【肌育注射】リジュランi(アイ)って何?効き目や変化が出やすい部位を院長が解説!
目次
「リジュランiって、実際どうなの?」 名前は聞いたことがあっても、本当に効果があるのかまでは分からない。そんな状態でこの記事にたどり着いた方が多いと思います。
SNSや口コミには「効果がない」という声もあれば、「受けてよかった」という声もあって、どちらを信じればいいのか迷ってしまいますよね。
当院では、リジュランiのほかにオルチャン注射など複数の肌育注射も扱っています。 どれも肌の細胞に働きかける注射で、特定の製剤だけを売り込む立場ではありません。 だからこそこの記事では、リジュランiの「効くこと」と「効きにくいこと」の両方を正直にお伝えします!
- リジュランiとはどんな注射で、なぜ肌に効くのか
- 特に変化を感じやすい悩みと、目元・クマへの効果
- 推奨の回数・ペースと、費用の目安
- 痛み・ダウンタイム・副作用など、施術前に気になる疑問
- リジュランi以外の選択肢(オルチャン注射など)
この記事を書いた人
井上礎馬(PEGASUS CLINIC院長)
内科・泌尿器科と初期研修を含め勤務し、自ら美容診療を学ぶ。 その後業界最大手クリニックで7年間院長を務め、美容皮膚科・外科診療についても学んだ後、PEGASUS CLINICを開院。 「日本美容外科学会」「日本内科学会」「日本美容外科学会正会員」など全7つの所属学会認定医。
01リジュランiってどんな注射?

ひとことで言うと、「休んでいる肌の細胞を起こして、コラーゲンをつくる力を取り戻す注射」です。
シワを埋める注射でも、たるみを引き上げる注射でもありません。 この違いが分かると、あとでお話しする「効くもの・効きにくいもの」の理由もすっと腑に落ちるので、まず仕組みからお話しさせてください。
そもそも肌育注射とは?
リジュランiは、「肌育注射」と呼ばれるジャンルの注射です。
肌のハリや弾力は、「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」という細胞がつくるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸によって保たれています。 この細胞、若いうちは毎日せっせとコラーゲンをつくり続けてくれています。 ところが25歳を過ぎる頃から徐々に働きを弱め、まるで冬眠するように休んでしまうんです。 年齢とともにハリやキメが失われていく大きな原因は、ここにあります。
私は、肌育注射のことを「休んでいる細胞を起こす注射」と呼んでいます。 今あるシワを埋めて隠すのではなく、休眠しかけた細胞に刺激を与えて、肌が自分でコラーゲンをつくる力を取り戻していく。 これが肌育注射の考え方です。
「サーモン由来」ってどういうこと?
リジュランiの有効成分は、PN(ポリヌクレオチド)といいます。 サーモン(鮭)の白子から抽出された、DNA由来の成分です。
「魚のDNAを顔に入れるの?」と、少しぎょっとするかもしれません(笑)
PNには、組織の再生を促し、コラーゲンやエラスチンの生成を刺激する性質があります。 これを肌に注入すると、先ほどの線維芽細胞が「起きて!」と声をかけられたように働きを再開します。
ただし、細胞が起きてから実際にコラーゲンがつくられ始めるまでには、1〜2ヶ月ほど時間がかかります。
リジュランiならではの特徴は?
リジュランiは、小じわが目立つ方や、肌全体の質感を改善したい方に向いていて、当院では特に細かいシワにお悩みの30代以降の方から選ばれています。
なお当院には、リジュランiとボトックスを組み合わせた当院独自の「オルチャン注射」もあります。 どちらも「細胞を起こす」という同じ考え方の注射です。違いは記事の後半で紹介しますね。
では、この注射は実際に何に効くのでしょうか。ここからが本題です。
02リジュランiは何に効く?
結論から言うと、いちばん変化を感じやすいのは「小じわ」と「くすみ」です。 一方で、たるみのようにほとんど期待できない悩みもあります。 なんにでも効く注射ではないからこそ、自分の悩みに向いているかどうかを先に確かめてください。
特に変化を感じやすい悩みは?

私は日々の診療をもとに、製剤ごとの効果をスコア化しています。リジュランiの評価はこちらです。
図のとおり、高いのは「小じわ」と「くすみ」。 目元や口元の小じわ・ちりめんじわ、肌全体のくすみの改善が、最も実感しやすいところです。
続いて、肌のハリ・ツヤの回復や毛穴の引き締め。 こちらは1回で変わるというより、施術を重ねるうちに実感しやすくなっていく部分です。
目元・目の下やクマにも効果はある?
皮膚が薄い目元や目の下にも、施術は可能です。
実際、リジュランiとボトックスを組み合わせたオルチャン注射では目の下や額が人気の部位で、目元の細かいシワのケアに使われています。
ただし目元はとてもデリケートな部位のため、施術直後は一時的にポコポコとした凹凸が出ることがあります(詳しくは後ほどの「よくある質問」でお話しします)。
クマについては、少し注意が必要です。
クマの原因は血行不良や色素沈着、皮膚の薄さなど人それぞれで、骨格のくぼみや深いたるみが関わっているクマには、リジュランiだけでは十分な変化を感じにくい場合があります。 まずはカウンセリングで、ご自身のクマのタイプを一緒に確認させてください。
【院長コラム】『ボトックスは症状に、肌育注射は原因に効く』という考え方

