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「しみ」と「肝斑」は治療法も原因も違う!?

「しみだと思ってレーザーを当てたのに、前よりも濃くなった気がする」
このようなお悩みでご来院されるお客様は少なくなりません。
実は一口に「しみ」と言っても種類があり、治療法を間違えると悪化してしまうものがあります。
その代表が、一般的なシミ(老人性色素斑)と肝斑(かんぱん)です!
見た目はどちらも茶色く似ていますが
✔できる原因
✔皮膚の状態
✔適切な治療法
は全く異なります。
しみはレーザーで「取る」治療が有効な一方で、肝斑は刺激を与えることで逆に濃くなることがあり、「まずは鎮める」ことが重要です。
このコラムではしみと肝斑の違いをわかりやすく解説し、なぜ治療の順番や方針が重要なのかを美容皮膚科の視点から丁寧にお伝えします。
「自分の肌はどちらなのか」「なぜ治療がうまくいかなかったのか」その答えがきっと見つかるはずです。

しみと肝斑は見た目は似ていても治療法が全く違うため、正しく見分けることが大切です。

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ペガサスクリニック担当者

美容医療の経験豊富な井上院長とスタッフが、常に「お客様視点」を意識して、分かりやすくタメになる専門美容知識を発信いたします。

シミとは?(老人性色素斑)

紫外線ダメージの蓄積によってできる、いわゆる「一般的なシミ」です。

【特徴】

・茶色~濃い茶色
・境界がはっきりしている
・ぽつっと点在することが多い
・年齢とともに増える
・頬、こめかみ、手の甲に多い

【原因】

・長年の紫外線
・加齢

【治療の基本】

・レーザー治療(ピコレーザがおすすめ◎)
・フォトフェイシャル
・内服(トラネキサム酸、ビタミンCなど)

 

肝斑とは?

ホルモン「バランスや摩擦刺激が関与する、デリケートな色素沈着です。

【特徴】

・薄い茶色~灰褐色
・もやっと広がる
・左右対称に出やすい
・頬の高い位置に多い
・30~50代女性に多い

【原因】

・女性ホルモンの影響
・摩擦(こする・洗いすぎ)
・紫外線

【治療の基本】

・内服(トラネキサム酸)
・外用(美白剤)
・低刺激のレーザー
・スキンケア指導が重要
※強いレーザーは悪化のリスクあり

項目 しみ 肝斑
濃い茶色 薄茶〜灰色
境界 はっきり ぼんやり
点在 面状・左右対称
原因 紫外線・加齢 ホルモン・摩擦
レーザー ◎ 効果的 △ 注意が必要

✔自己判断は要注意!→肝斑へ通常のレーザーを当てると悪化するリスクがあります。
✔実際は「しみ+肝斑」と混在している方が非常に多いです。

🧬「しみ」・「肝斑」ができる層

一般的なしみ(老人性色素斑)・「肝斑」どちらも【表皮】にできます!※一部、例外あり
①表皮👈 ★ほとんどの「しみ」・「肝斑」はここにできる!
②真皮
③皮下組織

🧠なぜ「表皮」なのに「肝斑は治りにくい?」

一見「浅い=治りやすい」と思われがちですが・・・。
✔ホルモン影響を受けやすい
✔摩擦で悪化しやすい
✔メラノサイトが刺激に敏感
という3つの要素から慎重に治療をしていかなければ「レーザー刺激で逆に悪化」することがあります。

⚠️「長期間の肝斑」や「刺激を繰り返した肝斑」は一部に【真皮メラノファージ】を伴うことがあります。これが「治りにくい肝斑」「再発しやすい肝斑」の正体です。

治療アプローチ
表皮 トラネキサム酸内服・外用
表皮 美白外用・摩擦回避
表皮〜浅層 低出力ピコトーニング

【肝斑】は「取る」ものではなく「摩擦を減らして鎮めるもの」

🧠なぜ「しみ」はレーザーで取れる?

