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口角を上げる!口角を下げないためには、まず口角挙上ボトックス♡!

人は顔の印象で多くを語ると言われますが、特に口元――口角が下がっていたり、無表情のように見えたりすることで、「怖そう」「不機嫌」「疲れている」など、誤った印象を与えてしまうことがあります。逆に口角がほんの少し上がっていると、表情が明るく、親しみやすく、若々しい印象を与えやすくなります。

そこで、美容医療では「口角を上げる」施術が人気です。ヒアルロン酸注入、ボトックス注射、そして外科的な口角挙上手術など、それぞれ異なる特徴とメリット/デメリットがあります。興味のある方は是非、最後までご覧ください。

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ペガサスクリニック担当者

美容医療の経験豊富な井上院長とスタッフが、常に「お客様視点」を意識して、分かりやすくタメになる専門美容知識を発信いたします。

💡気になる口元のお悩みは

多くの方が気にしている口元のお悩みは何でしょうか?人によって異なりますが下記の内容に当てはまる方が多いのではないでしょうか。
・口角が下がって見える
・不機嫌そうに見える
・口周りの縦じわ
・表情が歪んで見える
・唇にボリュームが欲しい
・人中が長く見えるのが気になる

口周りの悩みにはさまざまなものがあり、よく動かす部位であるからこそ気になることも多いかと思います。何が原因でボリュームロスやたるみ、しわができてしまうのかを理解することで悩みの改善に近づきます。

📍口周りの筋肉の特徴 どうして口角が下がるのか

口角の動きは、複数の表情筋のバランスによって決まっています。
1.口角下制筋(こうかくかせいきん)
→口角を下方向に引っ張る筋肉。これが強かったり、緊張していたりすると口角が下がりやすい。下あご(下顎骨)のあたりから始まり、口角(口の端)に向かって上に走っている筋肉で左右対称に存在し、表情を作る表情筋の一つに数えられます。「悲しい表情」「不満げな表情」「無意識に口角が下がる」など、つまり「ムスッとした顔」や「不機嫌そうな顔」の時に強く働いているのがこの筋肉です。

この印象を改善するため、口角下制筋の働きを抑える目的で、ボトックス注射などが活用されます。

▽ ボトックスでどう変わる?

ボツリヌストキシン(ボトックス)を口角下制筋に注射することで、この筋肉の働きを一時的に弱めることができます。

すると、「下に引っ張る力」が減るため、相対的に「上に持ち上げる筋肉(口角挙筋など)」が優位になり、自然と口角が上がったような印象になります。

2.口角挙筋(こうかくきょきん)、大頬骨筋など
→口角を上げたり、笑顔を作ったりする筋肉。これらが優位になることで口角が上がった印象になる。笑顔を作るときに非常に重要な働きをしており、“笑筋”とも言える存在です。頬骨(頬の高い部分)付近から、口角(くちの端)に向かって斜め下に伸びています。正確には「上唇挙筋」「大頬骨筋」「小頬骨筋」と連動し、複数の表情筋と協調しながら動きます。「笑う時に口角を引き上げる」「喜びや愛想のいい表情を作る」など明るい印象の顔の中心となる動きをします。口角挙筋へ直接何かをするというわけではなく、口角下制筋へボトックスを打つことで口角挙筋を優位にする手助けをするイメージです。

3.皮膚や脂肪、唇のボリューム、年齢によるたるみ
→筋肉の力だけでなく、たるみや皮膚の厚さ、唇のボリュームなども口角の見え方に影響する。特に年齢が上がると、たるみや重力の影響で口角が下がりやすくなる。ヒアルロン酸で唇やほうれい線、マリオネットライン(口角下周辺)へボリュームを出し、たるみやシワっぽさを解消します。ボリュームロスは年齢とともに起こってしまうものではありますが放置してしまうとしぼんだ様に見えてしまい、シワが刻まれ、コケが現れるのでより年を取っているように見えてしまいます。

施術は、この「下げる力を弱める/上げる力を補助する/見た目を補正する」ことで、口角が上がっているように見える状態を作ります。

✅口角ボトックスとは?

改めて、口角ボトックスとは、口角を下げる筋肉(主に口角下制筋)にボツリヌストキシンを注射し、口角を“上がっているように見せる”施術です。

※注射するのは「口角を下げる力」を抑えるためであり、直接的に「上げる」わけではありません。

▽ 口角下制筋(こうかくかせいきん)の働きを抑える

  • この筋肉は、口角を下に引っ張る力を持ちます。

  • 無意識にこの筋肉が緊張していると、常に「口角が下がった」状態になります。

▽ ボトックス注射で筋肉の動きを一時的に弱める

  • ボツリヌストキシン製剤を注射すると、その筋肉の動きが弱まります(※麻痺させるわけではありません)。

  • 結果として、下げる力が弱まる → 上げる筋肉が優位になり、口角が自然に上がるような印象に。

📍ボトックスの効果が出るまでと持続力

ボトックス注射は施術後すぐに効果が出るというわけではありません。施術後3~7日後程度に徐々に効果が見られ始めます。
持続力は個人差がありますが3~4か月程度なので繰り返しのメンテナンスが必要です。

