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ニキビの種類について

肌トラブルの代表格ともいえる「ニキビ」。

思春期だけでなく、大人になってからも悩まされることの多いこの肌トラブルは、実は種類によって原因や対処法が異なるのをご存じでしょうか?間違ったケアは、かえって悪化を招くこともあります。この記事では、ニキビの種類を分かりやすく解説し、それぞれに適したケア方法を紹介します。自分の肌状態を正しく理解し、健やかな肌を目指しましょう。

✅ニキビの種類

🔹白ニキビ(閉鎖面皰)
毛穴が詰まり、皮脂がたまって白く見える初期段階のニキビ。炎症は起こっていないため、適切なスキンケアで改善が期待できます。
🔹黒ニキビ(開放面皰)
毛穴が開いて皮脂が空気に触れ、酸化して黒くなったもの。汚れに見えますが、角栓の酸化が原因です。
🔹赤ニキビ(炎症性ニキビ)
毛穴の詰まりが悪化し、アクネ菌が繁殖して炎症を起こした状態。痛みや腫れを伴うことがあります。
🔹黄ニキビ(膿ニキビ)
赤ニキビがさらに悪化し、膿がたまった状態。強く触ると痕になりやすいため、慎重なケアが必要です。
🔹紫ニキビ(嚢胞性ニキビ)

皮膚の深い部分に炎症が起き、しこりや腫れができる重度のニキビ。皮膚科での治療が推奨されます。

📌ニキビの改善方法

ニキビの種類

ホームケア 内服 外用 レーザー治療
白ニキビ 低刺激の洗顔料で優しく洗う、保湿をしっかり行う ビタミンB群・Cのサプリメントを取る 角質をやわらかくする外用薬(サリチル酸など) ケミカルピーリング・ビタミンC導入
黒ニキビ 洗顔で毛穴の汚れを取り除く、角質ケアを取り入れる ビタミンC・亜鉛のとるのがおすすめ ピーリング剤(AHA/BHA)やレチノール配合の外用薬 ピーリング各種(ハイドラジェントルなど)薬剤導入(エレクトロポレーション)
赤ニキビ 刺激を避け、抗炎症効果のあるスキンケアを使用する 抗生物質(医師処方)・漢方薬の内服
※イソトレチノイン(アクネトレント)など
抗炎症成分(イブプロフェンピコノール等)含む薬を使用 ピーリング各種・薬剤導入・光治療など
黄ニキビ 膿をつぶさないように注意し、清潔を保つ 抗生物質・抗炎症薬(医師処方)が有効
※イソトレチノイン(アクネトレント)など
抗生物質の外用薬(クリンダマイシンなど) 排膿処置・ピーリング各種・薬剤導入
紫ニキビ 患部を刺激せず、できるだけ触らないようにする 抗生物質・抗炎症薬(医師処方)が有効。
ホルモン治療が必要な場合もあり
※イソトレチノイン(アクネトレント)など
皮膚科で処方される強めの外用薬 ピーリング各種・薬剤導入

✅ニキビ予防のポイント

🔹白ニキビ
洗顔:朝晩2回、低刺激で洗浄力の強すぎない洗顔料を使ってやさしく洗顔
保湿:洗顔後すぐに保湿。乾燥は皮脂分泌を促し、毛穴詰まりを引き起こします
生活習慣:脂っこい食事を控え、ビタミンB群を含む食材(納豆、レバーなど)を摂取
睡眠:十分な睡眠時間を確保して、ホルモンバランスを整える

🔹黒ニキビ
毛穴ケア:毛穴の詰まりを防ぐため、週1〜2回のピーリングや酵素洗顔が有効
保湿ケア:乾燥が皮脂の過剰分泌を招くため、しっかり保湿する
洗顔習慣:皮脂分泌が多いTゾーンは重点的に、こすらず丁寧に洗う

食生活:糖質や脂質を控えめにし、亜鉛やビタミンCを積極的に摂取

🔹赤ニキビ
刺激を避ける:洗顔やスキンケアで肌をこすらない、無理に潰さない
保湿と鎮静:グリチルリチン酸など抗炎症成分を含むスキンケア用品を活用
ストレス管理:ストレスはホルモンバランスを乱し、炎症を悪化させる要因に
睡眠と休息:質の良い睡眠で皮膚の回復力をサポート

🔹黄ニキビ
早めの対応:赤ニキビの段階でしっかり治療して、黄ニキビへ進行させない
適切なスキンケア:刺激を与えず、抗炎症・殺菌作用のある成分(例:イオウ、グリチルリチン酸)を含むスキンケア製品を使用
清潔の維持:顔や髪、手で触れないように意識し、常に清潔を保つ
皮膚科の受診:繰り返す場合は、早めに医師の診察をことで悪化を防げます

🔹紫ニキビ
早期対応:赤ニキビの段階で皮膚科を受診して治療を開始することが重要
洗顔と保湿:敏感肌用の製品を使い、肌への刺激を極力避ける
ホルモンバランスの調整:生理前後などホルモンの乱れによる悪化を避けるための生活管理
皮膚科と連携:自力での改善は難しいため、定期的な診察と治療を継続することが予防につながる

🧴肌タイプにあったスキンケア選びのポイント

🔹脂性肌(オイリー肌)
特徴:皮脂の分泌が多く、テカリや毛穴詰まりが起きやすい
おすすめ☟
・余分な皮脂を吸着するクレイ洗顔料
・ノンコメドジェニック(ニキビになりにくい)処方のジェルタイプ保湿剤
・AHAやBHAなどの角質ケア成分配合の化粧水

🔹乾燥肌(ドライ肌)
特徴:カサつきやすく、皮脂の分泌が少ない
おすすめ☟
・アミノ酸系の低刺激性洗顔料
・ヒアルロン酸・セラミド配合の高保湿化粧水や乳液
・アルコール・香料フリーの敏感肌向け処方

🔹混合肌(コンビネーション肌)
特徴:Tゾーンは脂っぽく、頬などは乾燥しやすい
おすすめ☟
・部位によって使い分ける部分用スキンケア
・保湿力がありつつ軽いテクスチャーのジェル保湿剤
・肌の水分バランスを整える弱酸性の化粧水

🔹敏感肌
特徴:刺激に弱く、赤みやかゆみが出やすい
おすすめ☟
・防腐剤・アルコール無添加の敏感肌専用スキンケア
・バリア機能を高めるセラミド入り保湿剤
・抗炎症成分(グリチルリチン酸、アラントインなど)配合の化粧水

 

💡まとめ

二キビは肌のコンディションや生活習慣、ストレスなど、さまざまな要因が絡み合ってできる肌トラブルです。正しい知識と自分に合ったケアを続けることで、ニキビは確実に改善・予防が可能です。肌の声に耳を傾け、日々のスキンケアを見直すことから始めてみましょう。肌質や症状に不安がある場合は、自己判断に頼らず専門医のアドバイスを受けることも大切です。軽度のニキビやニキビが1つだけできたなどの場合であっても放置し続けることによって悪化してしまうリスクがありますので早急な対応がカギを握ります。まずは、皮膚科への受診を行い、内服もしくは外用薬から始めてみるのが良いかもしれません。内服・外用ではなかなか治らない場合は美容皮膚科などでレーザー治療を行ってみるのも一つの方法です。ニキビ跡や色素沈着など後期トラブルに繋がらないためにも悪化する前に鎮静させていきたいですね。

 

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ペガサスクリニック担当者

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