✔色素が表皮に集中している
✔原因が紫外線ダメージ
✔ホルモンバランスの影響が少ない
という3つの要素からピコレーザーやQスイッチレーザーの効果が出やすいです。
⚠️ただ、「しみでも深くなる」ことがあります。「長年放置されたしみ」「炎症性色素沈着(PIH)」「強いレーザー後の色素沈着」は一部に【真皮メラノファージ】を伴うことがあります。


上図のような場合は✔薄くなるのに時間がかかる✔1回で取れない✔内服、概要の併用が必須となります。
「しみ」や「肝斑」治療はいつ行っても同じな訳ではありません。放置している年数が長ければ長いほど治療の回数や期間、費用が増えていくことをしっかりと知っておくことが重要です。

項目 しみ 肝斑
主な層 表皮(局所) 表皮(びまん性)
分布 点・斑点 面・左右対称
レーザー ◎ 効果的 △ 悪化リスク
原因 紫外線 ホルモン・摩擦

「しみ」と「肝斑」は一部、共通点はあるが、原因は別物です!
同じ茶色でも発生メカニズムが違うため治療も分けて考える必要があります。

【共通点】※どちらにも関与するもの


✔紫外線
✔皮膚刺激(摩擦・炎症)
✔メラニン産生の関与
ただし、関与の「強さ」と「役割」が違うのがポイントです。

項目 しみ 肝斑
主因 紫外線 ホルモン・刺激
紫外線 原因そのもの 悪化因子
摩擦 あまり影響しない 重要
ホルモン ほぼ無関係 強く関与

💡ここが1番大事!
原因が違う=治療を間違えると悪化する

例1)→肝斑を「しみ」と誤認→強いレーザーを当てる→【悪化】肝斑が濃くなる
例2)→しみを「肝斑」と誤認→治療が進まず、満足度低下

「しみ」と「肝斑」は同時に治すことはできない?

結論から言うと👉「同時並行で治療はできるが、同じ方法で一気に治すことはできません」
しみと肝斑の混在はとても多く、治療には順番と使い分けが必要です。
なぜ、同時に一気に治せないのか?👉理由はシンプルです。✔しみ:レーザーで「壊す」✔肝斑:刺激を避けて「鎮める」

💎効率的な考え方

01.まず肝斑を「安定」させる

✔トラネキサム酸・ビタミンC・ビタミンE内服
✔低出力のレーザー(ピコトーニングが◎)
✔摩擦の回避指導
✔紫外線ケア
✔必要に応じて美白外用
「取る」ではなく「暴れているメラノサイトを落ち着かせる」ことが目的となります。

02.しみ治療

✔肝斑が落ち着いていればルビーフラクショナルでしみに充てる
✔トラネキサム酸・ビタミンC・ビタミンE内服継続
✔摩擦を回避継続
✔紫外線ケア継続

03.最後に全体のトーンを整える

✔トラネキサム酸・ビタミンC・ビタミンE内服継続
✔摩擦回避継続
✔紫外線ケア継続
✔ピコトーニングで全顔の色調を統一化
✔美白外用薬で全顔の色調を統一化

「しみ」と「肝斑」が混在している場合、基本的には「肝斑治療」から開始することがほとんどです。
✔肝斑治療でしみが悪化することはない、むしろ多少薄くなる
✔しみ治療から行うことで肝斑が悪化するリスクはある
この2つの要素から肝斑治療をから開始することが多いです。ですが、「肝斑」というものを初めて知った!「肝斑は気にならない」「しみの部分だけを取りたい」そんなご希望をいただくことも多く、しっかりとリスクや治療効果を伝えた上でしみ治療からご希望され場合は、肝斑が濃くなるリスク了承の上でしみ治療から行う場合があります。この場合はどれだけ肝斑悪化のリスクを抑えられるかがカギとなるため、内服の併用と摩擦回避、紫外線ケアはもちろんのこと当院ではデルマシオでトラネキサム酸+ビタミンCを肌の土台部へ一緒に導入することをおすすめしております。併用したからと言って肝斑は100%悪化しないというわけではありませんが併用していただくことで悪化のリスクを下げることが可能となります。

肝斑治療にかかる期間は?