🧬口角ボトックスの注意点・副作用

項目 説明
❗ 効果が弱すぎる/強すぎる 表情が不自然になったり、効果を感じにくいことも。初回は少量からが基本。
❗ 左右差 元の筋肉バランスにより差が出ることも。2回目以降で調整可能。
❗ 表情の違和感 笑った時に口角が不自然に感じることもあるが、数日〜数週間で馴染むことが多い。
❗ 内出血や腫れ 注射部位に軽い内出血が出ることも。1週間以内に消えるのが一般的。

 

✅口周りのボトックスは同時施術がおすすめ!?

前提として『表情筋はすべて連動して動く』ということです!
口元の筋肉は非常に複雑で、一つの筋肉を抑えると、他の筋肉の動きに影響が出ることが多いです。例えば、人中短縮ボトックスだけを行うと、口角の下がりが強調されてしまうことがあります。逆に口角を上げても、あごや唇の動きがアンバランスだと、表情に違和感が出ることも。
よって、『表情のトータルバランスが重要』になります!
それぞれの筋肉が自然に協調して動くように整えることで、「笑顔」「口元の輪郭」「唇の見え方」がすべて美しく見えます。

🧬口周りのボトックス部位

ボトックス部位 対象筋肉・注射位置 主な効果・改善ポイント
ガミーボトックス 上唇挙筋 笑ったときに歯茎が見える“ガミースマイル”の改善、笑顔を上品に
口上ボトックス 上唇挙筋・口輪筋 唇を尖らせたときに上唇に入る縦線の抑制・人中を短く見せる
口下ボトックス 口輪筋 唇を尖らせたときに下唇に入る縦線の抑制
人中短縮ボトックス 上唇挙筋・口輪筋 笑ったときに上唇が伸びすぎないようにして、人中(鼻下)を短く見せる
あご(オトガイ)ボトックス オトガイ筋 梅干しジワ改善、あごの凹凸修正、小顔効果、Eライン整形にも
口角ボトックス 口角下制筋 自然な微笑みを作り、柔らかい印象に。若々しい口元に。

口角ボトックスでは効果を感じられない方や一時的ではなく長期的な効果が欲しい方は口角挙上切開の施術を検討される方もいます。
その他ボリュームロスに関してはヒアルロン酸の併用がかなり有効です。上唇や下唇へヒアルロン酸を注入することで輪郭形成がされ、ぷるんとしたリップにすることが可能です。その他、口周り周辺の法令線やマリオネットラインのしわへのアプローチやあごへのヒアルロン酸注入も可能です。

✅口角挙上施術

“口角挙上”は、口角(口の端)を下がった印象から“上げる”ことで、顔全体の印象を明るく、若々しく見せる手術です。切開を使う方法(皮膚・筋肉を切除/短縮する)を「口角挙上切開法」と言います。皮膚表面から切って行うものと、口の内側(口腔内)から切るものがあります。傷跡をどこに残すか/どれくらい大きな変化がほしいかで術式が変わります。

術式 特徴/手順 傷跡 効果の大きさ
ひし形切開法 口角付近の皮膚をひし形に切開し、余分な皮膚を除去・筋肉の短縮を行う。 外側に傷が残る。だがデザイン・縫合次第で目立たなくなるケースも多い。 比較的強めに口角を上げたい人向き。
楔形切開法(クサビ形) 三角形・楔(くさび)形に切って皮膚を取り、縫い縮めて口角を引き上げる。 切開範囲がひし形より小さめなことが多く、傷跡がやや控えめなものも。 効果は調整しやすく、過剰でない自然な上がりを希望する人に。
口腔内法(内側法) 口の内側(口腔粘膜側)を切開して、外側の皮膚を切らずに筋肉を調整または短縮する。 表面に傷が残らない(外からは見えない)ので、傷跡を気にする人に向く。 変化はやや控えめになることが多い。皮膚のたるみ・脂肪・年齢の影響が大きい人には限界がある。
Z型切開法 上唇の両端の皮膚をZ字型に切開する術式で、皮膚と筋肉を操作しながら口角を上げる。 外側に切開するので傷跡は出るが、デザインによっては目立ちにくくできる。 皮膚+筋肉の両方を調整するので、上げ幅がしっかり出る。

 

🧬口角挙上切開メリット・デメリット

【メリット】
1.半永久的あるいは長期間の変化が期待できる。注射などよりも元に戻りにくい。
2.真顔でも口角が上がって見えるようになり、「無表情でも不機嫌に見えない」「疲れて見えない」印象改善。
3.皮膚と筋肉の両方を操作することで、表情筋や皮膚のたるみによる口角下降を改善できる。

