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美容コラム

フィラー注射って何?MDコードとの関係性は?

フィラー注射ってどんな施術?フィラー注射とヒアルロン酸の違いって何?についても一緒に触れていきます! 📍フィラー注射とは? 「フィラー」は直訳すると「埋めるもの」や「詰め物」の意味ですが、美容医療では、フィラー(filler)というのは足りない部分を満たす(filling)施術です!顔の比率に合わせて必要な部分にのみフィラー(ヒアルロン酸)を注入し、ボリュームアップすることで立体感を綺麗に整えます。フィラー施術の代表的なものがヒアルロン酸と言っていいでしょう。ヒアルロン酸がフィラー施術としてよく使用される理由はいくつかありますが、「持続力の長さ」と「溶かすことができる製剤」の2つが大きいと言えます。せっかく施術をするのであれば「持続力の長いものがいい」という方が多いです。ヒアルロン酸は製剤により異なりますがおおよそ1~2年程度の持続力が期待できます。一方で失敗したときに「溶かしたい」「元に戻してほしい」という声もございます。「持続力が長い方が良い」という意見の一方で、「気に入らなかったら元に戻せるので溶かせるほうが安心」そんな全く異なる意見もあります。そんな2つの要素を兼ね備えたヒアルロン酸はかなり人気が高く、フィラー注射としてよく用いられます。 📍ヒアルロン酸以外のフィラー注射とは何なのか? ヒアルロン酸以外のフィラーであげられるのはコラーゲン製剤です。コラーゲン製剤はヒアルロン酸よりも先にFDAの許可を受けた製材ではありますが今では圧倒的にヒアルロン酸のほうが人気が高く浸透されています。コラーゲン製剤はモノによって持続力は長くなりますが、ヒアルロン酸と決定的に異なるのが「溶かすことができない」ということです。つまりは「入れすぎ注意」ということですね。欲張ってコラーゲン製剤を入れすぎた場合、ヒアルロン酸のようにすぐに溶かすことが出来ないのでゆっくりと自然に溶けていくのを待つしかないのです。コラーゲン製剤は特に医師選びを慎重にする必要があるということです。 💉フィラー注射の種類(製剤)について 製剤名 主成分 特徴・適応部位 持続期間目安 ボリューマXC (ジュビダームビスタ) ヒアルロン酸 頬・こめかみなど深層部に適応。自然な持ち上げ 約12〜24か月 ボリフトXC (ジュビダームビスタ) ヒアルロン酸 法令線や口元に自然に馴染む 約12か月~18か月 ボルベラXC (ジュビダームビスタ) ヒアルロン酸 涙袋や唇のやわらかい部分に適応 約12か月 ピネハウルトラ ヒアルロン酸 あごや鼻根部分への方さが必要な部分など 約24~36か月 オルチャンヒアルNo.2(韓国製) ヒアルロン酸 法令線や口元、頬、こめかみなど 約9~12か月 オルチャンヒアルNO.1(韓国製) ヒアルロン酸 涙袋や唇などのやわらかい部位 約4~6か月 オルチャンヒアルNo.4(韓国製) ヒアルロン酸 あごや鼻根部分の方さが必要な部位 約12~24か月 コラーゲン注射 (コラージュ) コラーゲン (豚由来) アレルギーリスクあり、自然な仕上がり 約6か月 ※ペガサスクリニック取り扱いメニューのみ掲載 🧬フィラー注射の選択部位とおすすめ製剤 注入部位 おすすめ製剤例 額 ジュビダーム・ボリューマXC(深層)/オルチャンヒアルNo.2 目の下 ジュビダーム・ボリフトXC/ボルベラXC/コラーゲン注射 ほうれい線/マリオネットライン ボリフトXC/ボリューマXC/オルチャンヒアルNO.2 頬骨/頬こけ ボリューマXC/オルチャンヒアルNo.2 顎/鼻根部 オルチャンヒアルNo.4/ピネハウルトラ 唇/涙袋 ボルベラXC(やわらかさ重視)/オルチャンヒアルNo.1   ⚠️フィラー注射による副作用とリスク フィラー注射(ヒアルロン酸注射)は比較的安全性の高い美容医療の一つとされていますが体内へ注射器を用いて注入する施術である以上、副作用とリスクはあります。ほとんどが短期的な副作用やリスクとはなりますが、場合によっては中期的、長期的な副作用、リスクまで発展してしまうこともあります。 🔹一般的な副作用(一時的・軽度) 症状 内容 対応策・回復目安 内出血 注射針が毛細血管に当たったことによる 数日〜2週間で自然に消失 腫れ・むくみ 注入直後に起きる反応 通常1〜3日で軽快 赤み・かゆみ 注射部位の刺激による一時的反応 数時間〜1日で自然軽快 違和感・硬さ 注入部位に違和感・凸凹感が残ること・触れると硬く感じる 自然に馴染む or 軽くマッサージで改善 🔹中等度リスク 症状・事例 内容・原因 対策 左右差 注入量のバランスや表情筋の癖による リタッチ調整で改善可能 フィラーの移動 注入後の圧迫やマッサージによる流れ 再注入・溶解処置など 長期間残るしこり 製剤の性質や注入層の不適合 軽度なら様子見、重度なら溶解剤処置 🔹長期的リスク 症状・合併症 内容・原因 治療・対応 血管閉塞(塞栓) 誤って血管内に注入 → 血流遮断 → 組織壊死のリスク 早期発見でヒアルロニダーゼ使用 失明 顔面動脈から眼動脈への逆流による稀な合併症 緊急医療対応が必要 アレルギー反応 特定成分に対する過敏反応(腫れ・発熱・発疹など) 薬剤中止・ステロイド治療など 感染症 滅菌不備・術後の自己管理不良など 抗生剤投与・切開排膿など 事前にしっかりとリスク説明を理解した上で施術を受けるように心がけましょう。 ✅MDコードとは? MDコードは(MedicalCodes)は顔の美的構造と老化のプロセスを解剖学的に分析し、フィラー注射の正確な注入ポイントを体系化したガイドラインのことです。世界的に著名なブラジル人皮膚科医のDr.Mauricio de Maio(マウリシオ・マイオ)によって開発され、現在では世界中の医師が採用しているフィラー注射の基礎のようになっています。 🧠MDコードの基本概念 01.顔をエリアごとに分類 顔を複数のゾーンに分け、それぞれに「注入コード」を付与しています。 ・C(cheek)=頬 ・Jw(Jawline)=フェイスライン ・T(Temple)=こめかみ ・E(Eyebrow)=眉 ・Ch(Chin)=あご ・N(Nose)=鼻 02.感情に基づいた治療計画 美容医療は美しさだけでなく、「感情の印象(疲れて見える、怒って見えるなど)」を改善するものと定義付けした上でMDコードを設計しています。「ネガティブな印象」の改善をすることでより一層、美しさが際立つと言えます。 ネガティブ印象 主なターゲットエリア 疲れて見える 目の下、頬、こめかみ 怒って見える 眉間、額 老けて見える 法令線、口元、顎 03.立体的なフェイスデザイン MDコードは「しわを埋める」だけでなく、骨格のサポートや立体感の構築に重きを置いています。つまり、顔全体を立体的に美しく整える3D設計です。注入する位置でけでなく、量まである程度の目安としてガイド化されているのがまた、すばらしいと言えます。 💎MDコードのメリット 特徴 効果 解剖学に基づく 安全でリスクの少ない施術 全体的な若返りが可能 「しわ取り」ではなく「印象改善」が可能 高い再現性 医師間で共通の基準があるため均一な品質 顔の自然な美しさを保てる 「やりすぎ感」や「不自然さ」を回避 MDコードを熟知した医師に施術を行ってもらうことが前提となり、さらに安全性が高く、適応部位に合った製剤を選ぶことも重要なポイントです。顔の黄金比や立体感のバランスをしっかりと見極めて設計することができる医師はお客様からの評判がよく、症例件数も圧倒的に多いと言えます。 🧬フィラー注射とMDコードの関係性 MDコードはフィラー注射をより安全、かつ効果的な仕上がりに導くための「設計図」のような役割です。しっかりとMDコードを理解し、お客様の骨格や特徴に合わせて調整を行うことでより自然な仕上がりになります。 🔹フィラー注射の精度を高める!→従来の「シワを埋める」という単純な目的から進化し、顔全体の構造を立体的に捉えた施術が可能になります。 🔹リスクを最小限に→MDコードに従って注入することで、血管や神経を避けながら安全に施術ができるため、合併症のリスクも低くなります。 🔹個別設計がしやすい→顔の特徴は人それぞれ異なりますが、MDコードはその個性に合わせてパーソナライズされた施術プランを立てやすいです。 つまり↓MDコードをフィラー注射を組み合わせることで満足度が格段に上がります!!! 用語 説明 MDコード 顔の美的設計図。注入ポイントを解剖学的に体系化したガイド フィラー注射 実際にMDコードに基づいて皮膚下に注入する施術方法 💡MDコードの違いを解説 比較項目 MDコード注入法 従来の直接注入法(シワ埋め注射) 注入の考え方 顔の構造・支点を理解し、根本的に持ち上げる 見た目上のシワ・くぼみをその場だけ埋める 注入ポイント 支えとなる骨の上(深層)中心 + 表層も調整 主にシワの表面(皮膚の浅い層) アプローチの範囲 顔全体の立体バランスや**感情印象(老け感・疲れ顔)**まで設計 注射した部分のみ改善(パーツ改善) 仕上がりの自然さ 自然な表情・輪郭に仕上がる 注入部だけが盛り上がって不自然な顔になることも 持続効果 フィラーが骨格支持を補強するため比較的長持ち 表面処理のため変化が戻りやすい 使われる技術 MDコード、解剖学知識、製剤特性、黄金比など 医師の感覚や視覚判断に依存 リスク 正確な位置・深さで行うため安全性が高い(医師次第) 浅層注入で血管塞栓やしこりのリスクが高まる可能性あり   🧠たとえば・・・。(頬のコケ) 【従来法】:「こけて見える部分へそのまま注入」 →ふくらみはするが、原因部位(骨支持の喪失)にはアプローチできていない💦 →将来的に下垂やボリュームの崩れが起こりやすい 【MDコード】:「こけの原因である頬骨周辺(CK1.CK2など)を支えるように深層から注入 →顔の土台を整えることで、自然にこけが改善+リフトアップ効果も得られる →表面のわずかな仕上げは浅層注入で調整(必要最小限) フィラー注射💉症例写真 実際にクリニックのスタッフが頬こけに悩んでおり、井上医師にカウンセリングと施術をしてもらいました!カウンセリング中はヒアルロン酸の本数の目安やどんな時に「頬こけ」が気になるのかなどの確認を行い、スタッフから糸リフトと併用がいいですかね?と質問がありましたがひとまずヒアルロン酸のみで行うことになりました! 悩み:正面で見たときと斜めから見たときに頬が少しこけているのが気になる。笑うとさらに窪みがはっきりと出てしまい、写真を撮った時に影のように映ってすごく頬がこけているように感じるので改善したい! ↓↓↓ 片側のみヒアルロン酸でフィラー注射をした時の比較写真です! 明らかに頬のコケ方が異なりますね。特に笑っている時が気になるとのことだったので表情を動かしたときと無表情の特、どちらも出来る限り綺麗になるように細かく微調整を行いながらフィラー注射をしてくれているのがわかります。ヒアルロン酸は施術直後から効果実感があるのでその場で確認ができるのでとても嬉しいですよね。 【施術内容】オルチャンヒアルNo.2(フィラー注射)2cc ¥90.000-(税込み) 【ヒアルロン酸(フィラー注射)】私たちの体内に元々ある自己のヒアルロン酸と融合して皮膚にふくらみを持たせる施術です。凹んだしわを隆起させ、シワや窪みなどのコケを改善、輪郭形成も可能です。 【副作用リスク】内出血、むくみ、腫れ、違和感、痛み、熱感、赤み、硬結など 結論 MDコードに基づいた注入は、「部分改善だけではなく顔全体の印象改善に向いた高度な手法」である。より自然で若々しく、かつ長期的な効果を求める方にはMDコード法の方が圧倒的におすすめです!さらには医師の技術力やセンスもフィラー注射においてはかなり重要となります!

