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ダウンタイムを抑える!「マイクロカニューレ」について徹底解説!

目次

埋没法を調べているとき、「マイクロカニューレ使用」という言葉を見かけたことはありませんか。あるクリニックでは追加料金3,000円のオプション、別のクリニックでは標準装仕様。

「これって本当に必要?」「効果はあるの?」と疑問に思いますよね。

実は、マイクロカニューレは内出血や痛みを軽減する効果が科学的に認められている器具です。ただ、それだけでクリニックを選ぶのは不十分。

糸の種類、医師の経験、保証制度など、総合的に判断する必要があります。

この記事では、マイクロカニューレの仕組みから費用対効果、さらにクリニック選びで確認すべきポイントまで、わかりやすく解説します。

この記事でわかること:

  • マイクロカニューレの仕組みと科学的なメリット
  • 費用相場と「標準採用 vs 有料オプション」の違い
  • マイクロカニューレ以外にも確認すべき5つのポイント
  • 当クリニックの取り組みとよくある質問への回答
この記事を書いた人
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井上礎馬(PEGASUS CLINIC院長)

内科・泌尿器科と初期研修を含め勤務し、自ら美容診療を学ぶ。 その後業界最大手クリニックで7年間院長を務め、美容皮膚科・外科診療についても学んだ後、PEGASUS CLINICを開院。 「日本美容外科学会」「日本内科学会」「日本美容外科学会正会員」など全7つの所属学会認定医。

01そもそも「マイクロカニューレ」って何?

まず、マイクロカニューレとは何なのかを正確に理解しましょう。通常の針とはどう違うのか、どこで使われるのかを解説します。

先端が丸い「鈍針」で血管を傷つけにくい

マイクロカニューレとは、先端が丸い形状をした鈍針(どんしん)のことです。

「鈍針」つまり先端が尖っていない針で、通常の鋭い針(鋭針)と比べ、血管を傷つけにくいよう工夫された針を指します。

もともとはヒアルロン酸注射などで血管塞栓や内出血を防ぐために開発され、美容医療では「内出血しづらい針」として知られています。血管を傷つけないので腫れにくく内出血が起こりにくい特徴があります。

カニューレ(cannula)という単語自体は「管状針」「細い管」と訳されますが、マイクロカニューレは直訳すれば「極小の管」です。

では、通常の注射針と何がどう違うのでしょうか?

通常の針とは「針先の構造」が異なる!

従来の針(鋭針)とマイクロカニューレの比較図

通常の注射針(鋭針)は縫い針のように先端が尖っており、針の先端から液を注入します。一方でマイクロカニューレは先端が丸く鈍い針で、針の側面に小さな穴が開いています。そこから薬液を注入する構造です。

イメージしやすいよう言うと、先端がボールのように丸い針だと考えていただくとイメージしやすいですね。

尖った針(鋭針)だとダウンタイムも長くなってしまう

尖った針は刺さるように進むため血管に当たれば突き破ります。

しかし、丸い針は血管に当たっても押しのけながら進むので、血管を傷つけにくいのです。またマイクロカニューレは針先が開いていないため、目的の場所まで針を通してから横穴から麻酔液などを行き渡らせられます。

これにより、一本の穴で広範囲に注入でき、少ない穿刺回数で済むという利点もあります!

埋没の「麻酔注入時」にも使用される!

埋没法の施術でマイクロカニューレが活躍するのは、主に「麻酔注射をするとき」です。埋没法では通常、まぶたへの局所麻酔注射で内出血が起こり得ます。

そのため、丸い針を使えばそれを極力防げるのです。つまり、麻酔段階から内出血対策として使われています。

なお、実際の糸を留める施術そのものは通常の細い手術針で行います。その前段階の麻酔注射でマイクロカニューレが使われるわけです。

02マイクロカニューレでダウンタイムを減らせる理由!

マイクロカニューレには、大きく3つのメリットがあります。それぞれ、科学的な根拠とともに解説します。

理由1:「内出血リスク」が軽減さるから!

マイクロカニューレ最大のメリットは、内出血(青あざ)のリスクが格段に減ることです。カニューレ針は血管を避けながら進むため、内出血(青あざ)の原因となる出血自体を起こしにくい構造になっています。

先端が丸いため血管に当たっても貫通せず、コツンと当たると血管がスッと逃げてくれるイメージです。

細い血管網の中を縫うように進むので、大事な毛細血管を破りにくいのです。

実際、ある美容外科医は「通常の鋭針で起こる血管障害のほとんどは、マイクロカニューレなら防げた可能性が高い」と指摘しています。

ただし、100%内出血を防げるわけではありませんので、その辺りはしっかりと医師から説明を受けるようにしましょう!

