
【医師監修】施術の技量で期間が変わる!?埋没二重のダウンタイム期間や術後の過ごし方まで解説!
目次
「腫れたらどうしよう…」「周りにバレたらどうしよう…」
理想の二重を手に入れるための大切な一歩だと分かっていても、術後の不安、とくにダウンタイムについては知っておきたいですよね。
仕事や学校など日常生活への影響を考えると、一歩踏み出すのに勇気がいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、当クリニック院長の私、井上が埋没法のダウンタイムや術後の過ごし方について詳しく解説します!
この記事を読めば、こんな悩みが解決します!
- 埋没法のダウンタイムってどれくらい…?
- 医師の技術力でも「ダウンタイムの長さ」が変わる!?
- 自宅でできる術後のケア方法は?
01埋没法でもダウンタイムはある?
切らない二重整形である「埋没法」ですが、当然ダウンタイムは存在します。
もちろん切開法などと比べると、比較的ダウンタイムやその症状は少ない方ではありますが、具体的には、術後すぐに「目元の腫れ」や「内出血」が見られることがあります。これらは通常1週間以内に改善します。
ダウンタイム期間:約1週間(ピークは術後1〜2日)
埋没法のダウンタイムは通常、術後1~2日でピークを迎え、その後は徐々に改善していきます。また腫れの引き具合や内出血の回復には個人差がありますが、ほとんどの場合、術後1週間後にはメイクでカバーできる程度になります。
ただし、術後の過ごし方によってダウンタイムの長さが変わることもあります。たとえば無理に目を擦ったり、過度の運動を避けてください。このあたりの注意点についても後ほど詳しく解説していきます!
02ダウンタイムについてよく聞かれる質問
1〜2日がピークとはいえ、不安に思われることはたくさんあると思います。ここからはお客様からよくいただく埋没ダウンタイムに関する質問をご紹介していきます。
1:どれくらいで人に会えるようになる…?
上でも解説したように、「術後1日目〜2日目」が腫れがピークですので、まずこのタイミングで外出や人に会うと傷に気づかれるかと思います。
しかし3〜4日目以降は目元が安定してくるため、腫れが引いた後は特に問題なく人と会うことができます。内出血が残っている場合もありますが、これもメイクで隠すことができるようになります。
術後2週間以内でほとんどの方が周囲に気づかれることなく通常の生活に戻れる状態になります。
2:術後(ダウンタイム中)も目元は痛いですか?
埋没法は切開しているわけではありませんから、術後に痛みを感じるケースはほとんどありません。
術後すぐに感じる軽い不快感や圧迫感は、麻酔が切れる頃に感じることがありますが、通常は耐えられる程度の違和感です。
ですのでもちろん個人差はありますが、腫れや違和感があっても痛みを感じることは少ないです。
3:ダウンタイム中に糸が取れることってある…?
基本的に糸が取れてしまうことはありませんが、取れてしまうケースとしては以下2点が挙げられます。
ダウンタイムの過ごし方が悪い
「ダウンタイムのNG行動」は後から詳しく解説しますが、ダウンタイム中に強く目をこすったり、寝るときにうつ伏せになったりすると、糸が緩んだり抜けてしまうことがあります。
また知らず知らずのうちに顔が力まないよう、激しい運動や顔を強く触れることも避けることを推奨しています。
そもそも「縫合技術・縫合糸の質」が低い
大前提、適切な施術をしてもらっていなければ、糸がしっかり固定されず、術後にずれやすくなります。特に糸を結ぶ力加減や位置が不十分だと、施術後の数日以内に糸が外れてしまうケースも実際にあります。
また使用する縫合糸の質も重要です。ここは専門的な領域にはなるのですが…、質の低い糸を使用すると、安定性が不足してしまい、糸が取れてしまうことがあります。
当クリニックは「心臓外科」で使用される縫合糸を使用しています
当クリニックで使用している縫合糸「アスフレックス(ASFLEX)」は、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)を基にした合成非吸収性縫合糸で、特に心臓外科手術などの“最新医療の分野”で使用される縫合糸です。 PVDFは生体内での品質劣化がほとんどなく、組織損傷を最小限に抑えることができます。
これにより、埋没法による二重形成時の仕上がりが自然で美しく、術後の腫れや炎症も軽減されます。 これは院長の私がこれまで経験した美容施術の結果はもちろん、過去にさまざまな医療科を経験した知見も踏まえて「お客様の理想を叶えるならこれだ」という想いで選定しました。
技術がいいのは当たり前、その上でお客様の「かわいい・きれい」を末長く続けるにはどうしたらいいか…?と考えた結果、今日までこのアスフレックスをこだわって採用しています。
03ダウンタイム中の“正しい過ごし方”は?
ここからはダウンタイムの過ごし方について、
- 基本ケアの方法
- より回復を早める方法
- やってはいけないNG行動
に分けて詳しく解説していきます!