術後“72時間”のケアが大切!埋没法の内出血(アザ)を防ぐ方法を院長が解説!

「手軽なプチ整形」と言われる埋没法ですが、術後にまぶたに青いアザが残ってしまうことがあります。 本記事では、埋没による青アザがなぜ起こるのか?そして起こってしまった場合どのように対処すれば引いていきやすいかを詳しく解説します! この記事を読めば、こんな悩みが解決します! 埋没後に内出血が起こるメカニズムは? 「術後72時間以内」に取るべき正しい処置とは? 72時間以降に効果的な回復促進ケアは? 01そもそも埋没法とは   二重まぶたの整形手術の中でも、最も手軽で人気が高いのが「埋没法」です。 埋没法最大の特徴は、メスを使ってまぶたを切開することなく、理想の二重ラインを作れる点にあります。 具体的なメカニズムとしては、髪の毛よりも細い医療用の特殊な糸を使用し、まぶたの裏側から皮膚の一部を留めて固定することで、意図的に二重の「ひだ」を作り出します。この糸が、皮膚とまぶたを開ける筋肉(眼瞼挙筋や瞼板)を結びつける役割を果たし、目を開けたときに自然な二重の折り込みが形成されます。 手術時間もわずか10分から20分程度と短く、文字通り「プチ整形」として、美容整形が初めての方や、仕事や学校などで長期間の休みが取れない方にも選ばれやすい手法です。手軽でありながら、パッチリとした目元へと印象を大きく変えることができるため、幅広い年齢層から支持を集めています。 身体的な負担が少ないこと、そして切開を伴う手術に比べて費用を抑えられる傾向にあることも、埋没法が多くの人に選ばれる大きな理由になっています。 02埋没の内出血はなぜ起こる? 埋没法は「プチ整形」と呼ばれるほど手軽ですが、全くダウンタイムがないわけではありません。 埋没二重のダウンタイムとしてよく挙げられるのが、目元の「内出血」です。 これは、施術中に細い血管が傷つくことによって、皮下に血液が漏れ出し、青紫色や黄色っぽいあざとなってまぶたに現れる現象です。 ここからなぜ内出血が起こるのかについて2つの理由をご紹介します。 ①:“あなたの体質”によるもの(まぶたが薄いなど) 内出血の出やすさや程度を左右する最も大きな要因の一つが、ひとりひとりの体質です。 特にまぶたの「皮膚の薄さ」が関係していることが多く、皮膚が薄いほど内出血の色が透けやすく、目立ちやすくなります。 また、まぶたに「毛細血管が多い方」や「血管自体が脆い方」も、わずかな刺激で血管が破れやすくなるため、内出血が大きく現れるケースがあります。 ②:医師の「技術不足」によるもの 実は埋没法で内出血は、“医師の技量不足”が大きく関係しています。 大前提、美容施術というのは、施術時間が少ないほど身体への負担が少なく、ダウンタイムが短くなります。 しかし施術時間をむやみに短くしてしまうと、今度は「失敗によるダウンタイム(施術ミス)」が発生してしまいます。つまりダウンタイムを最大限に抑えるには、 ①:失敗のない施術…そもそも傷をつけない ②:素早い施術…身体に負担をかけない この両方を抑える必要があります…が、研修医などが担当することで、「失敗はないが、目元に負担がかかる」や「やや傷跡が目立つ」など、医師の技術不足によってダウンタイムの長期化や内出血の発生などにつながってしまうのです。 【院長コラム】“ダウンタイムが少ない術式”は施術できる医師が限られている 少し専門的な話になりますが、埋没法には例えば『トリプルループ(3点留め)』や『裏留め』など、目元に負担をかけづらい術式が存在します。 しかしこれらの術式は非常に専門的な技術が要され、大手クリニックであれば院長クラスの医師でないと、そもそも“その術式で施術することすらできない”などの制約があったりします。 つまり、例え技術力のある医師が担当したとしても、その術式を行えるか?は別問題ということ。 当クリニックでは、これまで8,000件以上の埋没二重施術を行ってきた院長の私井上が、『トリプルループ』や『裏留め』などの術式を用いて、できるだけダウンタイムの少ない施術を行います。 また当クリニックは使用する医療機具(縫合糸など)にもこだわっており、私がこれまでの経験を活かして、最も“美しく・しなやかになる”と判断した器具を標準仕様(オプションなし)として採用しています。 この辺りの内容は別記事にまとめていますので、こちらもあわせてご覧ください。 03埋没の内出血を早く治すには? 内出血を早期に改善させるためには、その原因である「皮膚の下に漏れ出た血液」が吸収されるタイミングで、適切な処置を施すことが大切。 術後の経過時間によって処置が異なりますから、ここからは「初期の炎症期(72時間以内)」と「回復・吸収期(72時間以降)」に分けて解説します! 術後“72時間以内”の対処法 術後72時間(約3日間)は、内出血がまだ活動的で、炎症が最も強い「急性期」に当たります。この時期の目的は、内出血の範囲拡大を防ぎ、腫れや炎症を最小限に抑えることです。 対処法 目的と具体的な方法 徹底したアイシング(冷却) 【目的】: 血管を収縮させ、これ以上の血液の漏れ出しを抑える。また、炎症による痛みや腫れを鎮静化させる。 【方法】: 清潔なタオルで包んだ保冷剤や氷水を入れた袋などを使用し、まぶたの上を優しく断続的に冷やします。冷やしすぎると凍傷のリスクがあるため、1回につき10〜15分程度、休憩を挟みながら行うのが理想です。 安静・頭を高くする 【目的】:血圧の上昇を防ぎ、患部への血液集中を避ける。 【方法】:激しい運動や飲酒、長時間の入浴など、血行を促進する行為は厳禁です。就寝時も枕を高くするか、座椅子などで上半身を少し起こした状態で寝ることで、まぶたの静脈の血流をスムーズにし、腫れや内出血の悪化を防ぎます。 処方薬の服用 【目的】:炎症を抑え、感染を予防する。 【方法】:医師から処方された抗炎症薬や抗生剤は、指示通りに正しく服用します。自己判断で服用を中止しないようにしましょう。 術後“72時間以降”の対処法 術後72時間を過ぎると、内出血の拡大はほぼ落ち着き、吸収と回復のフェーズに入ります。この時期からは、血液の吸収を促すために「血行を良くすること」へと対処法を切り替えるのがポイントです。 対処法 目的と具体的な方法 ホットタオルなどで温める 【目的】:血行を促進し、皮下に溜まった血液(内出血)の吸収スピードを早める。 【方法】:濡らしたタオルを電子レンジで温めたホットタオル(やけどしない程度の温度)を、まぶたに優しく当てます。アイシングとは逆に、血行を良くすることで、体内の免疫細胞が血液を分解・排出するのを助けます。ただし、腫れや痛みが強い場合は、まだ炎症が残っている可能性があるため、温めるのは控えてください。 やさしいマッサージ 【目的】:周辺のリンパや血流をさらに促し、内出血の原因物質の排泄を助ける。 【方法】:まぶたに直接強い刺激を与えるのはNGです。目の周りからこめかみ、耳の下、首筋へと、リンパの流れに沿って非常にソフトに触れる程度でマッサージを行います。これにより、まぶた周囲の排出力が高まります。 血行促進効果のある食材の摂取 【目的】:身体の内側から血流と代謝をサポートする。 【方法】:ビタミンE(ナッツ類、かぼちゃ)、ビタミンC(果物、緑黄色野菜)、タンパク質など、血管や皮膚の修復を助け、代謝を高める栄養素を積極的に摂取しましょう。 04その他の「内出血ケア」のポイント! ①:枕を高くして寝る! 埋没法後のダウンタイム中、特に最初の数日間まぶたの血液や水分を停滞させないことが大切。そのために実践いただける方法の1つが「枕を高くして寝ること」です。 目的: 頭の位置を心臓より高く保つことで、重力によってまぶたへの血液や体液の集中を防ぎ、腫れや内出血の悪化、長期化を防ぎます。 方法 通常よりも高めの枕を使用するか、枕の下にタオルなどを重ねて入れる、あるいは背中にクッションを置き、上半身を少し起こした状態(15度~30度程度)で眠るようにしましょう。この姿勢は、夜間の血行不良による朝の腫れの軽減に特に役立ちます。 ②:メイクでカバーする! 通常、内出血は青紫→緑→黄色と色が変わっていき、数日から1〜2週間で消えていきます。 施術後の検診で医師の許可が出てからにはなりますが、「緑〜黄色」の目立つ内出血が起こるタイミングではメイク可能であることがほとんどですので、アイメイクによって上から隠すことが可能です。 カバーの方法 青色・紫色の場合: 補色であるイエロー系やオレンジ系のコンシーラーを薄く塗ることで、目立つ色を打ち消します。 黄色の場合: 肌色に近いコンシーラーで自然にカバーします。 注意点 メイク時やクレンジング時には、まぶたに強い摩擦や圧力をかけないよう、優しく丁寧に行うことを心がけてください。 ③:「医師からのアドバイス」を守ること! 内出血に限らず、ダウンタイムの症状の出かたは“人によってそれぞれ違うこと”を覚えておきましょう。 寝方やメイクによるカバー、その他ネット上にもいろいろ情報がありますが、一番大切なことは「今のあなたに必要な処置を行うこと」です。 メイクの仕方に注意すべき場合、洗顔やメイク落としに注意すべき場合…などなど、目元の調子によってはNGとなる行為も人によっては存在します。 内出血のリスクは、1人ひとりの「体質」に深く関わります。そのため「施術が終わったからOK」ではなく、今後“どう生活していくべきか聞くこと”までが美容施術だということをしっかり意識して、医師からのアドバイスを守るようにしましょう! 06まとめ:内出血は対策と施術が肝心です! 本記事では、埋没法後の内出血の原因と、それを早く治すための具体的な対処法を、時間軸に沿って解説しました。 この記事のまとめ 埋没法は手軽だが、ダウンタイムで腫れや内出血が起こる! 術後72時間以内は冷却と安静で、血管収縮と炎症抑制を行う! 術後72時間以降は温めることやマッサージで血行を促進し、内出血の吸収を促す ダウンタイム抑制には、経験豊富な医師の繊細な施術と精度の高い機器の選択が不可欠! 枕を高くする工夫や、メイクでのカバーも回復と精神的な負担軽減に有効! 内出血は一時的なもので、適切なケアでしっかりと治癒することがほとんどです。 回復を早める鍵は、「初期は冷やして広がりを防ぎ、その後は温めて吸収を促す」という時間軸に合わせた対処法の切り替えです。 また、内出血のリスクを抑えるためには、施術を受ける前のクリニック選びと、医師の技量を確認することが極めて重要です。正しい知識と適切な行動で、ダウンタイムを乗り越え、理想の二重を手に入れましょう!