肝斑治療は基本的に【内服】+【レーザー治療】を併用して行います。当院では美容内服(トラネキサム酸・ビタミンC・ビタミンE)+ピコトーニングデルマシオでの治療となります。肝斑が軽度であれば5回程度(通院期間約3~4か月)、中等度であれば10回程度(通院期間約5~6か月)、重度の場合は20回程度(通院期間約1年)が目安となります。
ピコトーニングデルマシオの通院間間隔は2週間ごとがおすすめですが多少感覚が当てても問題はございません。夏場は紫外線が強く、日焼け止めの塗り直しを行っても汗で取れてしまう可能性が高いためレーザーの頻度を落としたり、夏場を避けて秋ごろから治療を開始する方も非常に多いです。

しみ治療にかかる期間は?

しみ治療も肝斑治療と同様で基本的には【内服】+【レーザー治療】を併用して行います。当院では美容内服(トラネキサム酸・ビタミンC・ビタミンE)+ルビーフラクショナルデルマシオでの治療もしくはピコスポットデルマシオでの治療となります。

【ルビーフラクショナルでしみ治療】

ルビーフラクショナルは全顔へ点状照射を行い3~5回程度で濃いしみ・薄いしみどちらにも効果実感をしてもらえるしみ治療に特化したピコレーザーです。✔濃いしみと薄いしみが混在している方✔しみが両頬や全顔にたくさん広がっている方✔長いダウンタイムが取れない方におすすめです!ルビーフラクショナルは1か月間隔でも通院が必要となります。

【ピコスポットでしみ治療】

ピコスポットはしみの部分にのみピンポイントでレーザーを照射します。強い出力で当てるため施術後は茶テープでしみの部分を保護する必要があります。茶テープは約1週間程度、常に貼っている必要があります。濃いしみへの反応は良いですが、薄いしみにはあまり反応が良くない場合があります。✔濃いしみが気になる方✔しみが数カ所にしかない方✔茶テープを貼ることができる方(ダウンタイムがとれる方)におすすめです!

肝斑としみの見分け方について

まず、注目すべきポイントはここ💡
✔左右対称・もやっと広がる👉【肝斑】
✔点状・境界がはっきりしている👉【しみ】

症例写真

施術名 ピコトーニング
施術の説明 「ピコ秒」という極めて短い照射時間で行うレーザー治療で、最小限のレーザー出力で最大限の効果を発揮するため、より早く確実な効果を実感することができます。シミ、くすみ、肝斑にも施術可能となっています。
施術のリスク(副反応) 発赤・ヒリヒリ感・乾燥・ざ瘡悪化:数日程度
施術の価格 144.000円(税込)~

施術名 ルビーフラクショナル
施術の説明 正常な組織への損傷を抑えながら、表皮から真皮乳頭層のシミやアザなどの色素のみ破壊することができます。
施術のリスク(副反応) 発赤・灼熱感・乾燥・痒み・かさぶた・点状出血・シミが一時的に濃くなる:数日~1週間程度
施術の価格 190.000円(税込)~

しみと肝斑は、見た目が似ていても原因も性質も、そして治療方針もまったく異なります。しみは紫外線の蓄積によってできるため、適切なレーザー治療で「取る」ことが可能です。一方で肝斑は、ホルモンバランスや摩擦などの影響を受けやすく、刺激を与えることで悪化してしまうこともあるため、まずは肌を落ち着かせる治療が必要になります。
また実際には、しみと肝斑が同時に混在しているケースも非常に多く、その場合は治療の順番や方法の見極めが結果を大きく左右します。
「早くきれいにしたい」という気持ちが強いほど、自己判断や強い治療を選んでしまいがちですが遠回りをしないためにも最も大切なのは今の肌状態を正しく診断し、適切な方針で治療を進めることです。当院では1人ひとりの肌状態を丁寧に診察したうえで、しみ・肝斑それぞれに合わせた無理のない治療計画をご提案しています。「自分のしみはどのタイプなのか」「過去の治療でうまくいかなかった理由を知りたい」そのような方はぜひ1度ご相談ください。

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美容医療の経験豊富な井上院長とスタッフが、常に「お客様視点」を意識して、分かりやすくタメになる専門美容知識を発信いたします。

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診療科目 美容外科 / 美容皮膚科
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