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フィラー注射って何?MDコードとの関係性は?


フィラー注射ってどんな施術?フィラー注射とヒアルロン酸の違いって何?についても一緒に触れていきます!

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ペガサスクリニック担当者

美容医療の経験豊富な井上院長とスタッフが、常に「お客様視点」を意識して、分かりやすくタメになる専門美容知識を発信いたします。

📍フィラー注射とは?

「フィラー」は直訳すると「埋めるもの」や「詰め物」の意味ですが、美容医療では、フィラー(filler)というのは足りない部分を満たす(filling)施術です!顔の比率に合わせて必要な部分にのみフィラー(ヒアルロン酸)を注入し、ボリュームアップすることで立体感を綺麗に整えます。フィラー施術の代表的なものがヒアルロン酸と言っていいでしょう。ヒアルロン酸がフィラー施術としてよく使用される理由はいくつかありますが、「持続力の長さ」と「溶かすことができる製剤」の2つが大きいと言えます。せっかく施術をするのであれば「持続力の長いものがいい」という方が多いです。ヒアルロン酸は製剤により異なりますがおおよそ1~2年程度の持続力が期待できます。一方で失敗したときに「溶かしたい」「元に戻してほしい」という声もございます。「持続力が長い方が良い」という意見の一方で、「気に入らなかったら元に戻せるので溶かせるほうが安心」そんな全く異なる意見もあります。そんな2つの要素を兼ね備えたヒアルロン酸はかなり人気が高く、フィラー注射としてよく用いられます。

📍ヒアルロン酸以外のフィラー注射とは何なのか?

ヒアルロン酸以外のフィラーであげられるのはコラーゲン製剤です。コラーゲン製剤はヒアルロン酸よりも先にFDAの許可を受けた製材ではありますが今では圧倒的にヒアルロン酸のほうが人気が高く浸透されています。コラーゲン製剤はモノによって持続力は長くなりますが、ヒアルロン酸と決定的に異なるのが「溶かすことができない」ということです。つまりは「入れすぎ注意」ということですね。欲張ってコラーゲン製剤を入れすぎた場合、ヒアルロン酸のようにすぐに溶かすことが出来ないのでゆっくりと自然に溶けていくのを待つしかないのです。コラーゲン製剤は特に医師選びを慎重にする必要があるということです。

💉フィラー注射の種類(製剤)について

製剤名 主成分 特徴・適応部位 持続期間目安
ボリューマXC
(ジュビダームビスタ)
ヒアルロン酸 頬・こめかみなど深層部に適応。自然な持ち上げ 約12〜24か月

ボリフトXC

(ジュビダームビスタ)

ヒアルロン酸 法令線や口元に自然に馴染む 約12か月~18か月

ボルベラXC
(ジュビダームビスタ)

ヒアルロン酸 涙袋や唇のやわらかい部分に適応 約12か月

ピネハウルトラ

ヒアルロン酸 あごや鼻根部分への方さが必要な部分など 約24~36か月
オルチャンヒアルNo.2(韓国製) ヒアルロン酸 法令線や口元、頬、こめかみなど 約9~12か月
オルチャンヒアルNO.1(韓国製) ヒアルロン酸

涙袋や唇などのやわらかい部位 約4~6か月
オルチャンヒアルNo.4(韓国製) ヒアルロン酸 あごや鼻根部分の方さが必要な部位 約12~24か月
コラーゲン注射
(コラージュ)
コラーゲン
(豚由来)
アレルギーリスクあり、自然な仕上がり 約6か月

※ペガサスクリニック取り扱いメニューのみ掲載

🧬フィラー注射の選択部位とおすすめ製剤

注入部位 おすすめ製剤例
ジュビダーム・ボリューマXC(深層)/オルチャンヒアルNo.2
目の下 ジュビダーム・ボリフトXC/ボルベラXC/コラーゲン注射
ほうれい線/マリオネットライン ボリフトXC/ボリューマXC/オルチャンヒアルNO.2
頬骨/頬こけ ボリューマXC/オルチャンヒアルNo.2
顎/鼻根部 オルチャンヒアルNo.4/ピネハウルトラ
唇/涙袋 ボルベラXC(やわらかさ重視)/オルチャンヒアルNo.1

 

⚠️フィラー注射による副作用とリスク

フィラー注射(ヒアルロン酸注射)は比較的安全性の高い美容医療の一つとされていますが体内へ注射器を用いて注入する施術である以上、副作用とリスクはあります。ほとんどが短期的な副作用やリスクとはなりますが、場合によっては中期的、長期的な副作用、リスクまで発展してしまうこともあります。

🔹一般的な副作用(一時的・軽度)

症状 内容 対応策・回復目安
内出血 注射針が毛細血管に当たったことによる 数日〜2週間で自然に消失
腫れ・むくみ 注入直後に起きる反応 通常1〜3日で軽快
赤み・かゆみ 注射部位の刺激による一時的反応 数時間〜1日で自然軽快
違和感・硬さ 注入部位に違和感・凸凹感が残ること・触れると硬く感じる 自然に馴染む or 軽くマッサージで改善

🔹中等度リスク

症状・事例 内容・原因 対策
左右差 注入量のバランスや表情筋の癖による リタッチ調整で改善可能
フィラーの移動 注入後の圧迫やマッサージによる流れ 再注入・溶解処置など
長期間残るしこり 製剤の性質や注入層の不適合 軽度なら様子見、重度なら溶解剤処置

🔹長期的リスク

症状・合併症 内容・原因 治療・対応
血管閉塞(塞栓) 誤って血管内に注入 → 血流遮断 → 組織壊死のリスク 早期発見でヒアルロニダーゼ使用
失明 顔面動脈から眼動脈への逆流による稀な合併症 緊急医療対応が必要
アレルギー反応 特定成分に対する過敏反応(腫れ・発熱・発疹など) 薬剤中止・ステロイド治療など
感染症 滅菌不備・術後の自己管理不良など 抗生剤投与・切開排膿など

事前にしっかりとリスク説明を理解した上で施術を受けるように心がけましょう。

✅MDコードとは?