口角を上げる!口角を下げないためには、まず口角挙上ボトックス♡!

人は顔の印象で多くを語ると言われますが、特に口元――口角が下がっていたり、無表情のように見えたりすることで、「怖そう」「不機嫌」「疲れている」など、誤った印象を与えてしまうことがあります。逆に口角がほんの少し上がっていると、表情が明るく、親しみやすく、若々しい印象を与えやすくなります。 そこで、美容医療では「口角を上げる」施術が人気です。ヒアルロン酸注入、ボトックス注射、そして外科的な口角挙上手術など、それぞれ異なる特徴とメリット/デメリットがあります。興味のある方は是非、最後までご覧ください。 💡気になる口元のお悩みは 多くの方が気にしている口元のお悩みは何でしょうか?人によって異なりますが下記の内容に当てはまる方が多いのではないでしょうか。 ・口角が下がって見える ・不機嫌そうに見える ・口周りの縦じわ ・表情が歪んで見える ・唇にボリュームが欲しい ・人中が長く見えるのが気になる 口周りの悩みにはさまざまなものがあり、よく動かす部位であるからこそ気になることも多いかと思います。何が原因でボリュームロスやたるみ、しわができてしまうのかを理解することで悩みの改善に近づきます。 📍口周りの筋肉の特徴 どうして口角が下がるのか 口角の動きは、複数の表情筋のバランスによって決まっています。 1.口角下制筋(こうかくかせいきん) →口角を下方向に引っ張る筋肉。これが強かったり、緊張していたりすると口角が下がりやすい。下あご(下顎骨)のあたりから始まり、口角(口の端)に向かって上に走っている筋肉で左右対称に存在し、表情を作る表情筋の一つに数えられます。「悲しい表情」「不満げな表情」「無意識に口角が下がる」など、つまり「ムスッとした顔」や「不機嫌そうな顔」の時に強く働いているのがこの筋肉です。 この印象を改善するため、口角下制筋の働きを抑える目的で、ボトックス注射などが活用されます。 ▽ ボトックスでどう変わる? ボツリヌストキシン(ボトックス)を口角下制筋に注射することで、この筋肉の働きを一時的に弱めることができます。 すると、「下に引っ張る力」が減るため、相対的に「上に持ち上げる筋肉(口角挙筋など)」が優位になり、自然と口角が上がったような印象になります。 2.口角挙筋(こうかくきょきん)、大頬骨筋など →口角を上げたり、笑顔を作ったりする筋肉。これらが優位になることで口角が上がった印象になる。笑顔を作るときに非常に重要な働きをしており、“笑筋”とも言える存在です。頬骨(頬の高い部分)付近から、口角(くちの端)に向かって斜め下に伸びています。正確には「上唇挙筋」「大頬骨筋」「小頬骨筋」と連動し、複数の表情筋と協調しながら動きます。「笑う時に口角を引き上げる」「喜びや愛想のいい表情を作る」など明るい印象の顔の中心となる動きをします。口角挙筋へ直接何かをするというわけではなく、口角下制筋へボトックスを打つことで口角挙筋を優位にする手助けをするイメージです。 3.皮膚や脂肪、唇のボリューム、年齢によるたるみ →筋肉の力だけでなく、たるみや皮膚の厚さ、唇のボリュームなども口角の見え方に影響する。特に年齢が上がると、たるみや重力の影響で口角が下がりやすくなる。ヒアルロン酸で唇やほうれい線、マリオネットライン(口角下周辺)へボリュームを出し、たるみやシワっぽさを解消します。ボリュームロスは年齢とともに起こってしまうものではありますが放置してしまうとしぼんだ様に見えてしまい、シワが刻まれ、コケが現れるのでより年を取っているように見えてしまいます。 施術は、この「下げる力を弱める/上げる力を補助する/見た目を補正する」ことで、口角が上がっているように見える状態を作ります。 ✅口角ボトックスとは? 改めて、口角ボトックスとは、口角を下げる筋肉(主に口角下制筋)にボツリヌストキシンを注射し、口角を“上がっているように見せる”施術です。 ※注射するのは「口角を下げる力」を抑えるためであり、直接的に「上げる」わけではありません。 ▽ 口角下制筋(こうかくかせいきん)の働きを抑える この筋肉は、口角を下に引っ張る力を持ちます。 無意識にこの筋肉が緊張していると、常に「口角が下がった」状態になります。 ▽ ボトックス注射で筋肉の動きを一時的に弱める ボツリヌストキシン製剤を注射すると、その筋肉の動きが弱まります(※麻痺させるわけではありません)。 結果として、下げる力が弱まる → 上げる筋肉が優位になり、口角が自然に上がるような印象に。 📍ボトックスの効果が出るまでと持続力 ボトックス注射は施術後すぐに効果が出るというわけではありません。施術後3~7日後程度に徐々に効果が見られ始めます。 持続力は個人差がありますが3~4か月程度なので繰り返しのメンテナンスが必要です。 🧬口角ボトックスの注意点・副作用 項目 説明 ❗ 効果が弱すぎる/強すぎる 表情が不自然になったり、効果を感じにくいことも。初回は少量からが基本。 ❗ 左右差 元の筋肉バランスにより差が出ることも。2回目以降で調整可能。 ❗ 表情の違和感 笑った時に口角が不自然に感じることもあるが、数日〜数週間で馴染むことが多い。 ❗ 内出血や腫れ 注射部位に軽い内出血が出ることも。1週間以内に消えるのが一般的。   ✅口周りのボトックスは同時施術がおすすめ!? 前提として『表情筋はすべて連動して動く』ということです! 口元の筋肉は非常に複雑で、一つの筋肉を抑えると、他の筋肉の動きに影響が出ることが多いです。例えば、人中短縮ボトックスだけを行うと、口角の下がりが強調されてしまうことがあります。逆に口角を上げても、あごや唇の動きがアンバランスだと、表情に違和感が出ることも。 よって、『表情のトータルバランスが重要』になります! それぞれの筋肉が自然に協調して動くように整えることで、「笑顔」「口元の輪郭」「唇の見え方」がすべて美しく見えます。 🧬口周りのボトックス部位 ボトックス部位 対象筋肉・注射位置 主な効果・改善ポイント ガミーボトックス 上唇挙筋 笑ったときに歯茎が見える“ガミースマイル”の改善、笑顔を上品に 口上ボトックス 上唇挙筋・口輪筋 唇を尖らせたときに上唇に入る縦線の抑制・人中を短く見せる 口下ボトックス 口輪筋 唇を尖らせたときに下唇に入る縦線の抑制 人中短縮ボトックス 上唇挙筋・口輪筋 笑ったときに上唇が伸びすぎないようにして、人中(鼻下)を短く見せる あご(オトガイ)ボトックス オトガイ筋 梅干しジワ改善、あごの凹凸修正、小顔効果、Eライン整形にも 口角ボトックス 口角下制筋 自然な微笑みを作り、柔らかい印象に。若々しい口元に。 口角ボトックスでは効果を感じられない方や一時的ではなく長期的な効果が欲しい方は口角挙上切開の施術を検討される方もいます。 その他ボリュームロスに関してはヒアルロン酸の併用がかなり有効です。上唇や下唇へヒアルロン酸を注入することで輪郭形成がされ、ぷるんとしたリップにすることが可能です。その他、口周り周辺の法令線やマリオネットラインのしわへのアプローチやあごへのヒアルロン酸注入も可能です。 ✅口角挙上施術 “口角挙上”は、口角(口の端)を下がった印象から“上げる”ことで、顔全体の印象を明るく、若々しく見せる手術です。切開を使う方法(皮膚・筋肉を切除/短縮する)を「口角挙上切開法」と言います。皮膚表面から切って行うものと、口の内側(口腔内)から切るものがあります。傷跡をどこに残すか/どれくらい大きな変化がほしいかで術式が変わります。 術式 特徴/手順 傷跡 効果の大きさ ひし形切開法 口角付近の皮膚をひし形に切開し、余分な皮膚を除去・筋肉の短縮を行う。 外側に傷が残る。だがデザイン・縫合次第で目立たなくなるケースも多い。 比較的強めに口角を上げたい人向き。 楔形切開法(クサビ形) 三角形・楔(くさび)形に切って皮膚を取り、縫い縮めて口角を引き上げる。 切開範囲がひし形より小さめなことが多く、傷跡がやや控えめなものも。 効果は調整しやすく、過剰でない自然な上がりを希望する人に。 口腔内法(内側法) 口の内側(口腔粘膜側)を切開して、外側の皮膚を切らずに筋肉を調整または短縮する。 表面に傷が残らない(外からは見えない)ので、傷跡を気にする人に向く。 変化はやや控えめになることが多い。皮膚のたるみ・脂肪・年齢の影響が大きい人には限界がある。 Z型切開法 上唇の両端の皮膚をZ字型に切開する術式で、皮膚と筋肉を操作しながら口角を上げる。 外側に切開するので傷跡は出るが、デザインによっては目立ちにくくできる。 皮膚+筋肉の両方を調整するので、上げ幅がしっかり出る。   🧬口角挙上切開メリット・デメリット 【メリット】 1.半永久的あるいは長期間の変化が期待できる。注射などよりも元に戻りにくい。 2.真顔でも口角が上がって見えるようになり、「無表情でも不機嫌に見えない」「疲れて見えない」印象改善。 3.皮膚と筋肉の両方を操作することで、表情筋や皮膚のたるみによる口角下降を改善できる。 【デメリット】 1.外側を切開する術式では、皮膚表面に切り跡が残る。術後のケアやデザイン次第で目立たなくできるが、完全に消えることはない。 2.ダウンタイムが長く、切開した部分には糸が1週間程度つく 3.手術デザイン・骨格・元々の口角の高さの差などで、仕上がりに左右差が出ることがある。 4.切開部分の神経が影響を受け、口角付近が一時的に感覚鈍麻になることがある。通常は回復する。 5.縫合時の皮膚テンションや術式が強すぎると、“ひきつれ”感が生じたり、不自然な口の形になることも。 6.抜糸・傷のケア・動きを制限するなど、日常生活での注意が必要。術後の回復には時間をかける。 💴費用 口角ボトックス:アラガン¥8,800-/韓国製¥4,500- 口角挙上切開:一般的には¥200,000-~¥400,000-ほどでクリニックよって異なる ※PEGASUSCLINICでは取り扱いなし 💡施術の流れ 10:00 ご来院・問診票入力 10:10 カウンセリング 10:35 注意事項説明・見積案内 10:45 お手続き・会計 10:50 ボトックス施術 11:00 帰宅 📍よくある質問 Q1. 口角ボトックスってどんな効果があるの? A. 口角を下に引っ張る筋肉(主に「口角下制筋」)の動きを抑えることで、自然に口角が上がったような印象になります。 ・微笑んでいるように見える ・不機嫌そうな印象が和らぐ ・顔全体が明るく若々しく見える といった効果が得られます。 Q2. 施術は痛い?時間はどれくらいかかる? A. 痛みは注射のチクッとした感覚ですが、表面麻酔や冷却で軽減できます。 施術自体は5〜10分程度で終わります。即日で帰宅・メイクも可能です。 Q3. ダウンタイムはある?内出血とかある? A. 基本的にダウンタイムはほとんどありません。 ただし、体質や注射部位によっては内出血や赤みが出ることがありますが、1週間程度で消えるケースが多いです。 Q4. どれくらいで効果が出る? A. ボトックスの効果は施術から3〜7日後に現れ始め、1〜2週間で安定します。 Q5. 効果はどのくらい続くの? A. 個人差はありますが、約3〜4か月が一般的です。 継続したい場合は、3〜4か月に1回のペースでの再注射が推奨されます。 Q6. 表情が不自然になることはある? A. ごく稀に「笑ったときの口元が引きつる」「口角が不自然に感じる」などのケースがあります。 しかしこれは過剰注入や部位のズレが原因であることが多く、経験豊富な医師が適量を注射すれば自然な仕上がりが期待できます。 Q7. 副作用やリスクはあるの? A. まれに以下のような副作用が報告されています: 内出血・赤み・腫れ 左右差(片側の筋肉の効きが強すぎた場合など) まれに口元の感覚異常(数日〜数週間で改善) とはいえ、重篤な副作用は極めてまれです。 Q8. 他の施術と併用できる? A. はい、むしろ以下のような施術と併用することで相乗効果が高まります: 組み合わせ 効果 糸リフト たるみのリフト+表情筋の調整で、口角をよりナチュラルにUP ヒアルロン酸リップ 唇のボリュームを出し、全体の美しい口元に あご・人中ボトックス 下顔面の引き締め、Eラインの調整にも効果的 Q9. 向いている人ってどんな人? ✅ 真顔が不機嫌に見られる ✅ 口角が下がって見える ✅ 加齢で表情が疲れて見える ✅ 笑顔をもっと柔らかく見せたい ✅ 切らずに口元を整えたい このような悩みを持つ方にピッタリです! Q10. やめるとどうなる?元に戻るの? A. ボトックスの効果は時間とともに薄れていき、元の筋肉の動きに戻ります。 「やめたら口角がもっと下がる」ということはありません。自然な経過で戻るだけですので安心です。 💡まとめ 『自然な微笑みは“筋肉バランス”から生まれる』 口角ボトックスは、ただ単に“口角を上げる”ための施術ではありません。表情筋のバランスを整え、あなた本来のやさしい表情を引き出すための、美しく繊細な美容医療です。 笑っていない時でも、自然に微笑んでいるような印象―― そんな“柔らかな口元”は、第一印象を大きく変え、自分への自信にもつながります。 ダウンタイムが少なく、施術時間も短い。それでいて確かな変化をもたらす口角ボトックスは、 “ナチュラルに若々しく見られたい”全ての方にとって、取り入れやすい選択肢の一つです。 とはいえ、表情筋はとても繊細で個人差が大きいため、信頼できる医師との相談が何より大切。無理に変えるのではなく、「あなたらしい笑顔」を引き出すために、最適な施術プランを選びましょう。

