引き出すお手伝いをすることも私たちの役割です。
トータルバランスの重視
目元だけでなく、お顔全体のバランス、さらにはその方のライフスタイルやファッションなども考慮に入れ、総合的に最も魅力的に見えるデザインを追求します。
この「パーソナルデザイン」へのこだわりが、誰かの真似ではない、あなただけの美しさを実現します。
二重整形でお悩みがあれば、まずはお気軽にご相談ください!
この記事を書いた人

井上礎馬(PEGASUS CLINIC院長)
内科・泌尿器科と初期研修を含め勤務し、自ら美容診療を学ぶ。 その後業界最大手クリニックで7年間院長を務め、美容皮膚科・外科診療についても学んだ後、PEGASUS CLINICを開院。 「日本美容外科学会」「日本内科学会」「日本美容外科学会正会員」など全7つの所属学会認定医。