理由2:針を刺す回数が減るから!

マイクロカニューレを使用することで、「針を刺す回数」も減ります。従来は広い範囲に薬を行き渡らせるため何度もチクチク刺して麻酔液を入れる必要がありました。

しかしマイクロカニューレなら1〜2箇所の小さな穴から一気に広範囲に注入できるため、刺す回数自体が少なく済みます。

刺す回数が減るということは、“刺す痛み”の回数も減ります。私たちはこういった「お客様の負担が減ること」もメリットだと思っています。

理由3:「腫れ」自体が少ないから!

内出血や腫れ・痛みが抑えられる結果、ダウンタイム(回復に要する時間)が短くなります。一般的な埋没法では、強い腫れは2〜3日、内出血が出れば消えるまで1〜2週間かかることがあります。

しかしマイクロカニューレを併用した場合、腫れや内出血が軽度で済むためより早く日常に戻れる可能性が高いです。

具体的には、例えば内出血がほとんど出なければ、術後数日〜1週間程度でほぼ見た目は落ち着きます。

もちろん個人差はありますが、「周囲にバレずに二重整形したい」という方にも、マイクロカニューレの使用を推奨しています。

03カニューレの“オプション費用”はどれくらい?

では、費用はどのくらいかかるのでしょうか?また、なぜクリニックによって「標準」と「オプション」で扱いが違うのでしょうか?

追加料金の相場は「4,000円前後」

マイクロカニューレのオプション料金はクリニックによって様々ですが、だいたいが3,000円〜6,000円程度です。

大手美容クリニックでは8,000円程度のオプションとなるケースもありますが、4,000円前後が一つの目安でしょう。

また「費用は使用する本数」による場合もあります(例:1本あたり○円)。

例えば片側の頬にフィラーを2cc入れる場合は2本使うので×2になる、といった具合です。

“標準採用”のクリニックもある(当院も標準採用)

マイクロカニューレを最初から全例に使用し、オプション料金を取らないクリニックもあります。

当院(PEGASUS CLINIC)も同様に、マイクロカニューレは標準で使用しています(後述しますが糸にもこだわり安全重視です)。

【院長コラム】標準採用なのは“売上げ”よりも「仕上がり」を重視したいから

近年、マイクロカニューレを採用するクリニックも増えてきましたが、そのほとんどが「オプション」であり追加費用になるケースがほとんどです。

私は美容業界に入る以前にさまざまな医療科に従事してきましたので、鋭針での内出血(青あざ)の残り方はもちろん、採用すべきメリット・デメリットまで触れてきました。それらを踏まえて、お客様が心から「可愛くなりたい・美しくなりたい」と思うのであれば、カニューレの採用をむしろ“標準化”するのが当たり前だと考えています。

  • 可愛くなりたいけど、痛そうだし…
  • 施術を受けたいけど、その後(出勤や通学)に影響したくない…

『器具で解決できるかもしれな悩みで、あなたの“なりたい”を諦めてほしくない。』院長の私、井上の判断で、これらの器具は標準採用(プラン内)に含むことを決めています。

04クリニックは「カニューレを使ってるか」で選んでいい?

マイクロカニューレは確かに大切ですが、それだけでクリニックを選ぶのは危険です。「縫合糸の種類」「術式」「医師の技術や保証制度」など、総合的に判断する必要があります。

ここでは、クリニック選びで確認すべきポイントをお伝えします。

①:使用する糸の種類と品質も大切!

埋没法で使用する糸には、ナイロン糸、ポリプロピレン糸、PVDF(アスフレックス)などがあります。糸の種類によって、持続性や仕上がりの自然さが変わります。

「器具だけでなく、素材にもこだわっているか」を確認しましょう。

アスフレックス縫合糸

例えばアスフレックス糸は、従来糸より劣化しにくく二重が取れにくい高品質糸です。こちらもクリニックによっては標準で使っていたり、追加料金だったりします。

アスフレックス糸は心臓手術にも使われる特殊素材PVDF製で、従来のナイロン糸等に比べ圧倒的に劣化しにくく、長持ちするのが特徴。

半永久的とも言える持続力があります。

糸が劣化・切断しにくいため将来的に二重が取れるリスクを最小限にできるのです。

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二重埋没法を検討するとき、「どのクリニックで、どの術式を選ぶか」に意識が向きがちですが、実は「どんな糸を使うか」が、仕上がりの美しさや持続性に大きく影響することをご存じでしょうか。 特に最近、「アスフレックス」という特別な糸の名前を耳にし、その効果や価値について気になっている方もいらっしゃるかもし

②:術式の幅と医師の提案力も確認!

