
投稿日:2024.05.14 最終更新日:2025.06.21
クマ取り失敗!?
目次
「クマ取りを失敗した」「クマ取りをして悪化した」そんな相談が増えています。クマ治療が人気となったコロナ禍以降、このような相談は年々、増加傾向にあります。なぜこのようなことが起きてしまうのか?それは「カウンセリング不足による適応ミス」「医師の技術不足」この2つが主な原因となるパターンが多いんです。この記事では「クマ取りを行って後悔した」「他院で行ったが修正をしてもらいたい」など1回で満足のいく結果にならなかったお客様の例や実際のお悩みなどに触れながら解説していきたいと思います。
❌ クマ取りの失敗例とは?
クマ取り(特に脂肪脱脂法)において、理想的な結果が得られなかったケースを「失敗」と表現することがあります。ただし、多くの場合は「医療ミス」というよりも、「適応ミス」や「デザイン・バランスのズレ」が原因です。
🔍 よくある失敗パターンとその原因
①逆に老けて見える(目の下がくぼんでしまう)
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原因:脂肪を取りすぎた or 皮膚のハリがないのに脱脂のみ行った
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リスクが高い人:皮膚が薄い/年齢とともに皮膚がたるんできた人
②色味が悪化した(青クマ・紫クマが目立つ)
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原因:脂肪のヴォリュームが減ったことで血管が透けて見えるようになった
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対処:CRF・ナノリッチ脂肪注入などで調整が必要
③凹凸や段差ができた
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原因:脂肪除去後の面がなだらかでなく、凹凸が残った/左右差が生じた
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対処:ヒアルロン酸注入or脂肪注入 or 再調整のハムラ法
④仕上がりが不自然・ひきつれ感がある
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原因:表ハムラで皮膚に過剰なテンションがかかった
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特徴:「あっかんべー」状態や笑顔の違和感
⑤涙袋がなくなった/小さくなった
・原因:脂肪注入で目の下のボリュームを足したことで涙袋が小さくなったように感じる/表ハムラ法で皮膚を切開したことで涙袋の境目がぼやける
・腫れやむくみが出ているダウンタイムが治まれば改善するケースが多い
・対処:涙袋ヒアルロン酸or脂肪を注入
⑥再発してしまった(ふくらみが戻る)
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原因:脂肪が十分に除去できていない/眼窩脂肪の再発達
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対処:再手術 or ハムラ法への切り替え
📌 なぜ失敗が起こるのか?
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✅ 診断ミス:色味主体のクマに対して脱脂をしてしまう
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✅ 技術不足:丁寧な剥離・固定・左右差調整が不十分
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✅ お客様の適応選定ミス:肌質や骨格を考慮していない治療選択
- ✅カウンセリング時の説明不足:事前にリスクと説明ができていない
💡PEGASUSCLINICのカウンセリング
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診断の精度向上:色・ふくらみ・くぼみの3軸でクマを診断
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複合治療提案:脱脂だけでなく、必要に応じて裏ハムラ・表ハムラ・脂肪注入・スキンケアもセットでご提案
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経験豊富な術者による施術:院長自らがカウンセリング・デザイン・手術を一貫管理
- リスク説明:カウンセリング時にどこまでアプローチが出来るのがしっかりとご案内
※クリニックによってはこの施術を行えば100%綺麗になりますよ!などお客様へ伝えている場合もありますが人によって100%は異なるものです。リスク説明までしっかりと行える医師のほうが信頼できる場合が多いかと思います。カウンセリング時に○○さんのご検討いただいている施術だとこのように感じる可能性がありますのでクマ取り治療後に気になったら○○でメンテナンスすると良いですよやこちらの施術を併用すると満足度が高くなると思いますよなど事前にさまざまな情報が少しでもあると気持ちも異なりますよね!
🌀 なぜ脱脂法で“凹む”のか?