MDコードは(MedicalCodes)は顔の美的構造と老化のプロセスを解剖学的に分析し、フィラー注射の正確な注入ポイントを体系化したガイドラインのことです。世界的に著名なブラジル人皮膚科医のDr.Mauricio de Maio(マウリシオ・マイオ)によって開発され、現在では世界中の医師が採用しているフィラー注射の基礎のようになっています。

🧠MDコードの基本概念

01.顔をエリアごとに分類

顔を複数のゾーンに分け、それぞれに「注入コード」を付与しています。
・C(cheek)=頬
・Jw(Jawline)=フェイスライン
・T(Temple)=こめかみ
・E(Eyebrow)=眉
・Ch(Chin)=あご
・N(Nose)=鼻

02.感情に基づいた治療計画

美容医療は美しさだけでなく、「感情の印象(疲れて見える、怒って見えるなど)」を改善するものと定義付けした上でMDコードを設計しています。「ネガティブな印象」の改善をすることでより一層、美しさが際立つと言えます。

ネガティブ印象 主なターゲットエリア
疲れて見える 目の下、頬、こめかみ
怒って見える 眉間、額
老けて見える 法令線、口元、顎

03.立体的なフェイスデザイン

MDコードは「しわを埋める」だけでなく、骨格のサポートや立体感の構築に重きを置いています。つまり、顔全体を立体的に美しく整える3D設計です。注入する位置でけでなく、量まである程度の目安としてガイド化されているのがまた、すばらしいと言えます。

💎MDコードのメリット

特徴 効果
解剖学に基づく 安全でリスクの少ない施術
全体的な若返りが可能 「しわ取り」ではなく「印象改善」が可能
高い再現性 医師間で共通の基準があるため均一な品質
顔の自然な美しさを保てる 「やりすぎ感」や「不自然さ」を回避

MDコードを熟知した医師に施術を行ってもらうことが前提となり、さらに安全性が高く、適応部位に合った製剤を選ぶことも重要なポイントです。顔の黄金比や立体感のバランスをしっかりと見極めて設計することができる医師はお客様からの評判がよく、症例件数も圧倒的に多いと言えます。

🧬フィラー注射とMDコードの関係性

MDコードはフィラー注射をより安全、かつ効果的な仕上がりに導くための「設計図」のような役割です。しっかりとMDコードを理解し、お客様の骨格や特徴に合わせて調整を行うことでより自然な仕上がりになります。
🔹フィラー注射の精度を高める!→従来の「シワを埋める」という単純な目的から進化し、顔全体の構造を立体的に捉えた施術が可能になります。
🔹リスクを最小限に→MDコードに従って注入することで、血管や神経を避けながら安全に施術ができるため、合併症のリスクも低くなります。
🔹個別設計がしやすい→顔の特徴は人それぞれ異なりますが、MDコードはその個性に合わせてパーソナライズされた施術プランを立てやすいです。

つまり↓MDコードをフィラー注射を組み合わせることで満足度が格段に上がります!!!

用語 説明
MDコード 顔の美的設計図。注入ポイントを解剖学的に体系化したガイド
フィラー注射 実際にMDコードに基づいて皮膚下に注入する施術方法

💡MDコードの違いを解説

比較項目 MDコード注入法 従来の直接注入法(シワ埋め注射)
注入の考え方 顔の構造・支点を理解し、根本的に持ち上げる 見た目上のシワ・くぼみをその場だけ埋める
注入ポイント 支えとなる骨の上(深層)中心 + 表層も調整 主にシワの表面(皮膚の浅い層)
アプローチの範囲 顔全体の立体バランスや**感情印象(老け感・疲れ顔)**まで設計 注射した部分のみ改善(パーツ改善)
仕上がりの自然さ 自然な表情・輪郭に仕上がる 注入部だけが盛り上がって不自然な顔になることも
持続効果 フィラーが骨格支持を補強するため比較的長持ち 表面処理のため変化が戻りやすい
使われる技術 MDコード、解剖学知識、製剤特性、黄金比など 医師の感覚や視覚判断に依存
リスク 正確な位置・深さで行うため安全性が高い(医師次第) 浅層注入で血管塞栓やしこりのリスクが高まる可能性あり

 

🧠たとえば・・・。(頬のコケ)

【従来法】:「こけて見える部分へそのまま注入」
→ふくらみはするが、原因部位(骨支持の喪失)にはアプローチできていない💦
→将来的に下垂やボリュームの崩れが起こりやすい
【MDコード】:「こけの原因である頬骨周辺(CK1.CK2など)を支えるように深層から注入
→顔の土台を整えることで、自然にこけが改善+リフトアップ効果も得られる
→表面のわずかな仕上げは浅層注入で調整(必要最小限)

結論

MDコードに基づいた注入は、「部分改善だけではなく顔全体の印象改善に向いた高度な手法」
より自然で若々しく、かつ長期的な効果を求める方にはMDコード法の方が圧倒的におすすめです!

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