「ニキビ肌」から「ニキビ跡」「クレーター肌」へ進行させないために

  ニキビ肌を放置するとニキビ跡やクレーター肌に…?やっとニキビが直ったと思っても、色素沈着やクレーターになってしまうと悲しいですよね。このコラム記事では「ニキビ肌」から「ニキビ跡」「クレーター」への悪化を防ぐための正しいスキンケア法と生活習慣を美容のプロがわかりやすく解説します。既にニキビ跡の色素沈着やクレーターになってしまっている場合は美容医療の力を借りる必要もでてきます。ニキビ治療自体をまだしていない💦そんな方は今すぐニキビ肌を治すために「ニキビ治療」を一緒にがんばっていきましょう! 📍ニキビ肌とは ニキビ肌(にきびはだ)とは、簡単に言うとニキビができやすい肌質または慢性的にニキビが繰り返しできている状態の肌のことを指します。医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれ、思春期だけでなく、大人になってからも悩まされる人が増えています。 🔍ニキビ肌の特徴 1.肌が脂っぽくベタつきやすい(脂性肌傾向) 2.Tゾーンやフェイスライン、あごにニキビができやすい 3.毛穴が詰まりやすく、白ニキビ・黒ニキビが繰り返す 4.肌のターンオーバー(再生周期)が乱れている 5.炎症を起こすとニキビ跡やクレーターになりやすい ✔ニキビ肌の主な原因 原因 詳細説明 皮脂の過剰分泌 ホルモンバランスの乱れやストレスにより皮脂が過剰に出ることで毛穴が詰まりやすくなる 毛穴の詰まり(角栓) ターンオーバーの乱れにより角質が蓄積し、毛穴を塞いでしまう アクネ菌の増殖 毛穴に皮脂が溜まることでアクネ菌が増殖し、炎症を引き起こす ホルモンバランスの変化 思春期・生理前・睡眠不足・ストレスなどが影響 生活習慣の乱れ 食生活・睡眠・喫煙・飲酒なども悪化要因 誤ったスキンケア 洗顔のしすぎ、刺激の強い化粧品などで肌のバリアが壊れる   ✅ニキビ治療のポイント 1.スキンケアの見直し ⇒低刺激・ノンコメドジェニック処方の化粧品を使う クレンジングや洗顔はやさしく丁寧に、摩擦を避ける 保湿は必須:脂性肌でも水分不足によるインナードライの場合が多い 紫外線対策で色素沈着やクレーター化を防ぐ 2.生活習慣の改善 ⇒十分な睡眠・規則正しい食事 脂っこい食事や糖質を控える ストレスをため込まない 3.美容皮膚科での治療 ⇒外用薬(ディフェリン、ベピオ、エピデュオなど) 内服薬(抗生物質・漢方・ビタミン剤など) ケミカルピーリングなどでお肌の生まれ変わりを促進させる   「ニキビ肌」は単なる一時的な肌荒れではなく、体質や生活習慣、スキンケアの積み重ねによって起こる慢性的な状態です。放置すると、**ニキビ跡やクレーター(肌陥没・顔陥没)**といった深刻な肌トラブルへと進行してしまうことも。だからこそ、早めの対応と継続的なケアが大切です。 📍ニキビ跡の種類と原因 **ニキビ跡(にきびあと)**とは、ニキビが治った後に肌に残る痕跡のことで、「赤み」「色素沈着」「凹み(クレーター)」「しこり(肥厚性瘢痕・ケロイド)」など、いくつかのタイプに分かれます。適切な治療法を選ぶには、まず自分のニキビ跡がどのタイプかを知ることが重要です。 ✔ニキビ跡の種類と特徴 種類 特徴 原因 ① 赤みが残る(炎症後紅斑) ニキビが治ったあとも、皮膚が赤く見える。主に毛細血管の拡張による。 炎症後の毛細血管の残存、皮膚の薄さ、摩擦など ② 茶色い色素沈着(炎症後色素沈着) ニキビが治った後にシミのような茶色い跡が残る。紫外線や刺激で悪化。 メラニンの過剰生成、紫外線、肌のこすりすぎ ③ クレーター(陥没・萎縮性瘢痕) 肌が凹んでしまい、表面が凸凹になる。 重度の炎症で真皮層のコラーゲン破壊、組織の癒着 ④ 盛り上がり(肥厚性瘢痕・ケロイド) ニキビ跡が赤く硬く盛り上がる。かゆみ・痛みを伴うことも。 コラーゲンの過剰生成、遺伝的体質、繰り返しの刺激   🧬ニキビ跡ができる原因 1.炎症の深さと強さ ⇒赤ニキビや膿ニキビなど、炎症が深くなるほど、ダメージが皮膚の奥(真皮)まで到達しやすくなります。 2.自己処理(潰す・触る) ⇒指や器具でニキビを潰すと、組織が破壊され、クレーターや色素沈着のリスクが一気に高まります。 3.肌質・体質 ⇒肌の回復力が弱い、色素沈着しやすい、瘢痕体質の方は、ニキビ跡が残りやすい傾向があります。 4.紫外線・刺激 ⇒紫外線を浴びることで、メラニン生成が促進され、色素沈着や赤みの定着が進みます。 5.スキンケア不足・スキンケアが合ってない ⇒刺激の強い化粧品、洗浄力の強すぎる洗顔なども肌のバリア機能を壊し、跡が残りやすくなります。 ✔ニキビ跡おすすめ治療 ニキビ跡のタイプ 治療例 特徴 赤み Vビームレーザー、IPL、LED照射 血管にアプローチして赤みを軽減 色素沈着 ピーリング、美白外用薬、トラネキサム酸内服 メラニン抑制+ターンオーバー促進 クレーター フラクショナルレーザー、ポテンツァ、サブシジョン、トライフィルプロ 凹みの深さ・形によって治療を使い分ける 盛り上がり ステロイド注射、レーザー切除、テープ療法 肥厚性瘢痕・ケロイド専門の処置が必要 まずは自分の「ニキビ跡」タイプを知ることが重要です。ニキビ跡には複数の種類があり、それぞれ原因も対処法も異なります。自己判断でケアを続けても改善しない場合は、美容皮膚科での診断を受けるのがベストです。特にクレーター(肌陥没)や重度の色素沈着は早期の医療的アプローチが推奨されます! ✅クレーター毛穴と開き毛穴の違い 毛穴トラブルにはいくつかの種類がありますが、**「クレーター毛穴」と「開き毛穴」**はよく混同されるため、違いを理解しておくことがとても大切です。 💎クレーター毛穴とは? 別名:ニキビクレーター、陥没毛穴 原因:過去の炎症性ニキビが真皮層にまでダメージを与え、皮膚組織が破壊されて陥没した状態。 【特徴】 1.毛穴というより肌表面の凹み(瘢痕) 2.光の当たり方で影ができやすく、凹凸が目立つ 3.自然治癒ではほとんど改善しない 【治療法】 フラクショナルレーザー ポテンツァ(マイクロニードルRF) サブシジョン+薬剤注入(例:トライフィルプロ) ダーマペン+成長因子導入 💎開き毛穴とは? 別名:たるみ毛穴、皮脂毛穴 【原因】 皮脂分泌の過剰で毛穴が押し広げられる 加齢による**ハリの低下(コラーゲン減少)**で毛穴が縦に伸びる 乾燥や紫外線も影響 【特徴】 1.毛穴が「点」「丸」「楕円形」に大きく見える 2.凹みは浅く、クレーター毛穴より改善しやすい 【治療法】 ピーリングやイオン導入で角質ケア レーザートーニングやIPLで肌質改善 ポテンツァ・ダーマペンで毛穴引き締め スキンケア:ビタミンC誘導体・レチノールなど 項目 クレーター毛穴 開き毛穴 主な原因 炎症性ニキビによる瘢痕 皮脂分泌・加齢・乾燥 見た目 深い凹み、影ができる 毛穴が大きく開いて見える 自然治癒 ほぼ不可 ケア次第で改善しやすい 治療 レーザー・サブシジョンなど医療中心 スキンケア+美容医療の併用で改善 クレーター毛穴=ニキビ跡が原因の「瘢痕」 → 主に美容皮膚科治療が必要 開き毛穴=皮脂や加齢が原因の「毛穴の拡張」 → スキンケア+美容医療で改善可能 ✅クレーターのニキビ跡ができる原因 クレーター状のニキビ跡(萎縮性瘢痕/陥没性瘢痕)**は、肌表面が凸凹になり影ができるため、とても目立ちやすい跡です。一度できると自然にはほとんど治らず、美容皮膚科での治療が必要になることが多いです。その原因を理解することで、予防や治療の選択に役立ちます。 1.強い炎症性ニキビ ⇒赤ニキビや膿ニキビなど、炎症が真皮層まで達したニキビは、皮膚組織を破壊します。真皮のコラーゲンやエラスチンが損傷すると、修復が不十分になり、凹んだ状態で治ってしまいます。 2.ニキビをつぶす・強く触る ⇒自分でニキビを潰すと、内部の炎症が広がりやすく、さらに深部の組織が破壊されます。 3.炎症の長期化・繰り返し ⇒同じ場所にニキビを繰り返すと、炎症のたびにダメージが蓄積し、クレーターの原因に。傷が修復する前に再び炎症が起きることで、肌の再生が追いつかなくなります。 4.肌質・体質 ⇒傷跡が残りやすい「瘢痕体質」の方は、軽いニキビでもクレーター化しやすい傾向があります。皮膚が薄い・乾燥しやすい人も、修復力が弱いためリスクが高いです。 5.紫外線や外的刺激 ⇒紫外線を浴びると炎症後色素沈着が悪化し、クレーター跡がより目立ちやすくなります。摩擦や間違ったスキンケアも修復を妨げる要因に。 6.加齢による自然治癒力 ⇒年齢とともにコラーゲン産生が低下し、傷の修復力が弱まります。そのため、若い頃よりもクレーターが残りやすくなります。 クレーター状ニキビ跡は 「真皮層の破壊+不十分な修復」 が主な原因と言えます。炎症性ニキビを放置したり、潰したりすることでリスクが大幅に上昇するので不用意に触ったり、潰したりせずに皮膚科へ受診して適切な処方をしてもらうのがベストです。肌質や年齢、紫外線なども影響するのでUVケアと保湿ケアは日々の積み重ねが必要です。 📍ニキビ跡の凹み・陥没とは? ニキビ跡の中でも特に目立ちやすく改善が難しいのが、凹み(陥没)タイプのニキビ跡です。医学的には「萎縮性瘢痕(いしゅくせいはんこん)」と呼ばれ、炎症によって皮膚組織が破壊され、真皮のコラーゲンやエラスチンが減少することで生じます。この状態は「肌クレーター」「顔陥没」とも言われ、光の当たり方で影ができるため、実際よりも老けて見えたり、不健康な印象を与えてしまいます。 ✔ニキビ跡の凹み・陥没・クレーターの種類 タイプ 特徴 難易度 アイスピック型 針で刺したような深くて狭い穴 改善が最も難しい ボックスカー型 四角く縁のはっきりした凹み 中程度の難易度 ローリング型 広く浅い、波打つような凹み 改善しやすい 🔹アイスピック型 【特徴】 針で刺したような「V字型の深い穴」 幅が狭くても非常に深いため、自然治癒や浅い施術では改善が難しい 特に毛穴に沿ってできやすい 【有効な施術】 パンチエクシジョン(外科的切除):深い部分を切除し縫合 TCAクロス法(高濃度トリクロロ酢酸の局所塗布):化学的に瘢痕を収縮させる フラクショナルCO₂レーザー:深い層に作用させ、皮膚再生を促進 他治療では改善しにくいため、外科的処置+レーザー併用が多い 🔹ボックスカー型 【特徴】 広く浅い凹みで、皮膚が「波打つ」ように見える 真皮と皮下組織の間に**癒着(線維性の引き込み)**があるため凹んで見える 【有効な施術】 サブシジョン(Subcision):針で癒着を切り離し、皮膚を持ち上げる トライフィルプロ(最新型サブシジョン+薬剤導入) ヒアルロン酸注入(一時的だが即効性あり) マイクロニードルRF(ポテンツァなど):真皮に刺激を与えコラーゲン生成を促す 比較的改善しやすいタイプで、複合治療が有効 🔹ローリング型 【特徴】 四角く縁のはっきりした凹み 深さは浅め〜中程度が多く、影が出やすい 頬やこめかみによくできる 【有効な施術】 フラクショナルレーザー(CO₂・Er:YAGなど)でエッジを削り、段差をなだらかにする サブシジョン+薬剤注入で底上げ ピーリング・ダーマペンは軽度の場合に有効 深い場合はレーザー+注入治療の併用が必要 ✅ニキビ跡のクレーター・凹み・陥没ができやすい箇所 クレーター跡は顔のあらゆる部位にできるわけではなく、皮脂分泌が多く炎症が起こりやすい場所に集中する傾向があります。 🧬皮脂分泌が多い → 毛穴のつまり・炎症が起こりやすい 🧬毛穴の構造が深い → 炎症が真皮層まで広がりやすい 🧬皮下脂肪の厚みが少ない部位 → ダメージを受けやすく、凹みが目立ちやすい 💎クレーターができやすい部位と理由 1. 頬(ほほ) 最もクレーター跡が残りやすい部位。 皮脂腺が多く、毛穴が大きめなため炎症が深部まで進みやすい。 広範囲にローリング型・ボックス型のクレーターが残るケースが多い。 2. こめかみ 皮膚が薄く脂肪も少ないため、炎症のダメージが直に出やすい。 凹みが影になりやすく、実際よりも目立つ。 3. 額(おでこ) Tゾーンで皮脂分泌が盛んな場所。 思春期ニキビが集中するため、若い頃の炎症がクレーター化しやすい。 4. 鼻・鼻周り 毛穴が大きく角栓が詰まりやすい。 クレーターというより毛穴の開きと混同されやすいが、重度になると凹みが固定化。 5. あご・フェイスライン 大人ニキビが繰り返しできやすい部位。 炎症を繰り返すことで、クレーター化・色素沈着が残りやすい。   ✅セルフケアは難しい!?クレーターのニキビ跡が気になる **クレーター状のニキビ跡(萎縮性瘢痕)**は、単なる赤みや色素沈着と異なり、皮膚の奥(真皮層)まで損傷を受けている状態です。表面のスキンケアや化粧品だけでは届かず、自然治癒で元の状態に戻すことはほとんどできません。 🧴セルフケアでできること 1.紫外線対策:日焼け止めで色素沈着・赤みを悪化させない 2.保湿ケア:肌のバリア機能を保ち、これ以上のダメージを防ぐ 3.ビタミンC・レチノール化粧品:コラーゲン生成をサポートし、毛穴・肌質改善に役立つ 4.生活習慣改善:睡眠・栄養・ストレス管理で肌の修復力を高める ⇒ただし、これらはあくまで「予防・補助」。深いクレーターを埋める効果は限定的です。 ✅ニキビクレーター治療を選ぶポイント 治療法 特徴 適応 フラクショナルレーザー 肌に微細な穴を開け再生を促す 深いクレーター ポテンツァ(マイクロニードルRF) 針+高周波+薬剤導入で真皮を刺激 中~重度のクレーター、毛穴開き サブシジョン 癒着を切り離して凹みを持ち上げる ローリング型のクレーター トライフィルプロ サブシジョン+薬剤注入を進化させた最新機器 深い肌陥没・顔の凹み ヒアルロン酸注入 一時的に凹みを改善 即効性重視の方   フラクショナルレーザー 皮膚に細かい穴を開けて再生を促進 深いクレーターに有効だがダウンタイムあり ポテンツァ(マイクロニードルRF) 微細な針+高周波で真皮を刺激し、コラーゲン生成を促す 薬剤導入(ジュベルック・リジュランなど)を組み合わせるケースも多い サブシジョン 皮膚下で癒着を切り離す施術 特にローリング型の陥没に効果的 ヒアルロン酸注入 一時的に凹みを持ち上げる方法 即効性ありだが持続は数か月程度 トライフィルプロ 炭酸ガス(CO₂ガス)注入+薬剤注入+サブシジョン的な剥離処理を組み合わせた美容医療機器 さまざまなクレータータイプに効果あり ✅クレーターニキビ跡の症例写真 【拡大図】before 【拡大図】after 【拡大図】before 【拡大図】after ✅クレーター治療の施術の流れ 10:00 【ご来院・問診票入力】 10:10 【肌診断機撮影】 10:25 【医師カウンセリング】 10:40 【注意事項やダウンタイム、料金価格のご説明】 10:55 【お手続き・会計】 11:00 【洗顔・麻酔】 11:30 【施術】 12:10 【アフターケア・帰宅】 ✅ニキビ跡治療料金 【ポテンツァ:ドラックデリバリー】 初回1回¥49,800- 麻酔クリーム1回¥2,200- 薬剤マックーム1回¥19,800- 薬剤ジュベルック1回¥22,000- 薬剤ボトックス1回¥19,800- 【ピコフラクショナル】 全顔1回¥36,500- 麻酔クリーム1回¥2,200- 【サブシジョン】 両頬1回¥120,000- 両こめかみ1回¥100,000- 1cm×1cm 1回¥25,000- ブロック局所麻酔1部位¥5,500- ✅最新クレーター治療機器・技術 ✔【ブレッシング】 「BLESSING(ブレッシング)」は、ニードル+高周波(RF:ラジオ波)+薬剤注入を組み合わせた次世代型の美肌治療機器です。傾斜ニードルによるサブシジョン効果を持たせることで、従来のニードルRF治療より深く・広くアプローチできるのが特長です。 1.傾斜型ニードル(斜め刺入):針を皮膚に対して垂直ではなく斜めに刺入する方式。これにより、癖になっている線維組織(瘢痕や癒着)をより効果的に切断できる「サブシジョン効果」が期待されます。 2.RFエネルギー照射:高周波の熱エネルギーを真皮深層に届け、コラーゲン再生を促す。肌のハリ・弾力改善やタイトニング効果が期待できる。 3.薬剤注入(インジェクションシステム):管腔構造のニードルが針先で薬剤を真皮に均一に届ける機構を持つ。薬剤の漏れを減らし、効率よく肌再生成分を届けることが可能。  ✔【ブレッシング】で期待できる効果 悩み・症状 効果が期待できるポイント ニキビ跡・クレーター肌 線維化した瘢痕組織を斜め刺入で切断+薬剤導入で真皮の再生を促すため、凹みの改善が期待できる。 (銀座1丁目の美容アンチエイジングクリニック Clinic K) 毛穴の開き 真皮の引き締めとコラーゲンの生成で毛穴が目立ちにくくなる可能性。 (〖エースクリニック〗名古屋院) 肌のハリ・たるみ RFの熱作用+皮膚内での補修によって肌の支えを強化する。 (nexusclinic.jp) 小じわ・肌質改善 表皮〜真皮浅層への作用、薬剤導入によるターンオーバー促進などで滑らかさが改善されることが多い。 (JSKINクリニック銀座) ✔ブレッシングのメリット 1.サブシジョン効果がある 通常の垂直刺入のマイクロニードルRFに比べ、斜め刺入により癒着した線維を切断しやすく、凹凸の改善がしやすい。 2.薬剤導入効率が高い 針先から真皮に薬剤を注入するタイプのため、薬剤ロスが少なく、有効成分が目的の深さに届きやすい。 3.広範囲の治療が可能 RFの照射範囲や針の斜め刺入による影響範囲が広く、肌質改善・タイトニングを含めた総合的な美肌効果を狙える。 4.比較的ダウンタイムが抑えられる 表皮へのダメージを最小限に抑えるデザインがされており、痛み・赤み・腫れなどの回復が従来の強いレーザー治療ほどではないというクリニックの報告があります。 ✔【ブレッシング】の注意点 リスク・注意事項 内容 痛み・腫れ・赤み 針を刺入しRFを使うため、術後の赤み・腫れなどは出ることがあります。肌質によっては長引く場合も。  色素沈着のリスク 特に日本人など肌の色素が濃めの人は、施術後に色が残る可能性があります。術後の紫外線対策が重要。  効果の個人差 凹みの深さ、クレータータイプ(アイスピック型・ボックスカー型・ローリング型など)、癒着の度合いによって改善の度合いが異なる。深くて古いクレーターには複数回・他治療との併用が必要なことも。  費用・回数 比較的新しい機器であるため価格は高め。複数回治療を要することが多い。治療回数・コストを含めて計画を立てることが必要。  【ブレッシング】治療が向いている人 ● 比較的中~重度のニキビ跡・クレーター肌で、痕が凹凸や癒着を伴っている方 ● 毛穴開き・肌のたるみも気になる方 ● 他のニードルRF治療では満足できなかった方 ● ある程度のダウンタイムを見込める方 ● 定期的な通院が可能な方 【ブレッシング】治療が向かない人 ● 極端に敏感肌やアレルギー体質の方 ● 深いアイスピック型クレーターで、切除手術等の外科的アプローチが必要なケース ● ダウンタイムをほとんど取れない方 ● 過去に色素沈着やケロイド体質の合併症を起こした経験がある方 ブレッシングは、ニキビ跡・クレーター肌・肌陥没などの改善を目指す上で、非常に期待できる新しい治療オプションの一つです。斜め刺入のニードルによるサブシジョン効果、RFによる真皮再生、薬剤注入の三位一体の設計によって、単なる表皮治療では届きにくい深部や癒着を伴う凹みにもアプローチできる可能性があります。 💡【ニキビ肌】から「ニキビ跡」「クレーター肌」へ進行させないために ニキビは誰にでも起こりうる肌トラブルですが、炎症が深くなればなるほど「赤み」「色素沈着」、そして最も厄介な「クレーター肌」へと進行してしまいます。クレーター状のニキビ跡は自然に治ることが難しく、美容医療での治療が必要になるケースも少なくありません。だからこそ大切なのは、**「早めの対処」と「正しいセルフケア」**です。 炎症性ニキビは放置せず皮膚科で治療 ニキビを潰さない・触らない 紫外線対策・保湿ケアを徹底 睡眠や食生活を整え、肌の回復力を高める これらを意識するだけで、将来の肌状態は大きく変わります。ニキビ肌の段階でしっかりケアすることが、凹凸のない滑らかな素肌を守る一番の近道です。