「基本ケアの方法」について
①:まずはしっかり冷やす!(術後3日間)
術後3日間は炎症を抑えるために「冷やす」ことが最も効果的です。保冷剤をタオルで包み1回15分程度、まぶたの上に優しく乗せましょう!血流を穏やかにして「腫れの悪化」を防ぎます。
タオルもできるだけ清潔なもの、できればガーゼなどを使用いただくと最適です。
②:頭を高くして眠る!
就寝時は枕を普段より少し高くして寝るようにしてください。
これは頭の位置を心臓より高く保つことで、目元に余分な水分が溜まるのを防ぎ、翌朝のむくみを軽減できます。
またうつぶせ寝は縫合糸が取れてしまう可能性がありますので、必ず仰向けで寝るようにしましょう。
③:体を温めすぎない!(術後1週間)
長時間の入浴やサウナや激しい運動、飲酒は、血行を促進しすぎてしまい、腫れや内出血を悪化させる原因になります。術後1週間は、ぬるめのシャワーでさっと済ませる程度に留めることを推奨いています。
さらに回復(ダウンタイム)を早めるコツ!
塩分は控えめに!
ラーメンやスナック菓子など、塩分の多い食事は体内に水分を溜め込み、むくみの原因となってしまいます。ダウンタイム中は、できるだけあっさりとした和食などを中心に、バランスの良い食事を心がけましょう。
カリウムを摂取する!
バナナやほうれん草、アボカドなどに多く含まれるカリウムには、体内の余分な塩分を排出してくれる働きがあります。むくみが気になる時は、これらの食材を積極的に摂るのがおすすめです。
これだけはNG!ダウンタイム中にやってはいけないこと
目をこする・強く触る
ダウンタイム中に目をこすったりまぶたを強く触れたりすると、固定用糸がずれ、二重ラインが消失・左右差を生む恐れがあるためNGです。
また糸ずれだけでなく、刺激で腫れと内出血が悪化して、回復遅くなりますのでできるだけ強くこするのは控えるようにしてください。
とはいえ、分かっていても無意識でかいてしまうことがありますが…、ここは術後数日は意識するようにしましょう!
コンタクトレンズも避ける(術後48時間以内)
特に術後48時間くらいは、糸がまだ安定しておらず、わずかな摩擦でも腫脹と出血してしまう恐れがあります。
ですのでアイメイクやまつ毛パーマなどはもちろんですが、コンタクトレンズなどの「目やまぶた周辺に触れるもの」はできるだけ控えるようにしてください。普段コンタクトの方も、この期間だけはメガネをしていただくことを推奨します。
またまつ毛パーマやエクステに関しては、術後1ヶ月は控えるようにしてください。
04埋没法のダウンタイムに関するQ&A
Q1. ダウンタイムのピークはいつですか?
A. 腫れのピークは、手術当日よりも術後2〜3日目になります。その後は日を追うごとに徐々に引いていき、1週間もすれば大きな腫れはほとんど落ち着きます。
Q2. メイクや洗顔、コンタクトレンズはいつから可能ですか?
A. 目元のアイメイクや、傷口を濡らすような洗顔は、術後48時間(2日)経過してからにしてください。
コンタクトレンズも同様に、48時間後からが目安ですが、ゴロゴロ感が残っているうちは無理せずメガネで過ごしましょう。
Q3. ダウンタイム中に気をつけるべき食事はありますか?
A. 先ほども触れましたが、塩分の多い食事はむくみを悪化させるので、ラーメン、漬物、スナック菓子などは控えましょう。
また唐辛子などの香辛料が強い刺激物も、血行を促進しすぎることがあるため避けた方が無難です。
Q4. 運動や入浴はいつから再開できますか?
A. 汗をかくような激しい運動や、湯船に浸かる入浴は、術後1週間は控えてください。
血行が良くなりすぎると腫れが長引く原因になります。軽いウォーキング程度であれば、術後数日経ってから様子を見ながら再開しても大丈夫です。
05ダウンタイムの不安を乗り越え、理想のあなたへ
本記事では埋没法のダウンタイムについて、症状や期間、快適に過ごすためのケア方法などを詳しく解説しました。
ダウンタイムは、正しい知識を持ち、適切にケアをすれば決して怖いものではありません。
当クリニックではお客様一人ひとりにじっくり30分以上のカウンセリング時間を設けて、入念なすり合わせのもとで施術を行います。もし二重デザインのことだけでなく、ダウンタイムについても不安な点・不明点があればお気軽にご相談ください!
この記事を書いた人

井上礎馬(PEGASUS CLINIC院長)
内科・泌尿器科と初期研修を含め勤務し、自ら美容診療を学ぶ。 その後業界最大手クリニックで7年間院長を務め、美容皮膚科・外科診療についても学んだ後、PEGASUS CLINICを開院。 「日本美容外科学会」「日本内科学会」「日本美容外科学会正会員」など全7つの所属学会認定医。