埋没法にも多様な術式がありますし、場合によっては切開法等が向いていることもあります。あなたのまぶたに合った方法を提案してくれるか確認しましょう。

「幅広にしたいのに、無理に埋没で済ませようとしないか」などがポイントです。

「埋没法より切開法が向いているケースがあることも理解しておきましょう」という指摘もあり、あなたのまぶたの状態や希望に合わせて最適な術式を提案できるか、医師の経験と知識が問われます。

③:医師の経験と実績(症例数)をチェック!

医師の症例数や経歴も大切です。経験豊富な医師ほど失敗リスクを減らせます。器具や材料が良くても、医師の技術が伴わなければ意味がありません。

当院の院長は二重施術約8,000件の経験があるのはもちろん、施術はすべて院長が担当。

これは単に「だから技術がある」というわけではなく、術後の経過や「成功 or 失敗」までPEGASUS CLINICが責任を持って施術したい、という想いでもあります。

④:「保証制度の充実度」も見極める!

埋没法は取れる可能性がゼロではないため、保証の有無・期間を確認しましょう。

クリニックにより1年保証から永久保証まで様々です。保証期間内なら無料で掛け直しができるか、ライン変更はできるか等も比較ポイントです。

当院(PEGASUS CLINIC)も保証制度があります。Casualプランで3~5年、Basicプランで10年、Standard/Premiumプランは一生涯保証となっており、長期的な安心をお約束しています。

05マイクロカニューレに関するよくある質問

マイクロカニューレについて、よくいただく質問をまとめました。

Q1. マイクロカニューレを使えば内出血は100%防げますか?

A1. 100%ではありませんが、大幅に減らせます。個人差もありますが、通常針より内出血する確率・範囲ともに圧倒的に小さくなります。

Q2. 痛みは本当に無いのでしょうか?

A2. 感じ方には個人差があります。刺す瞬間の強い痛みはかなり軽減されますが、麻酔液を注入する際の膨張感など多少の違和感はあります。

Q3. 誰でもマイクロカニューレを付けるべきですか?

A3. 内出血や腫れを極力避けたい方にはお勧めします。一方、多少の腫れ・青みが出ても気にしないという方や、とにかく費用を抑えたい方は無理に使わなくても良いと思います。ご自身の優先度で判断してください。

Q4. マイクロカニューレにデメリットはありますか?

A4. 大きなデメリットはありませんが、施術に手間と時間が少しかかるためそもそも取り扱っていないクリニックもあります。また、真皮など硬い組織には通せないため、用途によっては使えない場合があります。(埋没の麻酔では問題なく使えます)

06手軽な整形だからこそ
できるだけ“ダウンタイムの少ない”技術を

この記事では、埋没法におけるマイクロカニューレの仕組みと効果、費用対効果について解説してきました。マイクロカニューレは内出血や痛み、ダウンタイムを軽減する効果が科学的に認められています。

ただ、それだけでなく、使用する糸の品質や医師の経験、保証制度なども総合的に確認することが、後悔しないクリニック選びには欠かせません。

記事のポイント:

  • マイクロカニューレは血管を傷つけにくい構造で内出血リスクを大幅に軽減
  • 費用相場は4,000円前後だが、標準採用しているクリニックもある
  • 糸の種類(アスフレックスなど)、医師の症例数、保証制度も確認すべき
  • クリニックの姿勢(安全重視か価格重視か)も判断材料になる

当院PEGASUS CLINICでは、マイクロカニューレとアスフレックス糸を標準採用し、追加料金なしで安全性と持続性を両立させた施術を実施しています。また院長は二重施術8,000件以上の経験を持ち、一人ひとりのまぶたの状態に合わせた丁寧なカウンセリングと自然な仕上がりを大切にしています。

まずは無料カウンセリングで、あなたの不安や疑問を何でもご相談ください。納得いくまでじっくりお話を伺い、最適なプランをご提案いたします!

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井上礎馬(PEGASUS CLINIC院長)

内科・泌尿器科と初期研修を含め勤務し、自ら美容診療を学ぶ。 その後業界最大手クリニックで7年間院長を務め、美容皮膚科・外科診療についても学んだ後、PEGASUS CLINICを開院。 「日本美容外科学会」「日本内科学会」「日本美容外科学会正会員」など全7つの所属学会認定医。

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