ピコレーザーの魅力♡徹底解説!

point 01 ナノ秒レーザーとピコ秒レーザーの違い【美容医療の観点】 美容医療レーザーでよくピコという名前を聞くことが多いと思います!そもそもピコって何かご存じですか? 美容医療(とくにレーザー治療)の分野では、「ナノ秒(ns)」レーザーと「ピコ秒(ps)」レーザーはシミ取り、タトゥー除去、肌の若返りなどに使われますが、作用の仕方や効果、肌へのダメージの程度に違いがあります!「ピコ秒(ps)」と「ナノ秒(ns)」は、どちらも非常に短い時間の単位ですが、その長さには10倍の差があります!   📌 ナノ秒・ピコ秒の比較表 特徴項目 ナノ秒レーザー ピコ秒レーザー 照射時間 10億分の1秒(1ns = 10⁻⁹秒) 1兆分の1秒(1ps = 10⁻¹²秒) 主な作用 熱による「フォトサーマル効果」 衝撃波による「フォトメカニカル効果」 ターゲット破壊 比較的大きな粒子 より細かい粒子まで破壊可能 周囲の熱影響 熱が拡散 → 軽いやけどや色素沈着リスク 熱影響が少ない → 肌へのダメージが少ない 痛みやダウンタイム ややあり(赤みや腫れの可能性) 少ない・回復が早い 費用 比較的安価 高価(最新技術)   🔍ナノ秒・ピコ秒それぞれの用途例   ナノ秒レーザー(Qスイッチレーザーなど) タトゥー除去(黒や濃い色) シミ・肝斑の治療 アザ・そばかすの除去 ピコ秒レーザー(ピコシェア・ピコウェイなど) 微細なシミや色素沈着の改善 毛穴・ニキビ跡の治療 アートメイク・カラフルなタトゥーの除去 美肌・肌質改善(ピコフラクショナル) 🔍 イメージで理解する(簡単な例え) ナノ秒レーザーは「ハンマーで叩いて砕く」感じ(熱と力を使う) ピコ秒レーザーは「衝撃波で粉々にする」感じ(微細で正確、熱ダメージ少ない)   📌「 ピコトーニング」 と「 レーザートーニング 」の違い 「ピコトーニング」と「レーザートーニング」は、どちらも肝斑(かんぱん)・くすみ・色素沈着の改善や美肌目的のトーニングレーザー治療ですが、使うレーザーの種類や肌への作用、効果の出方に明確な違いがあります。 以下で比較してみましょう! 📌ピコトーニング vs レーザートーニング 比較表   項目 ピコトーニング レーザートーニング 使用レーザー ピコ秒レーザー(例:ピコシュア等) QスイッチNd:YAGレーザー(ナノ秒) 照射時間 ピコ秒(1兆分の1秒) ナノ秒(10億分の1秒) 作用原理 **衝撃波(フォトメカニカル)**による分解 **熱作用(フォトサーマル)**による分解 ターゲット より微細なメラニン・色素 比較的大きなメラニン粒子 熱ダメージ 非常に少ない ややあり(熱影響あり) 肌への刺激・炎症 少なめ やや出やすい(赤みや色素沈着のリスク) 回数・効果の出方 少ない回数で効果が出ることも 効果はあるが回数が必要 痛み・ダウンタイム ほとんどなし(ピリピリ感程度) 少し赤みが出ることも 費用相場(1回) 高め(15,000~30,000円程度) 比較的安め(5,000~15,000円程度)   💡 結論   ・ピコトーニング:最新技術、より安全かつ効果的、回数も少なめで済むことが多い! ・レーザートーニング:実績豊富で効果はあるが、熱の影響や副作用のリスクがやや高い。 同じ肝斑やくすみの治療が目的のトーニングレーザーでも機械の種類や特性によって違いが生じます!ひとつの分かりやすい指標として「ピコ秒」なのか「ナノ秒」なのかが1番大きな違いになります。   point 02 DiscoveryPICO【ディスカバリーピコ】とは ディスカバリーピコとはピコレーザーの機械名でイタリアのQuanta社製のピコレーザーです! ピコテクノロジーにより従来のピコレーザーより4倍のピークパワー(最大出力)で照射が可能で532nmと1064nmピコ秒に加えて694nmのルビーレーザーの3波長の照射が可能な次世代ピコレーザーです!現在日本で普及しているピコレーザーにおいて3波長を搭載しているものはディスカバリーピコ以外にはキュテラ社のエンライトンⅢのみですが、ほとんど存在していません。ディスカバリーピコは3波長のレーザーが搭載されていることにより、シミ・くすみ・肝斑・あざ・色素沈着・タトゥー除去・アートメイク除去などすべてのご希望の対して、従来の医療機器よりも複合的なレーザー選択が可能となり効果的な治療が期待できます! ✨ディスカバリーピコが他社比較で優れている点 ・3波長搭載レーザーによるマルチな治療が可能 ・ピコレーザーとして532nmと1064nmの使用が可能 ・他社よりも大きなピークパワー(最大出力) ・他社よりも大きなスポットサイズ ・フラクショナルレーザーとしてルビーレーザーの使用が可能(ルビーフラクショナルが可能なクリニックはまだ少ない) ・ピコレーザーとしては唯一「蒸散」が可能なフラクショナルレーザーを搭載   🔍主な治療メニューと適応 治療メニュー 主な適応症例 ピコトーニング 肝斑、くすみ、美白、色素沈着症など ピコスポット 老人性色素斑(シミ)、色素沈着症、ADMなど ピコフラクショナル ニキビ跡、毛穴、小じわ、肌質改善など ピコW 肝斑、くすみ、美白、色素沈着、ニキビ跡、毛穴、小じわ、肌質改善など ピコトーニングとピコフラクショナルをかけ合わせた施術 ルビーフラクショナル 薄いシミ、ADMなどの色素性皮膚疾患 ジェネシス 肌のハリ、毛穴、小じわ、引き締めなど デュアルピコ 肌のハリ、毛穴、小じわ、引き締め、肝斑、くすみ、美白、色素沈着など ジェネシスとピコトーニングをかけ合わせた施術 タトゥー除去 全色のタトゥー除去が可能   💰 料金例(ペガサスクリニック) 治療メニュー 料金(税抜) ピコスポット ¥5,500〜¥59,800 ピコトーニング ¥18,000(1回) ピコフラクショナル ¥36,500(1回)麻酔代別 ピコW ¥45,000(1回)麻酔代別 ルビーフラクショナル ¥45,000~(1回)麻酔代別 ジェネシス ¥13,200(1回) デュアルピコ ¥28,500(1回) タトゥー除去 部位や範囲により異なる   point 03 ピコレーザーで重要な3つの柱について ピコレーザーについて特に優れている4つの柱についか解説していきます。レーザー治療を行う上で求めるもの、それは【効果実感・痛みの軽減・ダウンタイム】と言われることが多いです。この3つを叶えるために優れた【波長・ピークパワー・パルス幅】が必要となります。!それぞれの特徴や役割についてしっかりと理解した上でピコレーザーの良さを知っていきましょう!   ✅ 波長とは? 波長とは光の長さのことです!レーザーの種類によって波長が異なり、波長が短いほど皮膚表面に作用し、長いほど皮膚深部に作用します。波長が短いほどメラニンの吸収率が高くなるため、同じパワーでも波長が短いほどアグレッシブになり、長いほどマイルドになります。   🔍 美容医療における「波長」の意味 レーザー治療では、照射する波長によって、作用する深さやターゲットが変わるため、非常に重要です。 波長(nm) 主なターゲット 特徴・用途 532nm 表皮のメラニン シミ、そばかす、表層の色素沈着 694nm メラニン・黒インク ADM、タトゥー(ルビーレーザー) 1064nm 真皮深層・血管・色素 肝斑、ニキビ跡、タトゥー、深い部位の治療(YAG)   ✅ ピークパワーとは? 「ピークパワー」とは、非常に短い時間における最大出力のことを指します。 「ピーク(Peak)」= 山の頂点(最大) 「パワー(Power)」= 出力(エネルギー/秒) ピークパワー=一瞬の最大出力 📌ピークパワーとアベレージパワーの違い 用語 説明 例え ピークパワー 瞬間的に出る最大の出力(1回のパルス) 水風船を1回だけ爆発させる 平均パワー 一定時間あたりの平均的な出力 蛇口から水を一定量流す   ✅ パルス幅とは? 「パルス幅(pulse duration / pulse width)」とは、レーザーなどで、1回のパルス(短い光の放射)が続く時間の長さを指します。美容医療やレーザー治療などの分野で非常に重要な概念です。 パルス(pulse)= 短く発生するエネルギーの「ひとかたまり」 パルス幅(パルス継続時間)= そのパルスが「どれくらいの時間続いたか」   🔍 単位でみるパルス幅 パルス幅の大きさ 単位 主な用途例 ミリ秒(ms) 10⁻³ 秒 光脱毛、IPL、一般的な医療用レーザー ナノ秒(ns) 10⁻⁹ 秒 Qスイッチレーザー、タトゥー除去 ピコ秒(ps) 10⁻¹² 秒 ピコレーザー、美容皮膚科の高精度治療   🔍なぜパルス幅が重要なの? 1.ピークパワーに影響 パルス幅が短いほど、同じエネルギーでも瞬間的な出力(ピークパワー)が高くなる。 2.治療精度が向上 短いパルスは熱を周囲に拡散しにくく、対象だけを精密に破壊できます 3.ダウンタイムが短い 周囲の組織へのダメージが少ないため、肌の赤みや腫れが少なく、回復が早い   イメージ👇 もし1つのパルスを「カメラのフラッシュ」だとすると・・・ 長いパルス幅:じわっと光る → 周囲にも熱が拡がる 短いパルス幅:瞬間的にピカッ! → ターゲットだけに集中、他は無傷 💡結論 ピコ秒レーザーの方がより精密で、肌に優しく、効果も高いことが多いですが、その分価格が高くなる傾向があります。      