✅理由①脂肪を取りすぎてしまう
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脂肪は「ふくらみ=悪」と思われがちですが、ある程度のボリュームは若々しさに必要。
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必要以上に除去すると、目の下が平坦を通り越して“凹む”印象になります。
✅理由②くぼみとの境目(段差)が強調される
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もともと**「ふくらみ」と「くぼみ」の両方**が混在しているタイプのクマの方は要注意。
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脂肪だけ取ると、相対的にくぼみが目立ち、“段差”や“影クマ”が逆に強調されてしまうことも。
✅理由③皮膚のハリや厚みが足りない
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脂肪を支える土台(皮膚や筋膜)が弱い場合、脱脂後にたるみやシワが生じやすくなります。
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結果として、「ハリのない、疲れて見える目元」になるリスクも。
✅理由④骨格の影響(頬骨の位置)
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頬骨が低い/眼窩縁が後退している方は、もともと“目の下に凹みやすい構造”。
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脱脂だけ行うと、陰影が強くなって逆に老け見えする可能性あり。
💡 脱脂だけで成功するケースは?
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目の下にふくらみ“だけ”が明らかにあり
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皮膚にハリ・厚みがある若い方
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くぼみや色味がほとんどないタイプ
✨PEGASUSCLINICのアプローチ
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単なる脱脂ではなく、**「ボリュームの再配置」**という考え方(裏ハムラ・CRFなど)
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くぼみがある場合は、脂肪注入やヒアルロン酸、ナノリッチで自然な仕上がりへ
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骨格・皮膚・色調までふまえた多面的診断
❌ 裏ハムラ法の失敗例と原因
①目の下が膨らみすぎた・ボリュームが不自然
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原因:脂肪の移動量が多すぎて、もともとくぼみが浅い人に過剰なヴォリュームが出てしまった。
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特徴:笑ったときの膨らみが不自然に大きくなる/“腫れぼったい”印象に。
②段差・凹凸が残る(平坦にならない)
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原因:脂肪を均等に移動できなかった/骨格との段差を十分にカバーできなかった。
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対処法:脂肪注入 or ヒアルロン酸で微調整することも。
③色味(青クマ・茶クマ)が改善しないorむしろ悪化する
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原因:色クマ(色素沈着や皮膚の薄さ)は裏ハムラだけでは治らないケースが多い。
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対策:内服、外用(ミラミン等)、ナノリッチなどを併用する必要あり。
④小じわが目立つようになった
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原因:皮膚にたるみがある場合、脂肪を支える土台が弱く、小じわが浮き出ることも。
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対策:ナノリッチ脂肪やスキンケアの併用、場合によっては表ハムラや皮膚切除が必要。
⑤左右差・形の非対称
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原因:手術中の調整が不十分だった場合、脂肪の量・位置・張力にズレが生じる。
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補足:腫れの影響で術後1か月は左右差があるように見えることもあるが、3か月経っても改善しなければ修正対象に。
⑥眼球の違和感・涙袋の消失
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原因:脂肪を前方に移動しすぎると、涙袋が平らになったり、眼球に圧迫感が出ることも。
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対策:基本的には自然に馴染むが、強く出ている場合は修正が必要。
💡 なぜ失敗が起こるのか?
原因の種類 | 内容例 |
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✅ 適応ミス | 皮膚のたるみが強いのに裏ハムラのみを選択してしまった |
✅ デザインミス | 脂肪の移動量・範囲が適切でない |
✅ 術中技術の差 | 剥離が不十分/固定が甘い/左右の差が出た |
✅ 期待とのギャップ | 色クマや小じわが治ると思い込んでいたケースも |
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詳細な診断フローで、ふくらみ・くぼみ・色・皮膚の質までトータル評価
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必要に応じて脂肪注入・スキンケア・内服もセットで提案
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仕上がり重視の微調整対応あり(必要ならナノリッチやヒアル注入も)
❌ 表ハムラ法の失敗例とその原因
①目の形が変わった・”あっかんべー”になった
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原因:下まぶたの皮膚を引っ張りすぎてしまった
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特徴:「眼瞼外反(がんけんがいはん)」と呼ばれ、下まぶたが外にめくれたようになる