【デメリット】
1.外側を切開する術式では、皮膚表面に切り跡が残る。術後のケアやデザイン次第で目立たなくできるが、完全に消えることはない。
2.ダウンタイムが長く、切開した部分には糸が1週間程度つく
3.手術デザイン・骨格・元々の口角の高さの差などで、仕上がりに左右差が出ることがある。
4.切開部分の神経が影響を受け、口角付近が一時的に感覚鈍麻になることがある。通常は回復する。
5.縫合時の皮膚テンションや術式が強すぎると、“ひきつれ”感が生じたり、不自然な口の形になることも。
6.抜糸・傷のケア・動きを制限するなど、日常生活での注意が必要。術後の回復には時間をかける。

💴費用

口角ボトックス:アラガン¥8,800-/韓国製¥4,500-
口角挙上切開:一般的には¥200,000-~¥400,000-ほどでクリニックよって異なる
※PEGASUSCLINICでは取り扱いなし

💡施術の流れ

10:00 ご来院・問診票入力
10:10 カウンセリング
10:35 注意事項説明・見積案内
10:45 お手続き・会計
10:50 ボトックス施術
11:00 帰宅

📍よくある質問

Q1. 口角ボトックスってどんな効果があるの?

A.

口角を下に引っ張る筋肉(主に「口角下制筋」)の動きを抑えることで、自然に口角が上がったような印象になります。

・微笑んでいるように見える

・不機嫌そうな印象が和らぐ

・顔全体が明るく若々しく見える

といった効果が得られます。


Q2. 施術は痛い?時間はどれくらいかかる?

A.

痛みは注射のチクッとした感覚ですが、表面麻酔や冷却で軽減できます。

施術自体は5〜10分程度で終わります。即日で帰宅・メイクも可能です。


Q3. ダウンタイムはある?内出血とかある?

A.

基本的にダウンタイムはほとんどありません。

ただし、体質や注射部位によっては内出血や赤みが出ることがありますが、1週間程度で消えるケースが多いです。


Q4. どれくらいで効果が出る?

A.

ボトックスの効果は施術から3〜7日後に現れ始め、1〜2週間で安定します。


Q5. 効果はどのくらい続くの?

A.

個人差はありますが、約3〜4か月が一般的です。

継続したい場合は、3〜4か月に1回のペースでの再注射が推奨されます。


Q6. 表情が不自然になることはある?

A.

ごく稀に「笑ったときの口元が引きつる」「口角が不自然に感じる」などのケースがあります。

しかしこれは過剰注入や部位のズレが原因であることが多く、経験豊富な医師が適量を注射すれば自然な仕上がりが期待できます。


Q7. 副作用やリスクはあるの?

A.

まれに以下のような副作用が報告されています:

  • 内出血・赤み・腫れ

  • 左右差(片側の筋肉の効きが強すぎた場合など)

  • まれに口元の感覚異常(数日〜数週間で改善)

とはいえ、重篤な副作用は極めてまれです。


Q8. 他の施術と併用できる?

A.

はい、むしろ以下のような施術と併用することで相乗効果が高まります:

組み合わせ 効果
糸リフト たるみのリフト+表情筋の調整で、口角をよりナチュラルにUP
ヒアルロン酸リップ 唇のボリュームを出し、全体の美しい口元に
あご・人中ボトックス 下顔面の引き締め、Eラインの調整にも効果的

Q9. 向いている人ってどんな人?

✅ 真顔が不機嫌に見られる

✅ 口角が下がって見える

✅ 加齢で表情が疲れて見える

✅ 笑顔をもっと柔らかく見せたい

✅ 切らずに口元を整えたい

このような悩みを持つ方にピッタリです!


Q10. やめるとどうなる?元に戻るの?

A.

ボトックスの効果は時間とともに薄れていき、元の筋肉の動きに戻ります。

「やめたら口角がもっと下がる」ということはありません。自然な経過で戻るだけですので安心です。

💡まとめ

『自然な微笑みは“筋肉バランス”から生まれる』

口角ボトックスは、ただ単に“口角を上げる”ための施術ではありません。表情筋のバランスを整え、あなた本来のやさしい表情を引き出すための、美しく繊細な美容医療です。

笑っていない時でも、自然に微笑んでいるような印象――

そんな“柔らかな口元”は、第一印象を大きく変え、自分への自信にもつながります。

ダウンタイムが少なく、施術時間も短い。それでいて確かな変化をもたらす口角ボトックスは、

“ナチュラルに若々しく見られたい”全ての方にとって、取り入れやすい選択肢の一つです。

とはいえ、表情筋はとても繊細で個人差が大きいため、信頼できる医師との相談が何より大切。無理に変えるのではなく、「あなたらしい笑顔」を引き出すために、最適な施術プランを選びましょう。

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最終受付:カウンセリングは16:30、施術は内容により異なります
診療科目 美容外科 / 美容皮膚科
休診日 不定休
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