シミ・そばかすは美肌の大敵!ルビーフラクショナルを選ぶべき!

🧬しみの原因とメカニズム 01.メラニンの生成 しみの大元の原因は「メラニン色素の過剰生成」です。紫外線(UV)を浴びると、皮膚はダメージを防ぐためにメラノサイト(色素細胞)からメラニンを生成します。メラニンは紫外線を吸収して、細胞のDNAを保護する働きがあります。 02.メラニンの蓄積 通常はターンオーバー(肌の新陳代謝)によってメラニンは徐々に排出されます。しかし、加齢やストレス、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、禁煙などによりターンオーバーが乱れるとメラニンは肌に残ってしまい色素沈着となってしみになります。 03.炎症後色素沈着 ニキビや傷、虫刺されの跡などの炎症後の色素沈着もしみの一種です。炎症が起きた部分はメラノサイトが刺激されてメラニンを作り出し、そのまま色素が沈着してしまうことがあります。 04.ホルモンバランスの影響(肝斑) 特に多くの女性に見られるしみに「肝斑」があります。妊娠・ピルの使用・更年期などの女性ホルモンの変化によって発生します。両頬の左右対称に現れるのが特徴です。 📍しみの種類 01.老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん) 【特徴】30代以降にできやすい、丸くて平らな茶色いしみ 【原因】紫外線によるダメージの蓄積 【できやすい箇所】顔、手の甲、腕などの日光を浴びやすい場所 【治療法】ルビーフラクショナル、IPL、内服、美白化粧品、紫外線対策が有効 02.肝斑(かんぱん) 【特徴】両頬に左右対称に現れる、薄茶色のぼんやりとしたくすみ 【原因】ホルモンバランスの乱れ(妊娠、ピル、更年期など) 【できやすい箇所】両頬 30~50代の女性にできやすい 【治療法】ピコトーニング、トラネキサム酸内服、摩擦を避ける、美白化粧品、紫外線対策が有効 03.そばかす、雀卵斑(じゃくらんはん) 【特徴】小さく点々とした茶色のしみ 【原因】遺伝的要素が強く、紫外線で濃くなることもある 【できやすい箇所】鼻や頬周りに多い 色白の人、家族にそばかすがある人にできやすい 【治療法】ルビーフラクショナル、IPL、内服、美白化粧品、紫外線対策が有効 04.炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく) 【特徴】ニキビ、ケガ、蚊に刺されなどの後に出来る濃いしみ 【原因】肌の炎症によってメラニンが過剰に生成される 【できやすい箇所】肘、膝、わき 傷が治った後に色素が沈着 【治療法】ピコトーニング、内服、美白化粧品、、摩擦を避ける、紫外線対策が有効 🧬皮膚の構造 皮膚が大きく分けて3つの層から成り立っています。 01.表皮(ひょうひ)  厚さ:0.2mm前後 ※部位によって異なる、瞼は薄く、手のひら足の裏は厚い 【構造】角質層→顆粒層→有棘層→基底層の4構造 【役割】 ・外敵からの刺激・紫外線・細菌などから守る「バリア機能」 ・メラノサイト(基底層)でメラニンを作り、紫外線からDNAを保護 ・ターンオーバーで角質が垢となり剥がれ落ちる 【ポイント】 ・「しみ」はこの層、特に基底層のメラノサイトで生じる ・ビタミンCや美白成分はこの層に働きかける 02.真皮(しんぴ)  厚さ:表皮の約10~20倍(2mm前後) 【構造】コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を含む組織 【役割】 ・皮膚のハリ・弾力を支える「クッション材」 ・血管・リンパ管・神経が存在し、栄養や酸素を供給 ・毛細血管拡張症や炎症が起きると赤み、炎症性色素沈着に繋がる 【ポイント】 ・しわ・たるみは真皮のコラーゲンやエラスチンが減少することで発生 ・レーザー・高周波(RF)・HIFUはこの層に作用してコラーゲン産生を促す 03.皮下組織(ひかそしき)  【構造】主に脂肪細胞で構成 【役割】 ・外部からの刺激を吸収する「クッション」 ・体温調節(断熱材の役割) ・エネルギー貯蓄 【ポイント】 ・皮下脂肪の厚さで顔のたるみや輪郭が決まる ・加齢で脂肪が減るとコケ感が出たり、下に落ちてブルドック顔になる ・脂肪溶解注射・HIFU・糸リフトなどはこの層がターゲット 層 主な悩み アプローチ方法 表皮 しみ・くすみ・乾燥 美白化粧品、ビタミンC、ピーリング、IPL、レーザー 真皮 しわ・ハリ不足・赤み レーザー、RF、HIFU、コラーゲン増生治療 皮下組織 たるみ・脂肪の下垂 脂肪溶解、HIFU、糸リフト、外科手術 📍しみができる層 しみの種類 できる主な層 説明 老人性色素斑 表皮(基底層) 紫外線でメラニンが増え、ターンオーバーで排出されずに残る 肝斑 表皮(基底層) ホルモンや摩擦の影響でメラノサイトが刺激される そばかす 表皮(全体) 遺伝や紫外線によってメラニンが点在するように広がる 炎症後色素沈着 表皮~真皮 ニキビや傷の深さによっては、真皮まで色素沈着することもあり、より改善に時間がかかる   📍レーザーのアプローチできる層 方式 典型的波長(nm)/方式 主に作用しやすい層 改善が期待されるしみの種類例 ルビーフラクショナル 694 nm(Q‑スイッチ ルビーをフラクショナル化)  主に表皮~浅真皮(混合性/浅真皮成分を含む部分) 肝斑(混合型)、表皮性色素斑、混合型しみ、くすみ、浅いADM例 ピコトーニング 1064 nm(または 532 nm の併用モード)を pico パルスで照射 比較的浅層から中層(表皮~浅真皮) 肝斑、表皮性色素斑、炎症後色素沈着、くすみなど ピコスポット 同じく pico レーザー(例:755 nm/1064 nm のスポットモード) よりターゲット色素部位(表皮~中層)に精密照射 スポット状の強いしみ、雀卵斑、そばかす、肝斑合併部の濃色部など レーザートーニング Nd:YAG 1064 nm(Q‑スイッチまたはロングパルス低出力モード)など 表皮~浅真皮(穏やかなトーン調整作用) 肝斑、くすみ、広範色素ムラ、混合型しみ フォトRF 光+高周波(IPL に RF を組み合わせた方式。可視光域+赤外寄り) 主に表皮~浅真皮 顔全体のくすみ、広範な色素沈着、雀卵斑、日光性色素斑(浅層) ライムライト(Limelight) 約 500‑700 nm 前後の複数波長を含む IPL 系光治療機器 表皮~浅層 そばかす、日光性色素斑、くすみ、雀卵斑など浅い色素病変 01.ルビーフラクショナル(694nm) ルビーフラクショナルは694nmの波長をもち、メラニン色素への吸収性が比較的高いという特性があります。よって、しみ・そばかす治療であれば第一選択と言えます。フラクショナル化することでドット状(点状)に深さを制御することができるので周囲の皮膚組織へのダメージを抑えることができます。よって、炎症性の色素沈着のリスクが低くなります。 02.ピコトーニング(1064nm) ピコ秒レーザーは非常に短時間のパルスで色素を破壊することができ、熱ダメージを抑えながらメラニンを粉砕するため表皮~浅真皮の色素に対して安全性が保ちやすいとされています。ピコトーニングは肝斑・くすみ・色ムラ・色素沈着へのアプローチとして使用されることが多いです。 03.ピコスポット ピコスポットはピコレーザーの中でもスポットモード(点照射)で特定の濃い色素病変(目立つシミ)をターゲットにします。作用層は基本的には表皮~浅真皮を標的にしています。 04.レーザートーニング 低出力で広範囲にシャワーのようにトーニング照射をすることで肝斑・くすみ・色ムラなどの改善を目的に使用されます。 05.フォトRF(IPL) IPL(広域多波長光)に高周波(RF)を組み合わせた光治療です。光(可視光域、近赤外)が表皮~浅真皮領域に作用し、さらに高周波(RF)が皮膚深部に温熱刺激をを与えてコラーゲン産生を誘導することが期待されます。美白・くすみ・薄い色素斑への効果が期待できます。 06.ライムライト(IPL) IPL光治療のひとつで可視光域(500~700nm程度)を利用して、複数の歯量をフィルタリングして「しみ」に反応させる施術です。作用層は表皮~浅層(表皮~基底層近傍)です。そばかす、雀卵斑、くすみなどへのアプローチを目的に施術をします。 ✅症例写真【肝斑治療】 施術名 ピコトーニング 施術の説明 「ピコ秒」という極めて短い照射時間で行うレーザー治療で、最小限のレーザー出力で最大限の効果を発揮するため、より早く確実な効果を実感することができます。シミ、くすみ、肝斑にも施術可能となっています。 施術のリスク(副反応) 発赤・ヒリヒリ感・乾燥・ざ瘡悪化:数日程度 施術の価格 144.000円(税込)~ 施術名 ピコトーニング 施術の説明 「ピコ秒」という極めて短い照射時間で行うレーザー治療で、最小限のレーザー出力で最大限の効果を発揮するため、より早く確実な効果を実感することができます。シミ、くすみ、肝斑にも施術可能となっています。 施術のリスク(副反応) 発赤・ヒリヒリ感・乾燥・ざ瘡悪化:数日程度 施術の価格 81.000円(税込)~   ✅症例写真【しみ】 施術名 ルビーフラクショナル 施術の説明 正常な組織への損傷を抑えながら、表皮から真皮乳頭層のシミやアザなどの色素のみ破壊することができます。 施術のリスク(副反応) 発赤・灼熱感・乾燥・痒み・かさぶた・点状出血・シミが一時的に濃くなる:数日~1週間程度 施術の価格 190.000円(税込)~ 施術名 ルビーフラクショナル 施術の説明 正常な組織への損傷を抑えながら、表皮から真皮乳頭層のシミやアザなどの色素のみ破壊することができます。 施術のリスク(副反応) 発赤・灼熱感・乾燥・痒み・かさぶた・点状出血・シミが一時的に濃くなる:数日~1週間程度 施術の価格 169.800円(税込)~ 施術名 ルビーフラクショナル 施術の説明 正常な組織への損傷を抑えながら、表皮から真皮乳頭層のシミやアザなどの色素のみ破壊することができます。 施術のリスク(副反応) 発赤・灼熱感・乾燥・痒み・かさぶた・点状出血・シミが一時的に濃くなる:数日~1週間程度 施術の価格 190.000円(税込)~ ✅ホームケア 美容医療レーザーで施術を行うことが最も効果的ではあるが、ホームケアは変更して行い必要があります。特に重要なのが「紫外線対策」「摩擦を避ける」の2つです。しみができる原因はメラニンが作り出されて色素が沈着することなのでまずは過剰にメラニンを作らせないことが重要です。つまり、紫外線による刺激、摩擦による刺激を避ける事が重要となります。この2つは美容クリニックに行かなくてもすぐに開始ができることなので今すぐに始めていきましょう!そしてスキンケアはできれば美白化粧品を選択できるちベストです。「ビタミンC]や「トラネキサム酸」などが含まれているスキンケア商品はドラックストアでも豊富になります。可能であれば皮膚科、美容皮膚科などでしみ対策の内服を処方してもらえると文句なしですね。ホームケアだけでもできることはたくさんあります。また、美容医療レーザーだけを行っていればホームケアをしなくても良いというわけではありません。理想は美容医療レーザー+ホームケアの併用です。状態が良くなったタイミングでホームケアのみにできると今後の新しい「しみ」や「肝斑」「くすみ」の予防にも繋がります。