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リスクが高い人:皮膚が薄く、ハリが少ない中高年層・目の構造的に張力に弱い方
②笑顔がひきつる・不自然な表情になる
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原因:皮膚や筋膜に過度な緊張がかかったことで、表情筋の動きに影響が出る
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対処:術後数か月で改善することもあるが、強い症状の場合は再修正が必要になることも
③小じわがかえって目立つ
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原因:余剰皮膚を温存しすぎた/脂肪を支えるだけでは皮膚の質感までは変えられない
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補足:この場合は、ナノリッチ脂肪・スキンブースター等の併用が有効
④皮膚がボコボコ・不自然な凹凸が残る
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原因:脂肪移動が不均一/固定が甘い/骨格との段差が埋めきれなかった
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対処:脂肪注入・ヒアルロン酸での再調整、まれに再手術が必要なケースも
⑤傷跡が目立つ
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原因:下まつ毛のすぐ下を切開するが、術後のケア不足や体質によって赤み・色素沈着が残ることがある
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補足:多くの場合は時間とともに目立たなくなるが、ケロイド体質の方は要注意
⚠️ 表ハムラは高難度手術
ポイント | 解説 |
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✅ 適応選定がシビア | 表ハムラは“たるみ・皮膚の余り”が強い方向け。 皮膚の質や下まぶたの張力を誤るとトラブルに |
✅ 経験値が問われる | 剥離範囲が広く、皮膚・筋膜・脂肪の3層を扱う繊細な施術 |
✅ 万能ではない | 色クマ・小じわなどには単独では効果が薄いケースも多く、組み合わせ治療が必要 |
💡PEGASUSCLINICの対策
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診察での皮膚伸展性・眼輪筋の張力・眼球突出度なども評価
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表ハムラ vs 裏ハムラ の比較提案とカスタム設計
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脂肪注入・スキンブースターなど複合治療提案で失敗リスクを最小化
📌まとめ:表ハムラは慎重に選ぶべき治療
向いている方 | 向かない方 |
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皮膚のたるみが強い人 | 若くて皮膚が薄い/張力が弱い人 |
色味よりも“たるみ・ふくらみ”が主訴の人 | 色クマ主体の人/皮膚がデリケートな人 |
🔁 他院クマ取り修正でよくある主訴・失敗パターン
①脱脂だけされて、目の下の凹んで老けた
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背景:脂肪を取りすぎた or くぼみがあるのに脂肪注入されていない
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結果:「やつれた」「老けた印象になった」「前の方がマシだった」などの声
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✅ PEGASUS修正術:CRF脂肪注入・ナノリッチ・ヒアルロン酸
②凹凸・段差が目立つ(脂肪の取りムラor固定ミス)
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背景:脂肪を均等に処理できておらず、目の下に“線状の段差”や“左右差”が出る
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✅ PEGASUS修正術:ナノリッチ注入、軽度であればヒアルロン酸でなじませる
③クマが再発した(ふくらみが戻った)
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背景:脂肪が完全に取りきれていない or 手術から数年経過して再発
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✅ PEGASUS修正術:再脱脂 or 裏ハムラ法+脂肪注入
④色クマが悪化した・目元の皮膚が薄くなった
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背景:脱脂だけで済ませたが、色調への配慮がされていない/皮膚のハリが失われた
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✅ PEGASUS修正術:ナノリッチ・ミラミン・内服治療などを複合的に
⑤涙袋が消えて不自然になった
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背景:脂肪を移動・除去しすぎたことで、涙袋の自然なふくらみが消失
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✅ PEGASUS修正術:ナノリッチ脂肪注入やヒアルロン酸で自然な立体感を復元
⑥表ハムラ後の”あっかんべー”や笑顔の違和感
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背景:皮膚の張力を見誤り、過剰に引っ張ってしまった/眼瞼外反
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✅ PEGASUS修正術:保湿/重度なら再手術による再固定や矯正【困難な場合あり】
📌 他院修正で多いお客様背景
タイプ | 備考 |
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「安さ」や「簡単さ」で選んでしまった | 脱脂のみのメニュー、事前診断が浅い |
色クマやたるみなど「本質的な原因」を見逃された | 見た目では判断できても、肌質・骨格まで精査されていない |
適応外なのに無理に施術された | 若年層の薄皮タイプに脱脂など |
この記事を書いた人

ペガサスクリニック担当者
美容医療の経験豊富な井上院長とスタッフが、常に「お客様視点」を意識して、分かりやすくタメになる専門美容知識を発信いたします。