SNSを見ていると「リジュランiは効果がない」という口コミを稀に拝見します。
医師の技量をはじめ、もちろんいろいろな背景があるとは思いますが…、一番大きな要因は『ボトックスやヒアルロン酸と同じ即効性を、リジュランiにも期待してしまうこと』だと思っています。
ボトックスやヒアルロン酸は、今ある「しわ」や「たるみ」という症状に直接働きかける治療です。打ったその日や数日後から見た目が変わるので、効果がとても分かりやすい。
一方の肌育注射は、症状ではなく、肌が老化する「原因」に働きかけます。
原因とは、線維芽細胞が休んでしまったこと。 細胞を起こして、肌が自分でコラーゲンをつくる力を取り戻すまでには、どうしても時間がかかります。
つまり、打った翌日に鏡を見て「変わってない」と感じるのは、ある意味で当然なんです。
効いていないのではなく、まだコラーゲンがつくられている途中だから。 焦らず続けることで肌細胞そのものが若返り、長い目で見て肌質が変わっていきます。
ヒアルロン酸やボトックスとの詳しい違いは、肌育注射(スキンブースター)の解説記事にまとめています。
【適齢期はいつ?】肌育注射(スキンブースター)の効き目や推奨年齢を院長が回答!
「ヒアルロン酸と何が違うの?」「種類が多すぎて選べない」「本当に意味があるのか確かめたい」。 肌育注射に興味を持ちながらも、こんな疑問が解消されないまま検索している方は多いのではないでしょうか。効果の出方に時間がかかるという側面も含めて、仕組みから費用・向いている人まで院長が詳しく解説します!
03リジュランiは何回受ければいい?費用はいくらかかる?

基本のペースは「月1回×3回」です。
なぜ「月1回×3回」が基本なの?
理由は、線維芽細胞の性質にあります。
せっかく刺激を受けて働き始めても、この細胞はしばらくするとまた休眠状態に戻ろうとしてしまうんです。 細胞が再び眠ってしまう前に次の刺激を与え続けることで、コラーゲンをつくる働きが定着していきます。
間隔を空けすぎると効果が積み上がらず、逆に詰めすぎても細胞が反応する時間が取れません。 『月1回』は、そのバランスを一番良く取れる間隔です。
「ずっと毎月通い続けるの?」と心配になるかもしれませんが、そうではありません。 3回の基本コースを終えたあとは、半年〜1年に1回程度のメンテナンスでよい状態を維持できる方が多いですね!
【院長コラム】当院が肌育注射を何種類も取り扱っている理由

大手の美容クリニックは、どうしても慎重になりがちで、新しい治療法をすぐには取り入れない傾向があります。 一方で、当院のような個人クリニックは、自分たちが「本当によい」と判断したものを積極的に取り入れることができます。
実際、当院にはリジュランiだけでなく、線維芽細胞を起こすという同じ考え方の注射が何種類もあります。
たとえば当院独自のオルチャン注射は、リジュランiと同じPN系をより高濃度にした処方で、私の実感では小じわへの特化度はリジュランiを上回ります。 濃度や組み合わせの違う選択肢を揃えることで、お一人おひとりの肌の状態やご希望に合わせた提案ができるようにしています。
私たちが複数の製剤を用意しているのは、「とりあえずリジュランiをおすすめする」ということをしたくないからです。
売り文句ではなく、肌の状態に合った施術を選んでいただくための選択肢だと考えています。 肌育注射全体の比較については、別の記事で詳しく解説しています。
【院長が効果比較!】肌育注射の種類別で評価!年代別/肌悩み別に選ぶべき製剤は?
「リジュランとジュベルック、どっちが自分に合うの?」「プロファイロって何がいいの?」 肌育注射に関心を持って調べ始めると、聞いたことのない製剤名が次々と出てきて「種類が多すぎてわからない」「どれが自分の悩みに合うの?」と迷ってしまう方も多いはずです。 当院でもさまざまな肌育注射を取り扱っており、
04まとめ:リジュランiで肌の土台を整え、最適な治療を見つけよう
リジュランiは、サーモン由来のPNで休んでいる線維芽細胞を起こし、肌を根本から変えていく注射です。 効果がすぐに出ないのは、今ある症状を隠すのではなく、肌が老化する原因そのものに働きかける治療だからです。
- リジュランiは「休んでいる細胞を起こす」肌育注射
- 最も変化を感じやすいのは小じわとくすみ。デリケートな目元にも施術可能!
- 基本は月1回×3回。コース後は半年〜1年に1回のメンテナンスで維持できる方が多い!
リジュランiが自分に合うのか、それとも別の施術の方がよいのか。 迷ったときは、ひとりで悩まずに、まずは当院のカウンセリングでご相談ください。 肌の状態を見た上で、合う施術をご提案します!
この記事を書いた人
井上礎馬(PEGASUS CLINIC院長)
内科・泌尿器科と初期研修を含め勤務し、自ら美容診療を学ぶ。 その後業界最大手クリニックで7年間院長を務め、美容皮膚科・外科診療についても学んだ後、PEGASUS CLINICを開院。 「日本美容外科学会」「日本内科学会」「日本美容外科学会正会員」など全7つの所属学会認定医。