ニキビの種類について

肌トラブルの代表格ともいえる「ニキビ」。 思春期だけでなく、大人になってからも悩まされることの多いこの肌トラブルは、実は種類によって原因や対処法が異なるのをご存じでしょうか?間違ったケアは、かえって悪化を招くこともあります。この記事では、ニキビの種類を分かりやすく解説し、それぞれに適したケア方法を紹介します。自分の肌状態を正しく理解し、健やかな肌を目指しましょう。 ✅ニキビの種類 🔹白ニキビ(閉鎖面皰) 毛穴が詰まり、皮脂がたまって白く見える初期段階のニキビ。炎症は起こっていないため、適切なスキンケアで改善が期待できます。 🔹黒ニキビ(開放面皰) 毛穴が開いて皮脂が空気に触れ、酸化して黒くなったもの。汚れに見えますが、角栓の酸化が原因です。 🔹赤ニキビ(炎症性ニキビ) 毛穴の詰まりが悪化し、アクネ菌が繁殖して炎症を起こした状態。痛みや腫れを伴うことがあります。 🔹黄ニキビ(膿ニキビ) 赤ニキビがさらに悪化し、膿がたまった状態。強く触ると痕になりやすいため、慎重なケアが必要です。 🔹紫ニキビ(嚢胞性ニキビ) 皮膚の深い部分に炎症が起き、しこりや腫れができる重度のニキビ。皮膚科での治療が推奨されます。 📌ニキビの改善方法 ニキビの種類 ホームケア 内服 外用 レーザー治療 白ニキビ 低刺激の洗顔料で優しく洗う、保湿をしっかり行う ビタミンB群・Cのサプリメントを取る 角質をやわらかくする外用薬(サリチル酸など) ケミカルピーリング・ビタミンC導入 黒ニキビ 洗顔で毛穴の汚れを取り除く、角質ケアを取り入れる ビタミンC・亜鉛のとるのがおすすめ ピーリング剤(AHA/BHA)やレチノール配合の外用薬 ピーリング各種(ハイドラジェントルなど)薬剤導入(エレクトロポレーション) 赤ニキビ 刺激を避け、抗炎症効果のあるスキンケアを使用する 抗生物質(医師処方)・漢方薬の内服 ※イソトレチノイン(アクネトレント)など 抗炎症成分(イブプロフェンピコノール等)含む薬を使用 ピーリング各種・薬剤導入・光治療など 黄ニキビ 膿をつぶさないように注意し、清潔を保つ 抗生物質・抗炎症薬(医師処方)が有効 ※イソトレチノイン(アクネトレント)など 抗生物質の外用薬(クリンダマイシンなど) 排膿処置・ピーリング各種・薬剤導入 紫ニキビ 患部を刺激せず、できるだけ触らないようにする 抗生物質・抗炎症薬(医師処方)が有効。 ホルモン治療が必要な場合もあり ※イソトレチノイン(アクネトレント)など 皮膚科で処方される強めの外用薬 ピーリング各種・薬剤導入 ✅ニキビ予防のポイント 🔹白ニキビ 洗顔:朝晩2回、低刺激で洗浄力の強すぎない洗顔料を使ってやさしく洗顔 保湿:洗顔後すぐに保湿。乾燥は皮脂分泌を促し、毛穴詰まりを引き起こします 生活習慣:脂っこい食事を控え、ビタミンB群を含む食材(納豆、レバーなど)を摂取 睡眠:十分な睡眠時間を確保して、ホルモンバランスを整える 🔹黒ニキビ 毛穴ケア:毛穴の詰まりを防ぐため、週1〜2回のピーリングや酵素洗顔が有効 保湿ケア:乾燥が皮脂の過剰分泌を招くため、しっかり保湿する 洗顔習慣:皮脂分泌が多いTゾーンは重点的に、こすらず丁寧に洗う 食生活:糖質や脂質を控えめにし、亜鉛やビタミンCを積極的に摂取 🔹赤ニキビ 刺激を避ける:洗顔やスキンケアで肌をこすらない、無理に潰さない 保湿と鎮静:グリチルリチン酸など抗炎症成分を含むスキンケア用品を活用 ストレス管理:ストレスはホルモンバランスを乱し、炎症を悪化させる要因に 睡眠と休息:質の良い睡眠で皮膚の回復力をサポート 🔹黄ニキビ 早めの対応:赤ニキビの段階でしっかり治療して、黄ニキビへ進行させない 適切なスキンケア:刺激を与えず、抗炎症・殺菌作用のある成分(例:イオウ、グリチルリチン酸)を含むスキンケア製品を使用 清潔の維持:顔や髪、手で触れないように意識し、常に清潔を保つ 皮膚科の受診:繰り返す場合は、早めに医師の診察をことで悪化を防げます 🔹紫ニキビ 早期対応:赤ニキビの段階で皮膚科を受診して治療を開始することが重要 洗顔と保湿:敏感肌用の製品を使い、肌への刺激を極力避ける ホルモンバランスの調整:生理前後などホルモンの乱れによる悪化を避けるための生活管理 皮膚科と連携:自力での改善は難しいため、定期的な診察と治療を継続することが予防につながる 🧴肌タイプにあったスキンケア選びのポイント 🔹脂性肌(オイリー肌) 特徴:皮脂の分泌が多く、テカリや毛穴詰まりが起きやすい おすすめ☟ ・余分な皮脂を吸着するクレイ洗顔料 ・ノンコメドジェニック(ニキビになりにくい)処方のジェルタイプ保湿剤 ・AHAやBHAなどの角質ケア成分配合の化粧水 🔹乾燥肌(ドライ肌) 特徴:カサつきやすく、皮脂の分泌が少ない おすすめ☟ ・アミノ酸系の低刺激性洗顔料 ・ヒアルロン酸・セラミド配合の高保湿化粧水や乳液 ・アルコール・香料フリーの敏感肌向け処方 🔹混合肌(コンビネーション肌) 特徴:Tゾーンは脂っぽく、頬などは乾燥しやすい おすすめ☟ ・部位によって使い分ける部分用スキンケア ・保湿力がありつつ軽いテクスチャーのジェル保湿剤 ・肌の水分バランスを整える弱酸性の化粧水 🔹敏感肌 特徴:刺激に弱く、赤みやかゆみが出やすい おすすめ☟ ・防腐剤・アルコール無添加の敏感肌専用スキンケア ・バリア機能を高めるセラミド入り保湿剤 ・抗炎症成分(グリチルリチン酸、アラントインなど)配合の化粧水   💡まとめ 二キビは肌のコンディションや生活習慣、ストレスなど、さまざまな要因が絡み合ってできる肌トラブルです。正しい知識と自分に合ったケアを続けることで、ニキビは確実に改善・予防が可能です。肌の声に耳を傾け、日々のスキンケアを見直すことから始めてみましょう。肌質や症状に不安がある場合は、自己判断に頼らず専門医のアドバイスを受けることも大切です。軽度のニキビやニキビが1つだけできたなどの場合であっても放置し続けることによって悪化してしまうリスクがありますので早急な対応がカギを握ります。まずは、皮膚科への受診を行い、内服もしくは外用薬から始めてみるのが良いかもしれません。内服・外用ではなかなか治らない場合は美容皮膚科などでレーザー治療を行ってみるのも一つの方法です。ニキビ跡や色素沈着など後期トラブルに繋がらないためにも悪化する前に鎮静させていきたいですね。  

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診療科目 美容外科 / 美容皮膚科
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